お決まりの日々?

モモの節句でございます。

良い世の中になったものだ。

知事が、公式ブログの中で、
マスコミに報道されていることの下で、
何が行われているか、
つまり、
何が隠されていたかを、公式ブログで発表できる。

それに、私達は、興味さえあれば、自分の目で確かめようとする心があれば、
瞬時にアクセスして、読むことができる。

誰も見ていない、と思われたであろう、高圧的な態度も、
なんとしても殺したい!という「思い」を貫かれたことも、
その思いは、赤松前農林水産大臣よりも、元副大臣、
現大臣の山田農林水産大臣に強く、
山田大臣が殺処分をゆるぎない目的とし、宮崎を恫喝していたということも、
一気に、マスに、届けられてしまう。
マスゴミ崩壊~さらばレガシーメディア~マスゴミ崩壊~さらばレガシーメディア~
(2009/09/17)
三橋 貴明

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(くまーずのバックは、この本でした)
良い時代になったものです。

一部、抜き書きして、リンクを貼ろうと思ったのだけれど、
読んでいるうちに伝わる、
読売新聞社説に対しての「解説・加筆・真相吐露」という形で示された、
山田大臣(副大臣時代も含む)と全面対決してきた知事の熱意、
そしてこれからも、やる、という気迫の強さに圧倒されたので、
とても長いのだけれど、全文、「追記の開閉」以下に、貼り付けます。

そのまんま日記 7月17日「読売新聞社説について
(文字の色替えおよび強調は、ブログ主が、独断で行いました)


公式ブログだから、それは真実と違う、という人がいれば、言えば良いのですよ。
知事のブログにはコメント欄がないけれど(あったらパンクすると思うわ、
 いくらアメブロの有名人ブログのチェック係が有能でも)、
私がさせてもらったように、引用させてもらって、
そこはちがっとる!と、知事がされたように、補足、解説、あるいは反論して、
同じくワールドワイドに発信すればいい。

マスコミが作る「事実」を鵜呑みにするのでなく(事実は偏向報道などで作れちゃうからね)、
真実を、自分でみつけていかなくちゃ怖くてやっていけない。


10ヶ月前、政権交代がなかったら?
石破茂農林水産大臣が、軍ヲタの才能を放出させ、全方位で封じ込め対策に当たられていたら?
なにせ、対策本部をすぐに作った自民党の人ですから、ここまでの事態にはなっていなかったし、
カストロさんの弟に現役官僚で会見した初の人間になりたいと、外遊を強行するはずもないし、
「殺せ!殺せ!」なんておっしゃらないと思います。

 種牛6頭の殺処分が決まった前の日、私が見た「ミヤザキガー」は読売新聞(神戸版)で、
しかも一面トップ記事でした。

 東国原知事はすごいよね。
 有名人タレント候補は駄目と、一概にいえないのは、こういうところにもあります。
 何万、どころか、何千万という人々の目にもまれてきた人は強い。淘汰もすごい。
努力する才能なして、何年もやっていける甘い世界じゃない。

 芸能界にしろ、スポーツ界にせよ、衆人の目にさらされて、
(そーかとかでんツーなどの大きな組織の庇護なく)生き残っている人たちには、
文字通り、タレント(才能)があるのだと思います。
 だから、引退してから、その才能で持って勉強して(必須!)、
政治家になるというのは歓迎します。

 明日の記事にする予定だったけれど、ちょっとだけ。
7月17日産経 中川郁子(ゆうこ)さん

「主人は本当にばか正直で不器用でしたが、うそをつくことが決してなかった。
 社会で生きていくにはうそもつかなきゃいけないかもしれないけれど、
 せめて政治家はうそをつかないでほしい」


そのまんま日記 7月17日
読売新聞社説について

 7月17日(土)の読売新聞社説「一貫性を欠いた宮崎県の対応」について・・・・・・

 まずは天下の読売の社説に今回の件を取り上げて頂いたことに謝意を表したい。恐らく、九州版だけだろうが。

 内容は概ね間違いではないが、字数等の問題もあり、やはり表層的と言わざるを得ない。また、この内容を読んだ県民や国民の皆様が額面通り、つまり表層的なことのみを鵜呑みにされ、誤解・曲解等をされると困るので、一言だけ書き留めて置きたい。これは、別に批判・抗議・訂正要求などでは無い。どちらかと言うと解説・加筆・真相吐露といった意味合いである。


