お決まりの日々?

モモの節句でございます。

星『ハプスブルグの宝剣』『BOLERO』

ミク日記書いて、メール送って。するともう5時。
皇室日記が始まってました。

大劇場は6時間後に開演。ココで寝ると寝坊する!
なので、お風呂にも入りたかったし、湯船で寝ることにしました。
広いお風呂で、お酒が入っていたりすると、死ぬこともあるようですが、
ウチは狭いので顔が水面に沈むということはありません。

せっかくの大劇場。前ニ作は観ていないので、三作振りの星組なのに、
徹夜明けか……。寝ないようにしなければ、とミント飴持参。

堂々たるトップさんで、明日が大劇楽ということもあるでしょうが、
しっかりできている、芝居として成立していました。
一本調子で面白みがない、と思っていた歌も、
堂々と聞かせる、情感のこもったものになっている。
得意のバレエ(ダンス)は、一層大きく、どーんと存在感を示している。
関節が柔らかくて、四肢や体躯がしなやかで綺麗な動線だよなあと、
うっとりと観ておりました。

残念なのは、衣装が、ショーブランもそうだったけれど、
黒トーンで華美ではないこと。恵まれたスタイルの持ち主なのだから、
ここは派手なコスプレ衣装を着こなして、もっと目を楽しませて欲しい。
ショーのトートツなアフリカ部分に出てきた、
トートツな総スパンコールのギラギラ衣装じゃなくて、
豪奢とか華麗という言葉が似合うような、物語を感じさせるような衣装をですねえ、
ぜひ恵まれた体躯をお持ちのレオンさんにと望んでしまう。

動きの美しい人だと思う。体の使い方を知っているのだろうなあ。
集団で踊るダンスの中に入っていた二番プリエのような動作が、
群を抜いて美しかった。


ミュージカル『ハプスブルグの宝剣』

物語は、スケールの大きい(深い)、自分探し。

<勝手にあらすじ>

男には希望があった、夢があった。
男にはそれを形にする力があり、ヘブライ語の聖書(?)のドイツ語訳をやりおえた!
これぞ一世一代の大仕事だ、と名誉で胸を熱くして故郷に戻れば、
同胞からは総スカン。
褒められるどころか、「神を冒涜した」と嘆かれ、
異端児扱いを受けて大ショック。

彼には恋人がいて互いに深く愛し合っていたけれど、
彼女の両親からは彼がユダヤ人なので交際を認められない。
夢も希望も失った、僕の居場所は君の傍にしかない、
君と一緒にいるときだけ、生の実感がある
と恋人にすがったところ、恋人は優しく受け入れてくれたけれど、
彼女の恋人の親が決めた許婚が登場して決闘を申し込まれる。
彼には武才もあったので、許婚をあっさり下したけれど、
それをよしとしない許婚側の人たちに銃で打たれて川に転落した。

死んだか、と思わせる状況であったが、
実は重傷で、オーストリア皇女の夫に拾われて助かっていた。
以後、ユダヤ人であることを隠して武将として活躍する。

恋人とそっくりなオーストリア皇女(第一子妊娠中)に甘い思いを抱くが、
向こうも彼のまっすぐな瞳に揺れたか、と押したところで、
ユダヤ人とばらされ、視界に入れるのもイヤ、という扱いをうけて落ち込む。
女王となった彼女のために頑張っても受け入れてもらえない現実が辛くなり、
死に場所を探す。

戦場で大勢の敵に囲まれ攻撃を受け、これでやっと死ねる、と思えば、
今度はユダヤ人に拾われ命を救われた。
「希望が大事」と彼に説くユダヤ人少女が大事なものと彼に差し出した本、
それこそが、
彼の挫折の始まりであった、同胞に受け入れてもらえなかった大仕事、
彼の訳本を写したものだった。

夢も希望も取り戻せた。
怪我も治り、懐かしい街の懐かしい橋の上にいると、
かつての恋人が変わらぬ姿で現れ、
「おかえり、エリー」と抱きしめてくれた。
めでたしめでたし。

