お決まりの日々?

モモの節句でございます。

月DC『STUDIO 54』

サイトーヨシマサ、元気で何よりv
(サイトーヨシマサはブランド名なので、敬称は付きません。私はサイトーヨシマサ・スキーです)

本日12時公演を見てきました。
不入りと聞いていたけれど、客席しっかり埋まっていたように見えました。
『GUYS&DOLLS』を思い出す、ホットなミュージカルで、短く感じました。


<おはなし>

 孤児院で育った男女。
 幼いころ、夢見た物語『My Little Lover』は同じ。
 男は、大人になっても、それを変わらず追い求め、世の中に疲れた女は、それを踏み台にしようとする。
 偶然の再会。変わらぬ男の姿に、女は自分の行動の虚しさに気付き、今までの「成功」を捨てて再スタートを決める。
 男女は再び道を分かつ。でも二人はまた出会えると信じている。
 今度も彼女は必ず星になり、男は必ずそれを見つける。『My Little Lover』は二人の物語なのだから。


<感想>

 私が少年ジャンプ系作品に求めているもの(相互理解、友情、努力、絆など)と、サイトー君が作りたいものは、部分的でも重なっているのだと思う。新井素子姫的性善的な人物のとらえ方も、私になじむ。だからこそ、わかる~と嫌な感じが湧かないのだろうなあ。
 サイトーヨシマサ的なものが、宝塚歌劇ファンに受けるかどうかは、ファンから外れている趣向の私には
判断がつかないけれど、このまま頑張ってほしいと思う。

■「どんな嘘もデマカセも、活字になればすべてが真実」
 「真実の先取りをしている」
 あはは~。
 この話の舞台は、大平総理大臣の名前が出てきたことから、1978年~1980。ワープロはあったかな?
 マドンナのデビューは、もう少し後。
 サイトーヨシマサ作品の時代考証はザルなので、その当たりの時代の雰囲気を「借りた」作品だと思うが吉。
 どちらにせよ、マスコミの姿勢は今も変わらない。
 ネットが一般的になった社会でも、マスコミは変わらない。

■色々とキャッチー。サイトーヨシマサ的サービス。
・ナイスバディないい女役をまりもに。ミニスカ、ピンヒール。
・アイドルみりお様によるオン・ステージ。
・日本人離れした体型のマギーに黒塗り、腕まくりスーツで、妹大事なお兄ちゃん。
・ファニーな味があるもりえに、彼女のナイススタイルを信じたヒッピースタイルで注目させる。
・色気むんむんのパトロンには越リュウ様
・エキセントリックなパワフル姐御編集長と『GUYS&DOLLS』の三人を思わせる、年下男子三人組。
・歌姫には、従来のヒットソングをガンガン歌わせる。(知っている曲は名曲とは、父の言だが、
 確かに舞台で行われている話を身近に感じさせる効果がある)
・霧矢さんの歌の力と包容力にまとめさせる。(信頼しているんだなあ)
・ぽかーんなサイトーポエム「星の輝きは君の涙のしずく」も霧矢さんの説得力なら、力づくで実在できる。
・メンバーにバキバキ躍らせる。にぎやか、はなやか!
・バカが可愛いお笑い担当(警察官兄妹、編集部三人組)も忘れない。「人工呼吸~」とキスを迫る妹にはむせた。
・明るく笑えるバカだけではない。大切な人への思いゆえ、哀しさを抱いている莫迦が多くて、優しい話になっている。
・悪い人はいない。誰もが大好きな誰かのことを思って行動する。
 そんな純愛にしんみり、ほっこり。
・身内ネタもたっぷり。もちろん月組要素多めで♪
これらの要素がきっちりあて書きで、それぞれの役に詰め込まれているのが、座付き作家としての愛情を感じて良い。
時々(?)暴走するけれど、宝塚歌劇やジェンヌさんへの愛が募って走ってしまった感じがするから、嫌じゃない。(聡明で有能なご自身のありがたいお説を愚かな女子供にもわかるように、宝塚歌劇を利用して説明してあげようという傲慢さを、サイトーヨシマサには感じない。サイトーヨシマサの行動は、(オタクなところもあるが)愛から発生しているように思える。

