お決まりの日々?

モモの節句でございます。

『黒い手帖』

新しい職場は朝、ラッシュ最盛期に向かっても、
都市部に向かう人の波と反対なので、椅子を確保できる。
長い通勤時間だ~と思ったけれど、思わぬ読書時間を確保できて
ホクホクしている。

同じ職場にラッシュ最盛期の夕方、研修のために向かうと、
帰宅する人たちの第一波にばっちりぶつかるので当然座れるはずもないのだが、
研修も毎週じゃなくなってくると思うので、割り切る。

今日読み終わった本。
黒い手帖 創 価 学会「日本占領計画」の全記録黒い手帖 創 価 学会「日本占領計画」の全記録
(2009/02/27)
矢野 絢 也

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著者の、公明党と、その支持母体である創価学会の絶対的指導者池 田名誉会長への
愛が行間に溢れていて、それらにひとかけらも思慕の念がない私には、
読むのがしんどかったです。ご本人の感情の流れをメインストリームに据えておられるので、
同じ話が何度も出てくる。

守りたいという愛と、つよい愛着(洗脳といいかえてもいいかもしれません)ゆえ、
各エピソードはかなりオブラートに包まれており、
書いたら彼が守りたいと強く願っている存在の足元をすくってバックドロップ、
瀕死状態に陥らせることができるようなことは書かれていません。

それでも今まで見聞きしたこと、体験した事実とリンクさせられ、
一層の恐怖の気持ちを抱いてしまう内容でした。

著者のスタンスは一貫しています。
本編に入る前のp41

本書は大恩ある池田大 作名誉会長、そしてわが愛する公明党への生命を賭した私の建白書である。


「日本占領計画」とおどろおどろしい名前を付けられた、
最終章の締め、つまり本自体の締めが、

今ほど、創価学会と公明党が世の中に必要とされている時代はない。

だったので、噴きました。
もちろん、彼が望むのは、自分が活躍していた時代の、

古き良き公明党

であり、
訴訟相手の、変わってしまった創 価学会(公明党)ではない。
著者が背負っていた時代の公明党は良かった。
支えてくださった大恩ある池田先生も素晴らしかった。
池田先生が著者が望まぬ方向へ進み、公明党が名誉会長への絶対信仰ゆえ変になってしまったのは、
池田先生が他に類を見ない絶大なカリスマ性がある素晴らしい人物であり、
それゆえ弟子が意見できなくなってしまったからで、「先生は被害者」といっていい。
すごく残念。自分と同じ心を持った人たちが、まだ学会にいるはずだから、
師を愛するなら、(著者のように「生命を賭して」忠告してあげて~~!、
(著者が活躍していた)古き良き時代の公明党、創 価学会よ、池田先生よもう一度、
と、わが青春の輝き、「昔は良かった」話に思えました。
しかし、彼が内部の人であった時期にも、スライド誹謗中傷が行われており、
それが改善された話は私の耳には届いていない。

「昔は良かった、今の若いモンは」話が面白くないのと同様、
心理的な高揚感が得られる本ではなかったのですが、
今もマスコミが書くことを許されていない創 価学会のやり方のさわりが、
ソースつき実名で、一般図書として出版されたことは意義があると思います。

図書館で借りてください。

p221~225の選挙戦略についても、「熱心な」お願いを受けた経験からすれば、
なるほどその通り、システマティックなのだなーと思わされたので、
著者が書く、古き良き公明党への郷愁と(昔の)池田先生への愛でぼかされている内情は、
正しいものだと感覚で知りました。

実際、知人とその家族が受けた被害は、著者が受けたようなものの比ではなかったです。
でも、どういう教義で動いているのかと知ることは、理解につながりました。
さらりと述べられるにとどめられていましたが、
「創 価学会への弾圧を阻止」というより、“裁判沙汰の多さ”ゆえ、
合法的な日本占領計画(S49~S50頃)の第二段階、真っ先に抑える3大臣のポストに
「法務大臣」が出ているのでしょう。