「待っていたんだ。えらいね」と言えば、先輩は
「もう許婚と結婚したのでは?」と、身も蓋もない……。ぐうう。
テレジアが子どもを三人(?)産んだ時間は流れているわけなので、
厳しいものがある。
でも、彼女はかーなーり強情な娘さんなので、
街中でエリーにエリーの姉が助けられた、という情報が入ったら、
生きていればいつか必ず自分の元に帰ってくる、と
頑固に一途に待ちそうな気もする。

タイトルは、重傷の彼を助け、
一方通行の友情で彼を助け続けた、
オーストリア女王の夫フランツの独り言から。
「彼こそハプスブルグの宝、ハプスブルグの宝剣だ」
と本人は大感激して言っていたが、誰も聞いちゃいないし、
同意も得られなかったと思う。(ユダヤ人ってばれているから)
あんなに大事にしているのに、
エリーさんったらちっともフランツに応えてあげないんだもんなー。

さてその一人上手で夢見がちの男、フランツがすごい。
彼自身はプリンスで由緒正しい身だが、入り婿になった。
閣僚と彼の妻である女王との話に口を出せば、彼女の立場に障るからと、
何も言わない、何もしない。
妻のことはとてもとても愛していて、近くにいてメンタルサポートをしている。
妻を褒めまくって、自信をもたせる。
いつも豪華な衣装を纏い、衣装よりも輝く美貌で微笑んでいる。
ただのヒモあつかいはされじと、偉そうな位をもらってきて箔をつけている。

疲れたわ、と思って、周りをみれば、
見事な超美形が自分好みにおしゃれして、微笑を浮かべている。
君は素晴らしいと絶賛してくれ、愛していると抱きしめてくれる。
自分の役に立てないかと、いつもなにやら努力しているが、
その成果を俺のお陰だとアピールすることはなく、
彼の力があっての成功も、「君が素晴らしいから」と言う。
しかも、こそっと自分につりあう権威をゲットしていて、
女性に気を使わせないなんて、
働く女性のサポーターとしての一つの大々理想形かもしれぬ。

男は美しければそれで結構。お金や名誉、地位などは、私が全部持っているから、
というようなことを、
男性に求める条件を尋ねられた、ジャンヌ・モローが答えた、と
美輪明宏さんの著書で知ったが、フランツは美しいだけじゃないからすごい。

この作品の脚本・演出が、景子先生だと、終演後先輩に教えてもらったが、
そういえば景子先生の作品には、彼女の理想であろう、
物分りがやたらとよい男性が、「脇役で」登場することが多いなあ、
と思い至り、合点がいった。

そして景子先生作品の主演さんは、
人間性がちょっと(?)ゆがんでいることが多いように思う。

エリーさんは、彼に友情を注いでくれる主君の妻が、恋人そっくりだと、
彼女に自分を認めてくれないかとやたらと頑張っていたが、
(夫にゾッコンである妊娠中の妻に、俺に興味があるんだろうといって
 激しく迫ってみたが、ひっぱたかれた)
いくらそっくりでも女王は恋人と違う人なのに。
姿が大事で中身はどーでもいいんかい?

恋人への執着も、奪われたから取り戻したいというようにも見えて、
恋人はエリーを強く、家族に大反対され続けても貫くほどに
愛していたのは確かだが、エリーが彼女を「愛していた」かどうかは疑問。
彼が自分を見失わないために、彼女が彼を愛しているという事実が、
彼女の姿が見えなくなれば、瓜二つの女王が彼に心を寄せることが「必要」であったとは
思うけれど、それは「(狭義の)愛」ではないと私は思う。

それらすべてをひっくるめても、
とても楽しめたので、この作品はいい作品なのだ!
ハンガリー軍の士官(?)で、エリーくんのマブダチ役さんが
輝いていたことも良かった。退団だからいいポジションなのかは知らないが、
物語の中で生きている感じがする、血を感じる芝居だった。