 ※『』内は記事抜粋

 『(国の方針で決まった、殺処分を前提としたワクチン接種を余儀なくされた)他の農家と同様に公平に殺処分すべき・・・』

 →公平というのか?平等というべきなのか? ならば、一体何を持って公平というのか?平等というのか?まぁ、その議論はまたの機会にするとして、公平というのなら、国が認めた県種雄牛との公平性はどうなるのか? 肥育牛、母牛、種豚等とのバランスは語られなくていいのか? 国がワクチン接種マニュアルで示している「同じ偶蹄類でも、ペットや動物園の展示動物等は対象外とされている。理由は、家畜では無いから・・・」この対応については公平か?


 『種牛の延命問題を巡る東国原知事の言動は一貫せず・・・・』

 →今回の事態は、その規模といい、ウィルスの伝染力といい、国の防疫マニュアルの不備といい、前例の無い未曾有の畜産災害であった。そういう場合は、予測出来ない様々な事例・場面に直面する。何が起こるか分からない事態では、現場での機動性・柔軟性・臨機応変さ・スピード感・結果重視等の判断・対応が要求される。

 『知事の言動は一貫せず』というのは、 『知事は口蹄疫対策特別措置法に基づき、一度は殺処分するよう勧告した。だが、農家が応じなかったため、種牛を県に無償で譲渡してもらい、特例による救済を求める方針に切り替えた』ということであろう。

 →特措法のそもそもの欠陥性の議論はまたの機会にして、「特措法により勧告しろ」と大臣に恫喝され、その時は「一応、勧告だけはします」とお答えした。しかし、特措法を読めばお分かりだと思うが、勧告と殺処分は行政執行としては別物である。勧告したからと言って殺処分しなければならないことは無い。また、県がやらない場合は国が出来るとなっている。

 よって、山田大臣が仰るように、「勧告したのだから殺処分しなければ違法である」は当たらない。

 →あの時(一応勧告したとき)、またそれ以前から、薦田氏から「私の人生を掛けた種牛がもし殺処分されたら、私も死ぬ」と言われていた。薦田氏とは、今回、数回に渡ってお会いし、自筆の手紙も頂いていたが、その姿勢は本気であると判断した(因みに、山田大臣はこれまで一回も会おうとも、電話で話を聞こうともされていない

 県民の生活を預かる立場として、行政執行によりみすみす薦田氏(県民)の命を奪うようなことがあってはならないと強く思った。何とか、最悪の事態(悲劇)は回避しなければならないと判断した(因みに、その時、山田大臣(当時副大臣)は関係者に「提訴しようとするような人間が自殺する訳がない」と仰ったそうである。

 →薦田氏から「県に無償譲渡するので、畜産界の大事な遺伝子・資産を、畜産復興のため残し、役立てて欲しい」と言われ、県の所有になるのなら、既に国に特例を認められた県スーパー種雄牛と同じ特例で認められないだろうか?と考え、それを山田大臣に伝えた(篠原副大臣によると)山田大臣の答えは「赤松大臣は認めたかも知れないが、今は俺が大臣だ。俺は認めないだった。

 因みに、赤松大臣のときの副大臣は山田氏(現大臣)であった。県のスーパー種雄牛の避難を特例で認めたのは赤松大臣と山田副大臣である。篠原副大臣(現・現地対策本部長)も仰っておられたが、明らかに論理破綻・論理矛盾している

 勿論、家伝法と特措法の違いはあれ、家伝法を補足・補完するのが特措法であり、特例が示す質・趣旨は同じである。


 その後、僕の方から「どこにでも会いに行くから、話を聞いて頂きたい」と面談を申し入れたが、 「嫌だ。事務方になら会っていい」と言われた。仕方なく、事務方が選挙中、熊本空港まで会いに行き、救済を申し入れたが、けんもほろろに断られた。

 その後、選挙が終わり、突然「会ってもいいので農水省に来い」と言われ、わざわざ農水省まで出向いた。

 そこで、県内から集められた嘆願書を手渡そうとしたが、椅子にふんぞり返ったまま「そこに置いて」と言われたよっぽど投げ付けてやろうかと思ったが、県民の皆様の民意を投げ付けたら失礼だと思い、ぐっと堪えた。因みに、その嘆願書の中には、地元民主党国会議員の連名による6頭救済の要請書も入っていた。

 僕は、これまで様々な大臣や副大臣等に要望書や嘆願書を持参したが、受取ろうともせず、「そこに置け」と言われたのは初めてであった。こういう方を信用・信頼しろという方が無理である。

 読売新聞の社説を書いた方、如何でしょうか?