■サイトーヨシマサが取り入れているスクリーンを用いた手法は、多用しすぎなきらいはあるけれど、この財政難、上手く使えば、セットのしょぼさをごまかせそうに思う。

■話や構成は、サイトーヨシマサパターンで、新しさがあるわけではないけれど、勢い上等!の時よりは、練れてきているように感じる(生意気ですみません)。
・ヒロインはツンデレ(サイトーパターンのひとつ)
・主人公は、受けた恩は忘れないアニキータイプ。
・幼馴染がそうとは知らず再会パターン。
・男にはロマンがあるのだ
・シスコン兄貴が二人もいる。妹たちも兄に絶対の信頼をよせていて可愛い。
・下級生女子は、コスプレグループ売り。かわいいかわいいと大事に使う。
・お飾りになりがちな娘役にも愛を。ベテランから新人まで個性を生かして起用します!
 人間関係はこじれさせるのが楽しいです。
・脇のキャラクターもキャラを立てて、それぞれにドラマを作ります。勝手にお話作ってくれていいよ。
・女の子も好きですが、可愛い男の子も好きですよ、ふふ。

 腐女子視点トレーニング中の私でも、霧矢さんカプは相手を選ぶのは分かる。
 年下攻めなら成立しそうだけど、今の(貫禄ある)霧矢さんに対して年上キャラって、専科か、越リュウ様でないと難しそう。今の彼女は、年下の婦人警官にキスをねだられキャーキャー憧れられるのがいい感じ。
(私は彼女のファンだと思っているけれど、この作品で舞台上に組んだセットの二階中央に、彼女が後ろ向きで登場したとき、ちっちゃいおっさんキター、と思ってしまいました。
 後ろ向きで片腕をあげる動き、その一つでぐっと場面を占める霧矢さんだから、動けば大きく見えるからいいんだよ。
 ピンヒールまりもちゃんの筋肉質な脚の存在感に、負けそうに見えても(背の高さ含め)、しっかり場を取り返すからいいんだよと思うけれどね)

 霧矢さんに無理そうなボーイズラヴを越リュウ様とツバメなみりおさんに振る、この的確さ。
 ヒロインが殺されそうになるんだけれど、ホモの痴情のもつれもあるんじゃないかと思わされるほど、越リュウ様のホモっぷりが素晴らしい。
 一目ぼれした男の子を、自分の高級クラブに引き抜き。脱税をしてでも彼のために蓄える。店も譲る。彼のために貯めたというお金をベッドにバラマキ、お札の上でいちゃいちゃ。
 ええ年した、金も地位も名誉もある成功者が、己が見出した男の子に、己のすべてをつぎ込み、恥ずかしいまでのメロメロっぷりを晒す。執着の対象の恋人に嫉妬し、殺害計画を立てる。絵に描いたようなBLと思いました。サイトーヨシマサの萌え守備範囲の広さが怖い。腐男子でもあったのか。
(トラファルガーで主役にくっついていた男の子もBL風味に料理できたのに(原作にはそれっぽい部分もある)、役者的に無理と要素を外したのか。サイトーヨシマサの見抜く力はすごい)

■サイトーヨシマサ作品は、女性に崇拝と表現しても良いほどの強い憧れを抱いているのが見えるので、観客として気持よく座れる。
 まりもちゃんの役は、スーパースターのお手つきになる前、そしてそのあとも、かなり荒んだ生活をおくっていたのだろうが、キムシンのように女性の口から一つ一つを具体的に語らせるようなことはしない。「情婦のよう」の一言で流す。