休憩の後はショー。
『BOLERO』-ある愛-
今の時期に、鳩で、愛、ときくと、ゾッとする。鳩が逃げた、などと聞くと、捕まえろと思う。早く辞めて~。
ラベルの『ボレロ』で始まったショーは……。

冒頭から嫌な予感しかしない。
頭に羽が付いたあれは、『レビュー’99』から、何度も観てきた。
衣装の色が好みじゃない。
そして何より大道具の力のいれどころがヘン。
さらに突然のアフリカ。
クサノに違いない、と思いました。

大道具に描かれた顔の目が光ることに何の意味があるのか?
無駄な予算をつかうなら、シャンシャンに掛けて欲しい。

男役に女役やらせるの好きですよね、クサノせんせ。
でもメイクを変えている暇がないから、
男役の顔のまま、女役の衣装を着ているから、でかい、こわい。
(すずみんガールは可愛いほうだった)

男役のまま踊っているレオンさんに絡むと、
「レオン君が食われる」と思うほどに怖い。
もとが綺麗な女の人って知っているだけに、これは何の罰ゲームか!
綺麗な人たちが、華麗に舞い踊る姿を観に大劇に足を運んでいるというのに、
そんな罰を受けないといけない覚えはないぞ。
ショータイトルでもある『BOLERO』のシーンは、泣きたくなった。
私の『BOLERO』のイメージが、女性ダンサーによるものが強いからかもしれない。
彼女のような痩身の女性たちが、男役メイクで女性であると分かる衣装で踊る姿が辛かった。
 
主演二人が互いを求め合っているのにすれ違って、やっと逢える、
……同じような話を星組でみましたよ『レビューオルキス』、
というお馴染みストーリーなのに、
どうして女性が別の男に乱暴されるというエピソードを今回は挟むよ?

恋人が助けに来て未遂に終わり、彼の胸の中で安堵するというシーンがあればまだしも、
恋人は一切登場しない。助けにも来ないし、彼女が受けた苦痛のことも知らない。
そんな辛い話は観たくないよ。

でもまあ、裸足フェチでもあるらしい私としては、
ダンサーが裸足(に補助具をつけた)で踊る姿を観られただけでも大満足。
足の指の曲がり方もきれいだよなーと、
舞台写真集『ル・サンク』に載っていないと期待したけれど、
そこまでは映っていなくて残念。(こういうときにマイノリティだなあと思う)

レオンくんとねねちゃんのコンビは、初めて見たが、とても似合っていると感じた。
ねねちゃんの背中のそりがとても綺麗で素敵だった。
かわいいメイクも、芝居で見せてくれた高貴なメイクもきれいだよね。
別の人のように、それぞれ素晴らしかった。

今回もチケットをとって下さった先輩、ありがとうございました。
花『虞美人』、月『スカピン』のチケットもありがとうございます。
『スカピン』でレオンくんが演じたショーブランが、月組では役代わりだから、
二回見たいといわれてましたね。私は役代わりもたのしみだけど、
主演の人が好きなので、ニ回彼女の歌を聞けたらいいなあと思います。
これからもよろしくおねがいします。

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たまり(ょ)

Author:たまり(ょ)
『マイメロ』の柊恵一さん中心感想や、奈良大淀病院事件の傍聴記録を書いていました。

現在は、感想や日記を時々。
スポットライト(好きな人しか目に入らない視野狭窄)状態で、片寄ってます。

何となくの傾向インデックス
・「某Oさん」や「花柄の君さま」などと表記させていただいている声優さんのファンなので御出演作♪
『おねがいマイメロディ』シリーズ(終了)
・『電王』以降のスーパーヒーロータイム
宝塚歌劇感想
・他ドラマなど
・医療破壊に関しては涅槃の境地にいけたらイイナ♪
リンク先=『麻生太郎オフィシャルサイト』さんスキー♪

チベットを知るために-人権問題(ダライラマ法王日本代表部事務所)

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