現在の千葉無法大臣の存在が、忌避感を強めます。

何よりも気持ち悪かったのは、著者の書きぶりに病識を感じないところ。
古き良き時代を肯定していますが、それはすなわち、
「天下を取れ」「創 価大国をつくれ」と著者らにハッパをかけた
池田氏の肯定であり、
他の議員を「マインドコントロールされている」と指摘する本人が、まだまだ
洗脳から抜け切れていない例なのだと思わされました。
現にあのときの自分はどうかしていた、と当時の行動を冷静に振り返り、
反省する文章が、一つもありません。
それどころか、政策を置いても、池田先生をお守りすることを優先した自分は
間違っていなかった、自分は大切に思う学会を池田先生を守りきったと、自画自賛されており、
このような師思いの人間は他にはいない、なのになぜ、と愛されない恨み節が続きます。

反旗を翻した、といわれていても、こういう人は、あっさりこんと
吸収される例を見ます。

卑近な例で著者には申し訳ないと思う気持ちもありますが、私のブログなので
個人的な感想を述べます。

恋人のため良かれと思ってした愛ゆえの行動(学会の小さな問題にならない点を出すことで、
大きな問題をカムフラージュするような雑誌連載でもって、学会はまずまず健全であることを
アピールし、執念の占領計画を進ませようとする「愛」)を非難され、
一方的に(精神的)暴力を振るわれた。混乱の中、
「昔はそうじゃなかった、彼(女)は変わってしまった」
と自分は望ましい立場を維持している、間違っていないと主張する。
だからといって、変わってしまった恋人を愛情の裏返しで憎んだり、
無関心になってしまうのではなく、相変わらず思慕しており未練たらたら。
「あなたが変わってくれたら、いつでも(正しい私は)受け入れ、
 愛するあなたにこの身を捧げる準備がある。信じて待っている!」
とスピーチしているような感じがする。
(だから、「あなたの言うとおりだ。辛い思いをさせたね」と一言出れば、
 今どんなに暴力を受けていたとしても、
 昔の良き時代の思い出を否定したくない一心で戻ってしまうのだろう、DVみたい)

人は変わる。人の集合体も変わる。
彼と彼が仰いでいた師の意向が違っただけ。
ヤバさは別にして、好みの問題。

著者が未練たらたらで愚痴ってくれたお陰で、
当然出ているはずの、意図を持って隠ぺいされていた情報を得られたことは
良かったと思います。

以前に紹介した本です。
カルトからの脱会と回復のための手引き――〈必ず光が見えてくる〉本人・家族・相談者が対話を続けるためにカルトからの脱会と回復のための手引き――〈必ず光が見えてくる〉本人・家族・相談者が対話を続けるために
(2009/02/10)
日本脱カルト協会JSCPR

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意訳ふくむ個人的まとめ。

p196
「総 体革命」とは、
 政界、官界、言論界、教育界、法曹界など権力の中枢機構に、人材を送り込み、
影響力を行使しようとする戦略。
 法曹界や外務省職員の学会員は3桁を下らない。
 各省キャリアにも数人から数十人はいるといわれている。地方公務員や小中学校教員となれば数万人にも及ぶはずだ。
 しかも学会は、これらの公職に就く学会員を組織化している。
 たとえば外務省の学会員組織は「大鳳会」、学会検事は「自然友の会」などという、
一見何だか分からない親睦団体の名を借りて総括されている。
 創価大学の学生には公明党というバックがあるうえ、学会系の企業も多いので、
就職には事欠かない。創価大学生は官庁への就職も、公明党の後押しがあり有利である。

☆一言感想
 雅子妃関連の記事で「大鳳会」の名前を見たことがあります。
妹さんが創 価学会の雑誌のグラビアに登場し、その雑誌の国会図書館蔵の、
該当ページが切り取られたという記憶もあります。
参考

