お決まりの日々?

モモの節句でございます。

宙『誰がために鐘は鳴る』 (その1)

本日11時開演、宝塚大劇場公演を見ました。

目新しい視線もなく、独自の解釈もなく、極めて平凡なのは「同じこと書いてる」「みんなと言ってる」と、すでにネットにある観劇評と比べた記事感想をいただく通り。
自分自身への決まり事として、観劇前に情報を入れない。感想を公開するまで、他の人の感想を読まないは守っている。自己満足、自分の備忘録として、今回も書きます。
原作本は読んでいません。映画も見ていません。
この舞台だけを見ただけの感想です。
初演も見ていませんから、それぞれの比較もできません。


とても、「キムシン」な作品に仕上がったように私は感じました。

戦争の罪悪を語りたくて仕方がなく、女性蔑視で、暴力描写(性暴力含む)が大好きな演出家さんに、
ぴったりの題材だったと思いました。

軍ヲタに軍事任せちゃダメなのよ。信頼のゲル長官(石破茂さん)は、農林水産大臣がベストで、防衛庁に意見しているのがいい。

戦争反対オタクのキムシンに、戦争ネタを与えたら、やりすぎる。
ファンタジーをやらせておくと、いい具合に味が出ると思う。『愛のソナタ』はいまいちだったが、『オグリ』や『君を愛してる』は良かったと思う。


<登場人物>

主人公:ロバート冗談。愛称:イギリスさん。
 愛称の通りイギリス人だが、アメリカの大学教授(専門は作中で語られず)で、爆破のスペシャリストで、なぜかスペインが大好き。
 スペイン愛で、スペイン共和国を助けるために、軍人でもないのに、(大学の授業や研究を放り出して)命がけの爆破作戦を続けている。
 「酒と女好きのいい男」

ヒロイン:マリア
 町長の娘。ファシスト軍に目の前で父と母を銃殺され、キスも知らぬ初心な少女であるのに、ファシスト軍による「一番ひどい」性的虐待を受けた。
 三か月前、主人公の爆破作戦で、囚人を運ぶ列車から助け出されて、ゲリラファミリーに助けられる。
 無邪気、無垢、というより、過酷過ぎる体験で心が壊れ、体験以前の少女に戻ったように見える。

ゲリラファミリーの若手実力者:アグスティン
 元ダンサー、現ゲリラ。ボロボロのマリアを保護し、「ずっと前(最高3ヵ月)」から好きと、守り続けていた様子。いわゆる便利くん。

ゲリラファミリーのボス:パブロ
 元は頭と腕のいい指導者。特に撤収時に能力を発揮。現在は飲んだくれ。
 パブロを殺してしまえとグループが一致団結するシーンは、96期に起きた事件の再現のようでした。
 なるほど、誰か一人の有力者が、あいつが邪魔と言いだすと、皆が右へ倣え状態で「俺が殺す!」になるのね。

ゲリラファミリーの実質的ボス:ピラール
 パブロの妻。ファミリーの胃袋と心をがっちりつかんでいる。
 作戦に賛同できなくても、彼女のためなら命をかける仲間たちに囲まれている。

他ゲリラのボス、エルソルドの娘:
 彼女の恋人はイギリスさんの爆破仲間。作戦の中で重傷を負ったため、イギリスさんに銃殺された。
 交際6か月の恋人に手を下したイギリスさんを恨んでいたはずが、なぜか、彼に恋人にしてよと言いより、断られる。
 彼の作戦に手を貸した父を、「我慢しろ」と見殺しにした彼を恨むことなく、父の仇を取りたいと、銃を取り「女を捨て兵士になって」作戦に参加し、撃たれる。

手紙配達係:アンドレス
 元闘牛士。素直。手紙配達の時に道案内を引き受けた、他ゲリラの娘、ルチアと道中恋が芽生える。「アンドレスとルチア」と若々しいカップルのほほえましさを歌う劇中歌あり。

ゲリラ山中案内:腰の曲がったじいさん
 ちょこまかとあちらこちらに出入りしている。
 内通者は誰かと見ていたのだが、この人?と疑いの目で見ていると、爆破作戦成功の後の銃撃で、口封じか、一人だけ撃たれて死亡。真相は(劇からは)分からず。
 やたら信頼されているし、初対面のイギリスさんが、爺さんの姿を見れば落ち着く(マリアのコーヒーも落ち着く)と懐いていたので、裏切るようなことをしていたとは思いたくないが、じゃあ誰なの?とモヤモヤ。



<あらすじ> 

 爆破職人のロバーツ(イギリスさん。大学教授なのに髭がない)は、(スペイン共和国の)ゴルツ将軍から、敵の供給路である橋の爆破依頼を受けた。
 協力してくれるゲリラの元に、腰の曲がったじいさんの案内で到着し、保護されていた少女マリアと出会う。
 一目で恋に落ちる二人。作戦は4日目の朝。彼はその時の死を覚悟しており、それまでの70時間を、少女マリアの存在で、70年に匹敵するものにしようと、全力で恋をする。
 内通者がおり、作戦の内容がばれるとか、天候で頼りにしていた他ゲリラを失う、仲間の臆病でダイナマイトの起爆部を失うなど、災難続き。その上作戦を中止をゴルツ将軍に願う手紙も手遅れで、爆破作戦は決行される。今となっては、何の価値もないのに。
 撤収の際、なぜかイギリスさんだけ銃撃を受ける。マリアに「二人で一人だから、君が行くことが僕が行くこと」と説得して、ゲリラ達とマリアを逃がすため、足止め役を引き受けるが、すでに瀕死の状態である。(幕)


<この公演の価値>

 白いシャツ姿の、ゆうひくんの胸板。
 さすがベテラン男役。
 女性であるのに、包容力と安心感を与える厚い胸板を(ミスター仮面ライダー、高岩氏のような胸板を、)作りだせるとは。
 そしてすばらしい、すとんと落ちた、少年のような腰のライン。

 私は蘭トム氏のおしゃべりな体が、雄弁な四肢が大好きなのだが、私好みの魅惑ボディの蘭トム氏と並んでも、
ゆうひくんのスタイルがすばらしい。
『トラファルガー』のような軍服コスプレは、フォトジェニックジェンヌ、大空裕飛の、ジャニーズ系の細い顎の美しさを引き立てていたが、腕まくり白シャツスタイルは、彼女の胸板造りの美しさを際立たせていた。
 (蘭トムさんの脱力四肢の美しさは出色! 本当に自在だなあ)

 一見クール、しかもビューティ。でも、その奥に血(と砂?)のように赤く熱い炎が、出口を求めてチロチロと舌を伸ばしている、という役柄は、ゆうひさんの持ち味(演技的な)にぴったりだ。ゆうひさんの役の炎を、彼の体の表に引き出し、行動させるファクターが、野生系ののすみ演じるヒロイン、というのも、このコンビに合っている!

 みっちゃんの役も、素朴なんだけれど、性根は優しいけれど闘牛士でもあり、やるときはやる強さで、女の子を惚れさせる役で良かった。

 ラストが、『カサブランカ』と同じ、言うな!

 見て、楽しめ! 考えるな!


この公演を、長いなー、リピート無理と私は感じました。感想はさらに辛口です。

→ 感想 (次記事)

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Author:たまり(ょ)
『マイメロ』の柊恵一さん中心感想や、奈良大淀病院事件の傍聴記録を書いていました。

現在は、感想や日記を時々。
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