お決まりの日々?

モモの節句でございます。

花『愛のプレリュード』/『ル・パラディ ‐聖なる時間‐』 2回目(その1)

11時公演、セディナ貸切を、
先輩のおかげで、これ以上良い席はない!というお席で見せてもらえました。

それも、トップさんの集大成、さよなら公演。
最後の作品に、300パーセントかと熱を入れて演じる退団者も、
彼らの卒業を良い作品にして盛り上げよう、ともに作り上げた時間を輝かしたいと
力を入れる見送る人たちも、
照明さんやオーケストラさんなどの劇場関係者の優しさも、
それらにトップさんの熱い持ち味が相まって、
とにかく大変に熱いものをダイレクトに受け取れて、感激でした。

前回は職場関係の方々と一緒に見たのですが、
『愛のプレリュード』が「話が分かった」と以外に好評。
「だけど、最後、旅立つシーンでハラマキが足らないんだよな」

その人は、まとぶんと渥美二郎さんを重ねて見ていたのでした。
「帽子にトランク、ときたら、ハラマキがなくっちゃな!」(得意顔)

うーうーうー。宝塚歌劇とフーテンの寅さん。
少年ジャンプを思い浮かべる私には想像のつかない共通点でしたが、
ビジュアルはかなり違っていても、実態は似ている。
いい感じでかき回して、想いを寄せる女性を置いて黙って去っていく(責任は取らない)。

それもあって、ラストシーンで、脳内で寅さんテーマミュージックが鳴り響いたら
どうしよう、と思っていたのですが、それはなくて、ほっとしました。
まとぶんさんのスターオーラのなせる業です。

二回見ても、まとぶんさんの役は、無責任な自己陶酔の人なんだけれど、
まとぶんのオーラに、ハラマキはハラマキでもバカボンのパパの説得力で
おされます。
「これでいいのだ」

私はオペラグラスで両眼視ができないので、
オペラグラスを通すとどうしても平面的になるのですが、
今回はオペラなしで十分!十分!な席だったので、しっかり立体で感じられることができました。

マイラブ=一花ちゃんは、おばあちゃんの顔を作ってないのに、ちゃんとおばあちゃんに「見える」。
一花、すっげーと心の中で驚きの声をあげました。
相手役(?)の見目麗しい真野さん執事長が長身で、すっと立たれているものだから、
膝を折り腰をかがめている一花嬢との身長の差がすごい。
きちんと視線を合わせて会話している姿に、優しさと誠実さが見えます。きゅん。

友人が、発明家がジョセフ殺人現場@実験室前に駆けつけるとき、
執事長も駆けつけていいはず、と力説しておりましたが、
腰をぬかした一花ばーちゃん(役)をおんぶするか、姫だっこしてくれると、
さらにきゅんきゅんします。(←却下されました)
旦那さまの一大事だ連れて行っておくれ、と頼まれたら、
執事長さんはスッと抱きかかえてくれると思うんだけど、けど~~。

観劇中はまとぶんさんの力技に押し切られ、
「これでいいのだ」と思わされるのだけれど、
目の前にまとぶんさんがいないと、やっぱり変だよこの人、と設定に疑問の嵐。

あしながおじさん稼業をするために効率がいい&何よりも大事な人の命を守れたという
自己満足も付いてくる、ゆえに、いつダメになるかわからない身体で、
責任ある要職を引き受ける設定にも、
お酒の飲める年齢なのに、子供みたいにきゃんきゃん騒がると惚れるタイプなのもわからない。
親友が彼をかばって死んだ時は逆上して、雇主は殴るし、
親友を絶望に追い込んだ原因(と聞いた)もと仲間に銃を向けるし、
傷心の彼に寄り添おうとした「惚れている」設定の女の子を邪険に扱って、
親友との夢の世界に飛び立つ癖に、
女の子が彼の母親を助けるとわかったら、彼女しか見えていませんでした状態で熱く抱擁。