・雅子夫人が平成17年1月18日六本木全日空ホテルにて外務省時代元同僚3人(全員男性、3人全員が大鳳会メンバー)と夜遅くまでディナー、密談・会食していたことが週刊文春にすっぱ抜かれた
 注*大鳳会<おおとりかい>・・・外務省内の創 価学会会員のグループ。

『潮』1994年1月号<“杉サマ”のもう一つの顔、ハノイで小和田礼子さんとのひとコマ。



p290
 S49かS50頃、合法的で綿密な日本占領計画が練られており、
その段階的プログラムができていた。
第一段階:自民党との連立政権をつくる。
 学会創立50年のS55年が目標。
第二段階:大臣のポストを三つ取る。具体的には、
・法務:創 価学会の弾圧を阻止。
・文部:宗教法人を管轄している文部を押さえる。創 価学園、創 価大学。
・厚生:公明党は福祉に特に力を入れている。
第三段階:政権の完全掌握
 その後、勢力を拡大し、総理大臣のポストをとることで、
政権を完全掌握、天下取りを現実にする。


p298
 池田名誉会長の執念深さは、世間の人が考えているほど生やさしいものではない
池田氏の性格からいって、それがどのような形になるにせよ、
「日本の占領」という野望は決して諦めることはないだろう。
事実、創 価学会による日本の政治ジャックは着々と進みつつある


学会表の集票システムとその影響

p218~225あたり、他。

 学会が定めたスケジュールにそって、学会員も公明党候補者も動く。
学会幹部が決めた方針どおり正しく進められているか、サボリはいないかの
「連絡、報告、確認」のチクリフィードバックが徹底されており、
それにより、学会員はランク付けられ、問題と考えられたものには、
学会より、「指導」が信者、候補者、その家族に行われる。
システマティックな選挙票集めシステムなので強い。


■学会員

選挙パンフ1000万部を学会員は有料で購入する。(一部100円でも、10億円になる)

第一段階「全国交流」
 個々の学会員が手弁当で、友人・知人・親戚縁者に直接訪問して、比例区の票固め
第二段階「地域交流」
 地元都道府県の重点選挙区を中心に、人脈をたどっての個別訪問
第三段階「地元交流」
 学会員居住地近所を回って、党の候補者の投票を依頼する。
 最も大切な足場を固める活動。
第一~三段階を数回繰り返し、確保できた票を「報告」する。
これは、聖教新聞購読、地域座談会無欠席、会員獲得運動とともに、
ランク付けの基準になる。(ランク付けには寄付も関係する)
(※財務(寄付)
 寄付をすればするほど功徳があり、おカネが回ってくると説く。
 多額の寄付をしたお陰の成功談を学会員に聞かせる。)

 学会員にとって選挙と信仰は直結しており、対立候補は
「民主党は仏敵だ」を合言葉にしたり、その消滅を願って祈り続ける。

選挙活動をする上で、学会員が乗り越えなければならない3つの壁。
一つ目、「何とかなるだろう」という壁。
 創価学会の教えを広く知らしめるための闘いで、
「なんとかなるだろう」ということはない。断固、自分の力で勝利してみせる
二つ目、「何度も行くとしつこい」と言われる壁。
 しつこいと熱心は紙一重。乗り越えると「あなたは熱心だなあ」と賞賛に変わる。
三つ目、「投票に行ってくれる人は少ない」という壁。
 確実に投票に行くように仕上げていくことが大事だ。

☆「熱心」な勧誘に迷惑をした身としては、恐怖をひしひしと感じます。

p161
 創 価学会の教義では「仏法、国法(国の法律)、世法(道徳)」のうち、
最上位に置かれているのは仏法、事実上の「池田教」だ。
池田さんが「国法より仏法が上」といえば、社会的不正も犯してもかまわんとなるから、
罪の意識さえなく、犯罪集団化してしまう。
 池田氏自らが、選挙違反で罪に問われた学会員に「法難賞」を贈り、讃えている