 

 そもそも、リングワクチン政策は国の方針である。国から提案があったとき、地元自治体が提示した条件は①国の主導(責任)でやること。②補償はしっかりやることの二つだった。あの時、山田副大臣(当時の現地対策本部長)は、「分かった。しっかりやる」と仰った。よっぽどリングワクチンをやりたかった印象だった。
 僕が一貫して主張させて頂いているのは「リングワクチンは国の責任でやったのだから、最後まで責任を果たせ。県に殺処分等を指示・命令などせずに、どうしても必要だと判断するのであれば、国の責任でやって頂きたい」ということなのである。

 しかし、山田大臣は「それは法定受託事務だから」と仰る。約束が全然違う

 また、特措法では、「県が殺処分をやらなければ、国が出来る」と書いてある。県は出来ないと言っているのだから、国の責任で国がやればいいのに、それを拒否されておられる。国が責任をもって対処すると言ったではないか?

 また、「補償はしっかりやる。地方には迷惑を掛けない」とハッキリ仰ったのに、蓋を開けてみると、特措法には地方負担(一部又は全部)と表記されているこれは一体どういうことなのか? こういうことで、信頼関係が構築出来るであろうか?

 読売さん、どうでしょうか?

 

 あの頃(5月18日頃)、まだ特措法は交付・施行されていなかった。特措法は、そもそも、(山田大臣も本音を言っておられるように)リングワクチン政策を法的に裏付け・正当化するものであった。特措法は(篠原副大臣も言っておられるが)、慌てて作った欠陥だらけの議員立法であり、これから修正・見直し等が必要である

 果たして、法による裏付けがまだ無い状態で、我が国初めてのリングワクチンが先行実施されたのだ。対象農家や自治体関係者にとって、苦渋の選択、断腸の極みであった。でも、これも蔓延防止のため、県外に一歩も出さないためという農家の方々の崇高な理念と危機意識・覚悟をもって、致し方無いことだと受け入れた。つまり、こういう多くのことが手探りで機動的・柔軟的・現場の状況に応じ、判断を迫られる事態であったのだ。

 因みに、その頃、農水省から出向していた職員が本省に送った日誌に「地元がごねる」と書いてあったことが判明。これは地元では大問題になった。

 

 『山田農相はこれを認めず、国として地方自治法に基づく是正指示を出す構えを見せると、今度は延命方針を一転させた』

 →これに関しては、このブログでもずっと書いているが、僕は是正指示をずっと待っていた。こちらとしては、「いつでもどうぞ」の構えだった。しかし、2日待っても出される気配は無かった。児湯地域の移動制限解除予定は16日に迫っていた。

 上にも述べたが、そもそも、殺処分するのに、どうして自治法に基づく是正指示なのか?この手続き(勧告・指示・高裁判決・代執行等)には最低でも一ヶ月は掛かる。殺処分(代執行)が延びるということは、それだけ本県の非常事態宣言解除・安全宣言も延びるということである。

 それより、山田大臣自慢の特措法を適用すればいいではないのか? 特措法で、県がやらない場合は国が出来るのだから。国がやれば一日二日で殺処分出来るのに・・・・・・・・・出来ない理由でもあるのか? きっとあるのだろう。まぁ、それについては後日また


 →僕が「薦田氏にお願いするしかない」と思ったのは、何も是正指示に怖気づいたからでは決してない。

 山田大臣が、「あくまでも殺処分ありき」という論理矛盾を押し通し、自分のメンツや意地だけを優先し、「殺処分しなければ、移動制限解除はさせない」と強引・高慢な方針を突っ張られたからである。(別に、国が6頭の抗体検査をし、陰性・安全が確認されれば、移動制限解除は出来るし、OIEに清浄国申請も出来る。つまり、あの6頭の抗体検査さえしてくれれば良かったのだ。 場合によっては殺処分はそれからでも良かった)。因みに、抗体検査は国にしか出来ない

