お決まりの日々?

2009年も残り二月。終わりよければ全て良し。

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2.18企画続き(?)

我々は福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じ支援します
という企画に賛同する記事の続き(?)。

最善を尽くした上での、嬉しくない結果には、
少なくても自分の経験からは、人は寛容であるように思う。

しかし、自分以外の要因がそこにあった場合は、
小さくてもそれを主因にしたくなる、
その気持ちを私は否定する事ができない。

たとえば、
風邪をひいていなければ、試験に受かっていた。
前の晩、きちんと眠れていれば、試験に受かっていたのではないか?
周りがとやかく言わなければ、実力を発揮できたはず。
(全て、私自身が思い、いやそりゃちがうやろ、と
 自分ツッコミをしたものです)
「親切な」周りは、そうだよね、と言ってくれはしたけれど、
どれも私を納得させはしなかった。

福島大野病院事件でお亡くなりになった妊婦さんは、
担当医が未熟だったゆえの医療ミスで命を落としたのでしょうか?

警察、検察、そしてご遺族は、そう信じたいようですが、
客観的事実からは、そうは思えません。
犯人がいるとすれば、それは病気です。
その病気を、未来において「逮捕」出来る可能性があるのは、
未来の被告医師と、彼と同じ産婦人科医です。
しかし、警察、検察、御遺族は、
被告医師を「殺人者だ!」と糾弾しました。

被告医師は証人台の上で言いました(11回公判)。

あの状況で他のそれ以上の良い方法が思い浮かばないでいます。
できる限りのことは一生懸命しました。

『ロハスメディカルブログ』様‐「福島県立大野病院事件公判傍聴記(全)」より

患者さんが亡くなってしまったという結果は変えられない、
重い事実として受け止めると言われましたが、
あと出しジャンケンですら、考えられる方法は他になかった。

私の全くの想像ですが、
精一杯、やれるだけの事に全力でやった彼には、
後悔しようと思っても後悔はできないと思います。
その材料がないから。

そして、彼の発言に嘘偽りがないことを、
周産期医療の専門家、権威と言われる大先生方が
揃って後押ししていています。


裁判を起こすな、とは言いません。
前の記事のも書きましたが、それは守られるべき権利です。

そして、私も含め、人はそれぞれ違います。

医療機関を訪れる患者さんは、
もちろん、他の小売店やサービス業などの顧客である事が普通で、
医療関係以外の職種の中にも、クレーマーと呼ばれる種族が
表舞台にも幅を利かすようになってきたことは、
少しでも社会に関わったものならば、実感されているはずです。
実際、クレーマー対策の本は多く出版され、
いくつかは、増版を重ねています。

愛する人の死はとてもショッキングなものです。
それが予期せぬものであれば、なおさら。
前回帝王切開で前置胎盤であるから、と
より大きな病院を勧められ、
分娩前一ヶ月以上前に入院してください、
子宮を取る可能性がありますと説明を受けていても、
それを理解、実感出来ていなければ、やはり
その妊婦さんの症例は、死の危険があった出産であり、
その危険が現実のものとなったとは、受け入れられないのでしょう。
(第12回公判、御遺族の発言より、推察)

人のパーソナリティやメンタリティは、それぞれで、
死を受け入れられない過程がとても長い人が居ても不思議じゃない。
その期間が、故人を愛していた度合いに
比例するかと否かといえば、そうとはいえないと、
長く連れ添った相手を失った話を聞く立場が、
他の人よりも多分多いであろう経験からは言えると思うが。

愛する人の死を受け入れられない。
その理由は何か。
宗教の有無だろうか。
その他、色々な原因、己の後悔も含め、があって、
「愛する人の死」からからなかなか脱却できない人がいても
不思議じゃない。
『ロミオ&ジュリエット』のように、後追い自殺をするパターンもある。
『マノン』では病に倒れた愛する女性のなきがらを抱いて絶叫した。
『タイス』は病に倒れた愛するものの死を受け入れられず嘆いた。

