お決まりの日々?

モモの節句でございます。

ハッピーエンドは望めない?

 『電王』シリーズは、主役交代de『超・電王』になっても売れてしまったゆえ、『電王』時代にはなかった、主人公野上良太郎が、ものすごく不幸になっている、続編を喜んだ私が愚かだった、もう終わって、という妄言、「ハッピーエンドは望めない」のつづき。


 良太郎が、彼が周囲の近しい人たちのことを愛おしいと思った事件、彼の感情が動かされた物事それぞれについても、似ている部分はあっても、少し、でも絶対に違うそれに関する記憶を持っている人たちを守るために、特異点である彼は、時間を守るための戦いを続ける。
 時間とは記憶ではあるというような説明が(TV版や『俺、誕生!!』)ではされていたように思うが、それは誰の記憶なのか。誰の時間、記憶を守っているのか。記憶が人の生きた証とするなら、彼が守りたい対象の記憶の中に、元の良太郎はいない。生きてきた時間をたがえてしまった姉とは両親の話もできない。(なくした写真の代わりに、絵が現れた、とか、プレゼントが届いた、という小さなバグではない)デンライナー空間は異世界であるから、この地上に、彼のこれまでの人生と重ねて生きてきた、共通した思い出を持っている人は誰も居ない。
 そしてそれを理解してくれる人も、地上には誰もいない。完全な、孤立、孤独。

 彼でない自分とともに過ごしてきた記憶を持つ人たちの存在を守るための戦い。それはどんな孤独な戦いか。
 『電王』の戦いは、元々、誰にも知られない、感謝されない戦いであったけれど、それでも、時間を守ることはすなわち、彼の大切な人を守る戦いであったから(特異点である彼は、ハナのようにデンライナーで生き残ることができる)、やる価値を見出せたと思う。
 しかし、その大切な人たちが、彼が大切に思っていた人たちとは違ってしまうことが分かって、それでもなお、似ているけれど違う人たちを守るための戦いを続けさせられている。『電王』という仕事なんだから当然でしょう、といわんばかりに。特異点であるかぎり、彼の死は、その時間の崩壊を意味するから、死ぬこともできない。これを「不幸体質」という重さのつりあいの取れないコトバで片付けてしまっていいのか。

 あまりの孤独に、彼の妻になる女性が、特異点である可能性を夢見た。
 夢はすぐに潰えた。一つの時代に特異点は一人(『俺、誕生!!』)。彼女が彼に関する記憶をたがえないためには、彼が特異点でなくなる必要があり、時間が特異点の乗り換えをした後の彼は、愛理さん達と同じ状態。記憶をすりかえられたとしても、それに気づけない。
 つまり、今度は、彼女が彼の代わりに孤独になる。
 もしかしたら、特異点体質の後遺症で、乗り換え後も記憶は変わりません、というのが後付されるかもしれない、と救いを求めた。老齢期になって、自分の記憶と、変化した「現実」との相違に対応できなくても、周囲は痴呆症だからと片付けるからOKなのか。・・・・・・どっちにしろ救いがないように思う。

 ああ、ただ、好きになった、そして今でも好きな人たちに、幸せになってほしいと願っただけなのに。
 願いが大きすぎて、災厄を呼んでしまった。(災厄=商業主義、金儲け主義)

 元は、夢のように七色の虹の光のままに光る美しい布だったのに、使用期限を過ぎても無理をして使いまわしているうちにほころびがでて、めぼしい補修(財源投入)もなく使い古され擦り切れて、輝きも失われ、雑巾のようになっても、過去の愛フィルターでごまかされている人たちがいる間は、稼げるだけ稼いでおけとやたらめったら使われて、しっかりゴミになってから捨てられる。
 キャラクターを会社の看板スターにするなら、スーツぐらいは新調しろよ、と思う。これからも使うんでしょ。どうして、その状態で写真をとらせちゃうの。大事にしていない証拠を残しちゃうの。

 好きな作品だから、好きになった以上は最期まで、どんなに辛くても見届けようと思って覚悟は決めていたつもりだったけれど(金儲け主義は本当にえげつないから)、どうなるのかなあ?

 悲観的なことを書きながらも、私はまだ、新シリーズになっても、一連の作品が好きだ大好きだ、と胸を張っていいたいという希望を失ってはいません。
 YELLOWの公開前である、この時期にこれを書いているのには意味があるのです。

 ・・・・・・もし、YELLOWが、トリオジー前ニ作よりダメ(私的評価)なら、未来を望む気にはなれない、だからとてもこんな妄言は書けないという後ろ向きの理由もあるけれど、それよりも多く、しぶとく期待をこめて。
(あきらめない強さ、信じて待つ強さ、思いを乗せる強さは、はやぶささん研究者の皆さんが見せてくれたじゃないか)

 期待をこめて。意志でもって。
 やっぱり、電王はいいな。いろいろちょっとした(?)もやもやすることはあっても、これからも見たいな、と思わせてくれるだろうという、希望をつないで。
 だから、こんなことをノートに書いてみるだけでなく、ブログという形で公表したくなったのだと思います。

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たまり(ょ)

Author:たまり(ょ)
『マイメロ』の柊恵一さん中心感想や、奈良大淀病院事件の傍聴記録を書いていました。

現在は、感想や日記を時々。
スポットライト(好きな人しか目に入らない視野狭窄)状態で、片寄ってます。

何となくの傾向インデックス
・「某Oさん」や「花柄の君さま」などと表記させていただいている声優さんのファンなので御出演作♪
『おねがいマイメロディ』シリーズ(終了)
・『電王』以降のスーパーヒーロータイム
宝塚歌劇感想
・他ドラマなど
・医療破壊に関しては涅槃の境地にいけたらイイナ♪
リンク先=『麻生太郎オフィシャルサイト』さんスキー♪

チベットを知るために-人権問題(ダライラマ法王日本代表部事務所)

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