 他に、復興支援・補助金・交付金等を削られ、報復される懸念を感受したから、薦田氏にお願いする方針にしたのである(実際、関係者から、報復されるのではないか? という示唆を受けた)。

 県内で移動制限解除が出来なければ、当然非常事態宣言も解除出来ず、県民の皆様の生活や地域経済に大打撃となる。今でも大変なのに、これ以上延びたら致命的になる。

 薦田氏の6頭を残す利益(公益性)と移動制限解除がされない県全体の不利益(公益性)の総量を考慮し、大変不本意だったが、薦田氏にお願いに上がったのだ。そこで、薦田氏に拒絶されたら、恐らく裁判になったであろう。

 種牛を処分しなければ、制限解除が遅れて、県内の畜産の出荷が再開できない。国際機関による清浄国の認定も遅れ、牛肉や豚肉の輸出停止措置が続き、日本の畜産業全体への打撃は免れない

 まさにその通りである。しかし、上でも述べたが、薦田氏6頭の抗体検査をし、陰性が確認されれば、全ては可能である。抗体検査をするかどうかは、県の種雄牛の特例のときと同じく、山田大臣(菅総理)の政治判断で出来るのだ。要は、大局的見地に立ち、日本畜産や農業、地域経済や産業等様々な観点に立ち、様々な民意に耳を傾け、冷静・瞬時・適切に判断し、思い切った大岡裁きが出来る政治家であるかどうか?の問題である。

 

 『知事の一連の対応は、公平性や公益性の観点から、問題があったと言えよう』

 →大変貴重なご指摘を受け、真摯かつ謙虚に受け止めなければならない。

 冒頭申し上げた公平性の意味・意義に対する議論は置いといて、今回、結果的に、薦田氏6頭は、薦田氏自らが理解し判断し、同意して頂き、全体の県益(公益性)を勘案して頂き、殺処分ということに至った。仮に、今回、(そもそもリングワクチンは国の施策であるので国が責任を持ってやらなければならないにも関わらず)国に命令されるままに県が行政執行等を強行していたら、薦田氏は恐らく態度を硬化させ、行政訴訟をされ、事は拗れ、複雑化・長期化し、事によっては命を絶たれ、甚大な禍根を残し、いつまでも移動制限解除等も出来ず、県民生活や県経済に多大なる影響(公益性の欠損)が出ていたのではないだろうか?

 僕は、血の通わない、体温の感じられない、法律至上主義、画一的、前例踏襲主義、責任回避主義、隠ぺい主義等の行政運営・対応は、改めるべきだと考えている。

 例え、結果は同じ(殺処分)であろうとも、当事者や関係者の話に出来る限り耳を傾け、その方達の考え・主張・悩み等を出来得る限り斟酌し、何が最適ライン(ベター)であるか、自分で悩み・考え・模索・判断し、出来る限り周囲に理解・得心を得ながら行政・政治を進めて行く、そういう政治家でありたいと考えている。

 そういう意味で、僕の今回の一連の行動の是非は、あくまで県民の皆様に判断を委ねたい。いずれにしろ、今回、県全体のこと(公益性)を考え、断腸の思いでご決断して頂いた、その寛大・聡明な薦田氏の判断に対して心から敬意を表し、感謝を申し上げなければならない

 

  『口蹄疫が発生した直後の初動の遅れをはじめ・・・・』 

 →これは、どういうことだろうか? 4月20日に第一例目が確認されると同時に、県は直ちに対策本部を設置し、家伝法に基づく、国の防疫マニュアルに従い粛々と適切に取るべき対策と作業を進めた。その防疫マニュアル自体が時代・現状にそぐわないものだったが。

 「初動の遅れ」とはもしかしたら、以下のようなことを言っておられるのか?

 国内で口蹄疫が発生したにも関わらず、国の対策本部長である赤松大臣は外遊に出掛け、初めて来県されたのは、発生後約3週間経ってからであった。それとも、赤松大臣の「だから殺せと言ったんだよ」と笑って発言されたこと? それとも、初めて来県された際「幸いにも、今は川南町だけに留まっているので・・・・・」と発言されたこと? それとも、川南(かわみなみ)町の名前をいつまでも間違っておられたこと? 各閣僚がお越しになったとき、大体の閣僚は発生地の各地名を全然覚えておられなかったこと?