もしそこに、自分の後悔が、
自分のああしてやればよかった、ああしなければよかった、等が
あれば、それを見たくない故に、
他の非を大声で非難し、
自分の大きな声に自分自身を納得させて心の平安を保とうとする
機構が働かないだろうか(冒頭の私のアホな例のように)。
そして、悲しみにくれる人の周りにあつまる、
「優しい」人達は、それで彼らの悲しみが少しでも楽になるのならと、
無責任にその気持ちを後押ししてくれちゃったりする。

そこにマスコミがやってきて、あなたは悪くない、と
お涙頂戴、勧善懲悪ストーリーを作り上げ、大々的に報道し、
新たな被害者を、同志よ、と活動を広げる機会とうかがっている
例の団体などが、べったりと
色々な思いで泣きぬれている遺族に張り付くのも、
現代日本に見られる残念な風景として、珍しくはないが
警察・検察という、第三者が権力を振りかざして関わってくると話が違う。

功を得たいがための勇み足だと、上層部がとりなせばいいものを、
署を上げて表彰。
そして、「クーパーを用いた時点で殺人者」という
外科系医療にちょっと触れたものには、笑死ものの理由で
被告医師を激しく糾弾し、正義の味方ごっこに酔う。

なくなられた妊婦さんの病気が、癒着胎盤という
10000人に2人という珍しい、そして難しいだけでなく
予見も困難な病気であり、
被告医師は、出血に対して、
ファーストチョイスの主義、胎盤剥離を丁寧に行ったが
止血は困難であったので、
次なる手である、輸血を行ないながら子宮摘出をし、
そのかいあって止血できた。
その後、閉腹中に突然のVfがおこり、心停止になった。
麻酔科医と心肺蘇生を行なったが妊婦は亡くなった、という
経過だったと私は理解しているが、
このとおりであれば、全くのセオリーどおり。
どこに間違ったところがあるのか、私には分からない。


どうすれば、この狂った裁判を止めることができるのだろう。

そう思いながら、2.18企画に賛同された、
当ブログのリンクに入れさせていただいております
お勧めサイト様の記事にあたっていました。

おお!これです!
検察側証人が、ゼロになってしまえば、裁判は続ける事が難しいでしょう。

『ななのつぶやき』様−「2月18日に記す」

引き受けた先生も、まさかこんなことになってしまうとは、思っておられなかったでしょう。
専門外だけれど、誰も引き受けてが居らず、困っているんだったら、
と仏心で手を出してしまわれたに違いないと私は思っています。

今、先生はどうされているのでしょうか?
産科医や他科医の矢面にたたされ、
また、自らも医師として、弁護側医師の無理が無い理論に
しんどくなられていませんか? (以上意訳)
と、第一線で働き、癒着胎盤も大野病院事件後に経験された
なな先生は気遣われます。

そして、仲間として、力を貸してくださいと呼びかけられます。

どうか勇気を持って、検察側証人を降りて下さい。

この事件のために、日本中の医師たちが悲鳴を上げています。
一日も早く裁判に終止符を打ち、
壊れかけた医療を、
我々の愛する産婦人科医療を、
共に守って行っては、下さいませんか。



なな先生ご自身も、現場で働く産婦人科医として
この事件に深く心を痛めてられておられるのに、
「敵だ」と責めません。

奇しくも、この医師もまた、別件で今度は被告側として、
訴訟に関係する事になりました。
この件も、私が聞くには、またそりゃまれな症例なんじゃ、と
思うようなこと。

なな先生の思いやり溢れる呼びかけが、T教授に届く事と願います。


その他、2.18企画に賛同するブログ様は多くあられますが、私の心に
特に特に響いたブログ様を、以下に挙げておきます。

『新小児科医のつぶやき』様-「2.18企画」
この企画を今年もしてくださったサイト様

『ある産婦人科医のひとりごと』様‐「あれから2年」
去年、トラックバックくださいました。ありがとうございました。
前記事で、データをいただきましたし、いつも読ませていただいております。