■公明党議員

 公明党議員候補者が長々と政策を披露すれば、学会の幹部から怒られる。
 個々宅を訪問し、学会員の心に響くフレーズ、
「学会と池田先生をお守りするために命をかけて頑張ります」を繰り返し、
米つきバッタのように頭を下げて握手する。要するに内部では、
政策より信心に訴えるのが、公明党選挙の鉄則なのだ。

 元々信者であるうえ、学会員丸抱えで当選させてもらった公明党議員は、
学会に頭が上がらない。身も心も学会とその「永遠の指導者」である池田先生に捧げ、
「池田先生をお守りすることが私の使命である」と刷り込まれている。
 党としての方針と「池田先生をお守りすること」がぶつかり合った場合、
一も二もなく先生をお守りする行動が優先される

政治家と言う立場より、学会員としての立場の方がはるかに強い。

☆…と、長年公明党で活動した著者が証言しているのだからすごいことだと思います。

p240
 学会の公明党支配構造は強化された。今では公明党議員や議員の秘書も、
学会ががっちりと掌握している
。学会が秘書や職員を直接指導して、
議員の行動まで監視・報告させている。

p282
 公明党は今や、与党であり続けることこそが使命になっている。
池田名誉会長と創 価学会を守るためには、与党という立場を捨てられない
 公明党は学会票という切り札を持っている限り、政界での影響力を行使できる。
与野党伯仲となれば、なおさら学会表の価値は跳ね上がる。二大政党時代といわれながら、
第三党の公明党、そのバックにいる創 価学会が政権を意のままに操れる力を得ている。


マスコミ対策

p135
 学会は豊富な資金を使って、新聞や雑誌に出版物をはじめとする広告を常時、掲載している。
マスコミ各社にとって、とくに今のような不況で広告収入が減ると、
コンスタントに出向してくれる広告主は非常に重要になる。
 学会を怒らせるような記事は掲載しにくいし、事前に察知した学会が
掲載を中止させる。

p179
 カネは力だ。多額の広告費はメディアの口封じに効果をもたらす。
現に某オピニオンリーダーの新聞は、学会のスキャンダルを全く報道しない

p200
 出版社や新聞社に勤める学会員の皆さんが
情報をリークしたケースが、あったやもしれない。


スライド誹謗中傷の例
p154
 学会の宿敵妙観講を誹謗中傷するビラが大量に撒かれた。
政界進出、他教団との抗争、盗聴、尾行、教団トップの女性関係など、
書かれた内容は全て創 価学会が過去に行ってきたことや、
批判を受けている事柄ばかり
だ。


 ブログ記事を公開でアップした後、気がかりがあって、グーグル先生にお尋ねしました。
ブログの書き方が、学会批判ととられると、
コメントスクラムをかけられるなどの制裁がくると、その実例と共に
知ることができました。
 好きではない、という好みの問題であり、批判ではありません。
何を信じるかはその人の自由です。信者の皆さんにあるのと同様、私にも自由があります。
行き過ぎた熱心さが迷惑になることも事実です。
 このブログを以前より知ってくださっている方には誤解される可能性は低いと思っておりますが、
人海戦術×検索で、悲しませてしまうことは望みません。
いくつかの単語内にスペースが入っているのは、そのためです。
 ご理解くださることを望みます。

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たまり(ょ)

Author:たまり(ょ)
『マイメロ』の柊恵一さん中心感想や、奈良大淀病院事件の傍聴記録を書いていました。

現在は、感想や日記を時々。
スポットライト(好きな人しか目に入らない視野狭窄)状態で、片寄ってます。

何となくの傾向インデックス
・「某Oさん」や「花柄の君さま」などと表記させていただいている声優さんのファンなので御出演作♪
『おねがいマイメロディ』シリーズ(終了)
・『電王』以降のスーパーヒーロータイム
宝塚歌劇感想
・他ドラマなど
・医療破壊に関しては涅槃の境地にいけたらイイナ♪
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