 それとも、国の現地対策本部が本県に設置されたのは、発生後約一ヶ月も経ってからだったこと? そこに来られた現地対策本部長の山田氏が「僕がここに来たのは、ワクチンを打ちに来たんだよ」と嬉しそうに、まるで宮崎が実験場であるかのように仰られたことを言っているのか? それとも「一日一万頭は殺せ」と無理難題を高圧的に言われたことか? 「後、1・2件は発生するだろう」と予言されたことか? それとも、国の対策本部長だった鳩山首相が来県され「国の責任において、万全を期す」と明言された翌日に辞任されたことを言っているのか? それとも、非常事態宣言下で、選挙を強行したことか? それとも、まだ終息していないのに、国の現地対策本部は、ワクチンの一件が終わったら、数人残してさっさと撤収されたことか?

 いずれにしろ、国の国家的危機管理意識は、初動からその程度しか無いということを言っているのか? 



 『最近、感染が疑われる牛を国に報告せずに勝手に殺処分していた問題も指摘されている』

 →って、指摘しているのは、読売新聞さんだけなのだが。これについては、このブログにも既に書いているが、7月1日の毎日新聞・読売新聞の取材に対して、県・国はお答えしている。特に国は、「別に問題は無かった」と回答している。問題無かったのだから、その時は記事にならなかったのであろう。しかし、どうしてこういうタイミングでまるでイチャモンのように記事化されるのか? 誰か、どこからかの圧力・指示・依頼でもあったのか? 社説で取り上げて頂いたのもそうなのか?

 いずれにしろ、今回、篠原副大臣会見にあるように、ご指摘の件については「別段問題は無い」という認識を国は示したと理解している。

 山田大臣の「もし、そういうことがあるのなら調査しなければならない」という発言に対して、篠原副大臣は「全く、現場を知らない発言」と断じておられた。


 『国と県のぎくしゃくした関係も改める必要がある』

 →全く、ご指摘の通りである。これまで、国(大臣)の傲慢・不遜・横暴・KYをぐっと堪え、我慢し、受け入れて来た途中で爆発したら、それこそ『地域の防疫体制を主導すべき首長』として責任放棄・失格になってしまうと思ったからである。歴代大臣を始めとする国関係者、防疫対策・家畜防疫員を始めとする県職員、発生農家さん、地元自治体、農業関連組織・団体、自衛隊、地域住民、県外からの応援の方々、ボランティアの方々、発生農家以外の農家さん、商工観光関係者、県民の皆様の生活等々・・・・・・全ての状況やバランス等を広角的に考慮し行動しなければならないのが『地域の防疫体制を主導すべき首長』である。

 何も好き好んで国と『ぎくしゃくした関係』を求めているのではない。というか、国自体とはそんなにぎくしゃくした関係では無い。問題は僕と大臣だろう。

 言うべきことは言い、協力すべきことは協力する。国と地方の関係は、これまでの「上下主従」ではなく「対等協力」の関係で無ければならないと考え、お互い信頼に足る関係を構築せんと、極めて誠心誠意行動しているつもりなのであるが、悉く、国(大臣)に裏切られ、約束を反故にされるのである

 『口蹄疫対策は危機管理の一環として、国が責任を負うのは当然だとしても・・・・・』

 →これまた仰る通りである。今回、僕は、この部分を最初から一貫して主張させて頂いているのである。

 何度も言うが、広域災害や法定伝染病対策等は、国が責任を持って所管するべきである。特に、今回のような未曾有の事態のとき、前例のない場合特にそうである。いずれも初めての経験であり、様々な人々が様々な現場や持ち場で動くとき、特に情報収集と指揮命令系統が機能し難くなったり、混乱したりする。今回は、言うまでもなく、細菌テロ等にも通ずる要素もあり、こういうときは、国家威信・国家防疫・国家危機管理として、国が責任を持って統一統制された対応を取る必要があると考えている。

 いずれにしろ、今回のこの貴重な経験が今後に活かされなければならない。今回の様々な反省点・改良点・改善点を整理し、今後の法整備や防疫体制・対策の確立に役立てる必要がある。