『産科医療のこれから』様‐我々は福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じ支援します
協賛ブログ一覧o(^-^)o..。*♡があります。
福島大野病院事件についての目次も見やすいです。

『スーザンのスーザン的世界』様−「産婦人科医が忘れてはいけない日」

(前略)病気の人が死ぬのは、医者のせいではないのだから。
手をつくして治療しても、ダメだった、という場合は当然あるのだから。
そして、2年前に医者が逮捕されたこの事件は、どう考えても
医者のミスなんかじゃないのだから。
(中略)
人はいつか必ず死ぬ。
誰かのミスで死ぬのは無念だろうが、ほとんどの死は誰のミスでもない。
どんな医療を尽くしても、回避できないのが、死、という人間の運命だ。
それが受け入れられない社会には、尽くすべき医療も存在しえない。

suzan先生はドライな文体で、読ませる天才だと思います。

『日々是よろずER診療』様‐「2年前の今日を思う」
マスコミの初報を載せておられます。
上のsuzan先生の記事にもありますが、マスコミは初めから
初めに医療事故ありきの報道を今回も行なっており、
そこに出てくる報告書をもとに、被告医師が逮捕された。
当時からいかに問題のある報告書、
なんちゃって救急医先生が、何度もブログで訴えておられる
後知恵バイアスのかかったものであったかを、
日経メディカルの記事を引用して明記されています。

『日々のたわごと』様‐「我々は福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じ支援します」

万全だと思っていても、予測できないことが起きることもあります。医療は100%じゃない……誰もが理解していて、だけど誰もわかっていないことになっていませんか? アイシーのヒル魔の名ゼリフじゃないですが、『1%負けるんだぞ』って常に誰もが考えてないと駄目なんです。もちろんそれは、医師や看護師といった医療関係者が全力を尽くしても。完璧にやっていても起こりうることなんです。
 白血病から生還する人もいますが、風邪で死ぬ人もいるんです。



『天漢日乗』様‐「2.18企画 我々は福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じ支援します」

少子化の日本では、産科医は貴重な医療資源です。医学的事実を無視した警察の手によって、1人の熟達した産科医が現場から引きはがされているだけでなく、この事件の影響で、全国のお産の現場から、医師が立ち去り、産科志望の若い医師が減っています。
わたしはK先生の無罪を信じます。人間は「死を避けられない存在」であり、お産は「母子共に命の危険がある」営みなのです。不幸な病死がすべて、「医師による過失死」だと認められるようなことがあれば、日本のすべての医療現場で、命に関わる治療を懸命に続けている先生達は、やがて立ち去らざるを得なくなるでしょう。
日本の医療が崩壊するかどうかは、この裁判の行方にかかっていると言っても、過言ではありません。



『レジデント初期研修用資料』様‐「社会の情報構造」
2.18企画、とは直接的には書かれていないけれど、
medtoolz先生のおっしゃる事もそうだよなあ、と納得する部分があったので。
声を上げる事は大切かもしれないけれど、それに酔ってはダメ。
一つ一つが叫んでも、うまくはいかない。どうするか考えているし、
皆で知恵をあわせたら、誰かがひらめくのじゃないかというエントリーだと思う。

医療という分野は、系の「頭」ではありえないし、マスコミも、厚生省も、みんな転びつつある社会を構成する部品ではあるかもしれないけれど、社会を転ばせたくて、何か嫌な行動をおこしている人はいないんだと思う。

(中略)

社会を構成する「筋肉」相互の通信を阻害する、お互いの不振を煽って、緊張でガチガチに固まった社会構造の上にあぐらをかいて、「変わらない世界」から利益を貪っている人がいるんだと思う。

「変わらなさ」というインフラにフリーライドした人達が、変化しないこと、流れが変わらないことに投資しながら、なおも「団結しましょう」なんてスローガン叫んで、「系」としての社会から外れたところで、転びつつある社会を指差して嘲笑う。そんな人達を探し出して、変化する世界を受容してもらわないといけない。