■今回も霧矢さんに与えられた役は、全方位死角なしのミスターパーフェクト。夢だった小説家は、おそらく孤児院への資金援助のため諦め、ゴシップ記事を書いているけれど、その分野でも文才が光っている。多方面から信頼されている。ツンデレ娘も彼の前では素直になる。
 本人は夢をあきらめて、ハイエナと見下される職業についているのに、コンプレックスを抱いているけれど、それも関係を教えず接触してきた父の言葉で乗り越える。
 そんな人が、台詞を噛んじゃうのだから、かわいいよねえ。
 サイトーヨシマサの芝居には、好みのシーンがあるので、嬉しくなる。父息子再会シーンも、思いっきりツボでした。

■人間関係
・スーパースターみりおちゃんは、ヒロインが好き。
・でもヒロインの心には、子供時代の好きな人がずっと住んでいる。
・みりおちゃんは思いの矢印の中心にいる。
 無職時代のみりおちゃんを、越リュウが見染め、ホストにする。
 ホスト時代のみりおちゃんに、クラブの花形歌姫が惚れる。
 クラブの歌姫には、シスコン兄貴がついてる。
 若いホストは、みりおちゃんのスター性と歌姫にぞっこん。
・主人公の才能に惚れているのは、編集長とカメラマン、孤児院の子供。
・主人公は義理堅く、人とのつながりを大事にしている。
・主人公に惚れているのは、婦人警官。
・主人公がずっと探しているのが、マイリトルラバーのヒロイン。
人間関係の→がいっぱいです。

 ヒロイン恋しさに、みりおちゃんは主人公を殺そうとし、
 みりおちゃん恋しさに、ヒロインに銃口が、二方向から向けられる。その奥で糸を引くのが越リュウ。

■サイトーヨシマサの宝塚歌劇萌えはホンモノ。ホンモノは美しい。ホンモノには安定感がある、安心できる。
 ホンモノが持つ力強さが、霧矢大夢の月組の骨太さとがっちり嵌った感じを受けた。
(宝塚歌劇的か、と問われると、肯定できない部分もあるが、GUYSがOKなら許容範囲でしょう)
 ジェンヌさんの芸名もじりの役名にも、サイトーヨシマサのヲタク愛を見た!


<フィナーレ>
 二パターンあるらしいフィナーレは「DISCO54」バージョン。
 きりまりコンビの売りの一つは、迫力リフト。どーんとまりもちゃんが飛びつき、霧矢さんがぐるぐる回す。
この作品にもリフトをいれてくれてありがとう、サイトーヨシマサ!
 物語は、二人の次の再会を暗示して、分かれて終わるのだけれど、フィナーレの二人は素直にくっついていてほほえましい。
 年代の違いか、石田センセの加山雄三や石原裕次郎は分からなくても、1980年代は分かる。スターの若返りに若いファンの獲得を狙っているのなら、それ以上前には持っていかないほうがいいのではないかと思います。

「(もう一度)見てやってもいいよ」

 主人公カップルの別れのシーン、
 子供時代は、女の子の「キスしてもいいよ」に、男の子がどぎまぎしながらほっぺにチュだったのに、
大人になっての二回目は、「キスしてもいいわよ」「キスしてやってもいいよ」と、男性の成長ぶりが伺えてツボでした。甘えちゃっていいよ、もう。

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たまり(ょ)

Author:たまり(ょ)
『マイメロ』の柊恵一さん中心感想や、奈良大淀病院事件の傍聴記録を書いていました。

現在は、感想や日記を時々。
スポットライト(好きな人しか目に入らない視野狭窄)状態で、片寄ってます。

何となくの傾向インデックス
・「某Oさん」や「花柄の君さま」などと表記させていただいている声優さんのファンなので御出演作♪
『おねがいマイメロディ』シリーズ(終了)
・『電王』以降のスーパーヒーロータイム
宝塚歌劇感想
・他ドラマなど
・医療破壊に関しては涅槃の境地にいけたらイイナ♪
リンク先=『麻生太郎オフィシャルサイト』さんスキー♪

チベットを知るために-人権問題(ダライラマ法王日本代表部事務所)

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