 感染源・感染ルートの解明埋却地確保の課題、症状の早期発見システムの構築、殺処分埋設のスピード化、消毒の徹底交通管理、環境問題、関係者の心のケアー復興・再生プロジェクト等々・・・・・・・ありとあらゆる問題点・課題点を整理し、二度とこういうことが起きないように万全な態勢を取る必要がある。


 大臣は今回の薦田氏6頭の殺処分に当たり、「例外を認めたら、次にリングワクチンを打つような事態になったとき、示しが付かない。防疫上問題がある」と仰る。メディアの記者からもそういう質問が出る。

 そうではないのだ。これも何度も言わせて頂いているが、もう二度とリングワクチンは使ってはならないのだ。リングワクチンを使わなければならない状況になる前に、徹底的に封じ込めなければならないのだ。

 もしも万が一使わなければならない状況が発生した場合は、地方におっ被せず、国の責任と統制・強制の下に行わなければならない。そういう法整備や体制の構築等が必要である。

 

 海外では、農家の猛反対にあってリングワクチンは失敗した例も多い

 これはあくまでも僕の邪推であるが・・・・・山田大臣が今回、何が何でも殺処分に拘ったのは、恐らく、日本で初めてのリングワクチンを成功させたかったのだろうと思う。自分が鳴り物入りで宮崎に乗り込み、リングワクチンの責任者・為政者として来た以上、絶対に失敗したくなかったし、する訳にはいかなかった。また、自らの政治家としての実績を残したいとういうその矜持とメンツにあるのではないだろうか?と思っている。失礼な話ではあるが、移動制限解除等を人質に、あくまで殺処分の姿勢を崩さなかった一連の言動等を見て、どうもそう思わざるを得ないのだ。政治家は往々にしてそういう一面がある。仮にそうだとしたら、その為に宮崎が実験台になるなんてまっぴらごめんだった。


 いずれにしろ、リングワクチンは二度としてはいけない。確かに、あの時は蔓延防止・拡大阻止のために致し方無かった。言葉に語弊があるかも知れないが、これは、何の罪もない人から全てを奪う無差別攻撃なのである。この悲劇は経験した者でなければ分からない。二度と経験してはいけない、させてはいけないことなのだ。

 だから山田大臣が良く言う「もし、次にリングワクチンを打つような事態になったとき・・・・・」というのは、地元の気持ちを考えれば、軽々しく言ってはいけないことなのだ。それは、僕にとっては、(例えは不適切かも知れないが)「もし、次に原爆を落とすような事態になったとき・・・・・・」と国民に言われているような気がして、到底受け入れられるものでは無いのだ。それは、絶対にあってはいけないことなのだ。

 

 5月18日、ワクチン接種を山田大臣(当時まだ副大臣)に迫られた「知事さん、このリングワクチンを地元に説得出来なければ、あんたのリーダーとしての資質は無いんだ。知事として失格だな」と低い声で言われた。国の責任でやると言っておいて、地元や農家さん達への説得・同意等は地元首長達に押し付けるのだ。その高圧的な物言いにも到底納得が行かなかったし、貴方なんかに言われる筋合いは無いと思ったが、あの時、そんなことをとやかく言っている時間的余裕は無かった。

 

 不本意だったが、防疫のためと思い、断腸の思いで地元を説得し、何とかご理解を頂き、決断したとき、その記者会見上で堪え切れず不覚にも涙を流してしまった。

 あの意味は、対象農家さんの悲痛や絶望を想ったからであることは言うまでも無い。それに加え隣に座っていた山田副大臣が、初めて来県したとき「僕は、ワクチンを打ちに来たんだよ」とまるで胸躍らせながら言った(少なくとも僕にはそう見えた) その言葉が悔しくて許せなかったからだった。

 

 とにかく、リングワクチンは駄目である。絶対にやってはいけない。その為には、そうならないような万全の態勢を取る・備える必要がある。その為に、 今回の事例を教訓にし、より良い法整備や防疫指針を早急に構築する必要がある。

 それが、今日、死んでいったあの6頭と今回犠牲になった多くの牛や豚に報いることでもある

オレンジ(読売新聞社説)と赤(民主党政権)の区別が、分かりにくいですねえ。
でもごみうり報道は、かぎりなく赤よりだから、おんなじで良いんじゃないですかと、
あえて修整はしません。