『さあ 立ち上がろうー「美しい日本」にふさわしい外科医とは』様‐医学史上最悪の刑事事件ー医療者のこころの傷は消えない
検察側証人を専門外であるにもかかわらず引き受けたT教授に対し、
外科医Atsullow-s caffee先生は手厳しいです。
でも、これがプロフェッショナルである医療者の特徴もあると私は思います。
プロだから自分にも他人にも、その職に関するところでは厳しいのです。
それでも、逃げ道をこっそり用意されているところが、優しいなあと感じます。

『ふと思うこと』様‐「我々は福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じ支援します」

 患者さんも医師も、共に必死に戦ったのです。
 でも、病気にも運命にも抗いきれなかったのです。
 誰が悪いのでもない と思います。

誰が悪いのでもないのに、お前が犯人だと
医師に罪を求めて行なわれている裁判は本当にばかげていると思います。

『freeanestheフリー麻酔科医のひとりごと』様‐「2月18日」

胎盤癒着も白血病などと同じく“病気”に他ならない。

「残念ながら薬石効なく・・」という事態を許容できないなら,医療自体が成り立たなくなる。

2年前の2月18日以降,私の医療に対する考え方は大きく変化した。中心静脈カテーテルなど侵襲のある手技はなるべく避け,(私ひとりで麻酔しているためだが)大出血する可能性のある手術の麻酔は断るようにしている。飛行機や新幹線でドクターコールに遭遇しても無視するつもりだ。

これは私だけではないはず。救急搬送受け入れ不可能が各地で多発している重要な理由のひとつに“リスク回避”が挙げられるだろう。

医療崩壊ドミノ倒しの,最初のコマを倒したのが大野病院産婦人科医師“不当逮捕”事件だったと言っても過言ではないと思う。



『がんになってもあわてない』様‐「2006年2月18日から2年」

 医師とご遺族のどちらが正しいとか間違っているとかいう問題ではない。警察や検察の行動として、明らかにおかしいと思う点が、いくつもある。
(中略)
証拠となるカルテなどはすでに警察に押収されていたようだし、家庭を持ち、責任ある立場で日常診療をおこなっていた医師である。証拠隠滅や逃亡の恐れがあるから逮捕拘留が適当とは、どうも納得できない。身柄を拘束して、マスコミにも大々的に報道させるというのは、警察権力を世に示すパフォーマンス以外に、どういう意図があったのだろう。
(中略)
 ご遺族のことばで「ミスがないならなぜ死んだんだ」というものがあった。このことばが、問題点を端的に表しているように思う。ミスがなくても人が亡くなることはある。「ミスがなければ死ぬはずがない」というのは、可能性の大小は言えても、絶対になかったと言える場合は皆無である。
(中略)
 大野病院事件では、県の事故調査が十分に行われて決着したはずの事故報告書から、警察が動き出して逮捕につながった。厚労省の案も自民党の案も、遺族代表の方の主張も、「医療事故調の報告書は裁判の証拠として使える」ことになっている。この構造をそのままにして、医療事故が起きたときに事故調さえあれば正しい事故調査が速やかにスムーズに進むと考える方がおかしいだろう。やはり事故調に関しては、今の浅い案のまま拙速に進めるべきではない。

 もう一度いうが、大野病院で2004年の12月に帝王切開された妊婦さんが亡くなったその場所に、他の医師が代わりにいたら助かった可能性が高いとはどうしても思えないので、亡くなったことは当該医師の犯罪ではないと考える。

他の医師でも助けられなかった。だから被告医師の罪ではないという説、
私は分かりやすいと思いました。
福島大野病院事件だけでなく、事故調の問題点も分かりやすく挙げて下さっています。

以後追記予定。

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『おねがいマイメロディ』で三期まで
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柊恵一青年を中心とした感想跡地、
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私は柊恵一さんを演じた声優さんの一ファンです。
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