 国が、抗体検査さえしてくれれば。
抗体検査で陽性だったら、殺処分は当然だと、速やかに処分に踏み切れただろう。
陰性だったら、殺処分は免れる。
 いずれにせよ、持ち主にとっても、宮崎にとっても、受け入れられる結果になる。

 国の命令でつまりは、山田農林水産大臣命令で、殺処分を行うことはできた。
急場しのぎの議員立法でも、法律は法律。
 でも、それをせず、「殺処分したのは宮崎だから」と批判が起こったときの矛先を、
宮崎県知事に仕向けた。
 わが手は汚さず、目的を叶える。
 風呂上り、クーラーが嫌いだから、と当時の秘書であった石川元衆議院議員らに、
専用団扇で扇がせていた、小沢主席の話を思い出した。
【剛腕の威光】(2)うちわで“師をあおぐ”秘書たち産経WEB)

 手柄は自分の功績。失敗は他人のせい。
「ヒショガー」の小沢さんとまるでおなじ、とても小沢的な山田農林水産大臣が、
脱小沢をうたっている、菅内閣にいるのが不思議です(皮肉)。

*Comment

NoTitle 

インターネットがあってよかった。
  • posted by  
  • URL 
  • 2010.07/18 22:52分 
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同意のコメントありがとうございます 

両親や、習い事の先生方(60~70代)は、テレビと新聞が主なソースですから、
ころっと「ジミンガー」「ミヤザキガー」になってしまいました。

尊敬していた人が、洗脳されてしまう様をみるのは、つらいですが、その中に混じらなくてよかった、
疑問を持ったら調べることができる環境でよかった、
ネット規制が(あんまり)ない世の中でよかった、中国みたいに規制されたら、どうなっていたことか、
人権侵害救済機関設置法案(旧人権擁護法案)は断固反対、との気持ちを強くしました。

知りたい、と思う欲求を、満たすことができる世の中でよかったです。
  • posted by たまりょ 
  • URL 
  • 2010.07/19 09:31分 
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国際的には 

今回の強制種牛殺処分が正しいとは判断されていないみたいですね。
感染の確認もしていないし、遺伝子検査もさせてもらっていない。 
大臣には急いで処分したい理由が有ったのでしょう。なんとなく想像はつきますが。
殺処分はしない、と決めた国もあるようですが、我が国(の政府)は和牛よりも輸入牛に魅力を感じているようなので、まずは殺せ、となるのでしょう。 
愚かな判断をした国、と非難される日がくる…かも?(多分)

知事のつぶやき&blog、地元(日日新聞等)紙の記事は、何故か主要マスコミが取り上げないという不思議。
隠されると逆に知りたくなりますから、私もネットが有って良かったと思います。
  • posted by 豆子 
  • URL 
  • 2010.07/19 10:59分 
  • [Edit]

ありがとうございます 

やはり、山田農林水産大臣の、種牛殺処分強行は、国際的に見ても変だったのですね。
なるほど、国連食糧農業機関(FAO)が派遣を提案した口蹄疫専門家チームの受け入れを、ワクチンをするから、と断ったのにつながります。
外からの圧力に弱いから、海外の和牛ファンから「俺らのデリシャース和牛、どないしてくれるんや。あん?、「○国牛がオススメです、私も輸入しようと思ってます」ってか。あほお、和牛に勝る牛肉はねえんだよ! この味オンチがっっ!!!!(英語)」と抗議がこないかと、期待しています。

宮崎県知事が「邪推」されているように、何が何でも「リングワクチンをやった初めての大臣」になりたかったし、国内の畜産農家を衰退させ、輸入牛をいれたかったのかと、合点が行きました。

情報がないから記事にできないのではなく、
情報は多々公開されているが、記事にしたくないから取り上げない、というのが良く分かる構造であることも、マスコミの体質を浮き上がらせて良かったとおもいます。

これからも色々と教えてください。
  • posted by たまりょ 
  • URL 
  • 2010.07/19 18:15分 
  • [Edit]

マスコミが取り上げない、宮崎県知事のブログ 

更新されていました。
タイトルは、ズバリ、「理由」。
山田大臣が、何が何でも殺処分を強行した「理由」、でした。

http://ameblo.jp/higashi-blog/entry-10594999317.html

2010-07-19
理由(わけ)

 一昨日のブログにちょっと付け加え・・・・・殺処分前提のワクチン接種農家さん達と薦田氏との平等性について・・・・・・薦田氏は、そもそも県に無償譲渡を提案された。つまり、薦田氏から6頭の所有権は剥奪され、よってワクチン接種農家には補償される補償金等は一切支給されない。このことを持って完全に平等ということでは無いが、ここに不平等性の緩和は少なからず発生する。


 山田大臣が「6頭の特例を認めると、次から、我も我もとなり、防疫対策上支障を来す」と盛んに指摘される件・・・・・・・仮に、次にこのようなリングワクチンという事態が発生した場合、その時にワクチン接種を拒否される農家は、今回の本県のようにまずは都道府県に無償譲渡され、かつ都道府県がその価値を認め、受け入れる場合のみに特例措置は成立される。

 果たして、そのような事例が今後どれくらいの確率・件数で起こり得るのか?

 一昨日のブログでも幾つかの指摘をしたが、以上の理由からしても、山田大臣が「特例を認めない」とする理由は、これらの根拠からだけでは甚だ乏しい と言える。つまり、 「特例を絶対に認めない。殺処分ありき!」という断固たる姿勢を貫くには、他にも理由があるとしか考えられない。ならば、他の理由とは一体何か?


 ①・・・今回の口蹄疫対策は現政権においては、絶対に失敗出来ない施策であった。わずか2週間の間に二人の首相が形だけでも現地入りし、また各関係閣僚が悉く現地を訪れたことでもそのことは伺える。

 「政治とカネ」「普天間問題」等の失政・失態に加え、口蹄疫対策の失敗は政権の根幹を揺るがしかねない、謂わば、下手すると命取りになる可能性も否定出来ない。

 アメリカの原油流出事故等もそうであるが、この手の失策は直接政権運営に支障を来すことになり兼ねない(まぁ、アメリカは、こういうケースは国家の責任・威信において対応していることだけでも偉いが・・・)。


 ②・・・国としては、今回の口蹄疫に対する責任は出来るだけ回避し(場合によっては、自治体や当事者等に出来るだけ責任転嫁し )、国家防疫・国家危機管理対策として封じ込めに成功した実績と危機に強い政権というイメージを作る必要が(選挙のためにも)あった。それが、「政治とカネ」等で失墜した国民からの信頼を勝ち取る手段でもあった。


 ③・・・一方、特に大臣がコロコロ変わる農水省においては(というか誰も大臣をやりたがらない農水省においては)、いつ大臣が変わっても行政運営・機能には影響無いような強固・安定・複雑怪奇な組織体(ステルス)を作っておく必要がある(まぁ、これは全ての省庁に当てはまるが)。ただでさえ、ヤミ専従等の問題や各利権等が指摘され、最も魑魅魍魎が跋扈し、一筋縄ではいかない鬼門の省庁と言われている農水省である。その農水省所管内で今回の口蹄疫が発生した。

 その農水省相手に、当時の副大臣として、そして大臣として、山田氏はどういう采配・行動を取る必要があったのか?

  

 ④・・・また、現政権における農家個別所得補償制度等は、それまでの農業政策(大規模化・集約化)を大きく方向転換する政策であった。 「その個別所得補償制度は僕が作った」と言って憚らない人物が新大臣に就任した。因みに、山田氏は小沢派で、以前、中国や韓国から子牛を輸入し、一大畜産地帯を造る構想を持っていた

 農水省としては、政権交代する度に、或いは大臣が変わる度に農業政策がコロコロ変わることは、国内就農者は元より、国家食料安全保障や国際的信用の見地から言っても避けたい。農業(食料安全保障)はあくまで長期的・大局的見地が必要不可欠である。ただでさえ、この国の国家的食料安全保障に関する危機意識は、今回の口蹄疫の危機意識と同じく、大きく欠如しているという指摘がある。

 しかし、農業団体等との微妙な関係性もある中、政策は方向転換され、そんな中で今回の厄介な口蹄疫が発生した。・・・・・・・・・


 

 ・・・・・・・・立場上、余り突っ込んでは書けない。あくまで上っ面なことしか書けないが、上記①+②+③+④等を参考・ヒントに、山田大臣が「民間種雄牛の6頭はとにかく殺せ!」と譲らなかった他の理由を皆様に推察して頂きたい。
  • posted by たまりょ 
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  • 2010.07/19 18:28分 
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