その点ジョセフさんは分かりやすい。
分かりやすいので、妄想話が湧いてくるぐらいだ。

以下妄想注意。
(書いているうちに、美人のボス親衛隊のサイバーフォーミュラーチームを
 思い出した。ボス兼オーナーの一挙一動に、メカニックがうっとりして、
 ボスの笑顔を見るために仕事に燃えてるの。私はその愛されているボスが好きでした。
 CV=某Oさん)

無二の大事なパートナーだった。
仕事の上で、二人だとうまくいく、だけじゃなくて、
彼にとっては、パートナーなしの人生が考えられないほどの、大きな存在であったことに、
失って初めて気づいた。
パートナーの口癖だった「何よりも大事なのは命」が痛い胸に突き刺さる。
だからこそ、パートナーの分も正義を全うしようと思った。
そうすることで、昏睡状態のパートナーの願いを叶えられると、
それだけを励みに、傷ついて血を流している心を燃やしていた。

大仕事をやり遂げた。心の中にお前がいたから、仕事をやり遂げたぜと、
パートナーに報告できる、と思った。

しかし、悪人は、警察高官を金の力で買収した。無罪釈放になった。

彼は絶望した。
世の中金なんだ。
パートナーの肉体的自由は金の力(悪人)に奪い取られた。
金の力は、パートナーの精神までも、穢した。

あまりのショックに違法な酒場に直行。
「俺は、金に負けたんだ~」
呑みなれぬ酒に呑まれてクダを巻いているところを、
マウロに拾われた。
正義の人だからきっちりとしたみなり、
お育ちのよさがうかがえる気品、
上気した頬が彼の美貌に何ともいえぬ色気を添えている。
何よりも、捨てられた子犬のような寂しそうで眼が、マウロの心を突き刺した。
俺が守ってやらないと、この綺麗な人は崩れてしまう。

彼の奥さんも酒場にいたが、
ボロボロの彼を見捨てられない夫の優しいところに惚れていたし、
なにしろ酷くかわいそうで、助けてあげたいと思ってしまったので、
自宅に連れ帰った。

金が憎い、という彼に、
金の力に勝とうと思うなら、相手以上の金を集めることだ。
目には目を、歯には歯を、金には金だ!と目標を与え、
エピソード上ではどうみても頭良さそうと対極の人(※)で、それが
コンプレックスになっていそうな彼に、「あんたは頭がいい」と
ボスに祭り上げて、自信を取り戻させたのも、マウロだと妄想する。
(※単独行動をしない敵のボスに今からお前を打ちます、
 と言って銃を向けて一撃必中させ、さらに人質として連れてきた丸腰の娘の
 命を守りきる、類稀なる射撃の名手でも無理)

マウロの仲間も、すっかりこの美人ボスが気に入って、
「ハイホー、ハイホー、ジョセーフが好き、じゃなかった、仕事が好きだった」
と白雪姫と7人の小人状態で、大事に大事にされていたと思う。

さびしげな彼に笑って欲しいと、小人たちは彼が欲しがるお金を一生懸命に集めて、
みんなで集まってワイワイ楽しい時間を提供したけれど、
彼の心の空洞は埋まらなかった。

ボロボロの懐中時計を出してはため息をつく美人の姿に、
マウロら小人さんたちは心を痛めていた。

そんなとき、フレディという男がサンタモニカに帰ってきた。
ジョセフは大変わかりやすい人だったので、動揺を隠せないし、
例の懐中時計を取りだしてため息を落とす回数が急増した。
マウロは、その男こそが、ジョセフの心に空洞を作った原因と察知し、
関係を尋ねる。

突然ナチス!とか色々あって、
小人さんたちを逃がして決着をつけようと、
お姫様(=ジョセフ)が無い知恵を絞って考えた作戦が見事に失敗した。

まさか、姫さんのためなら死ねる!と頑張ったその対象が、
「お前なしの人生は死んだと同然。お前なしでは生きられないから」と
フレディに向けられた銃口の前に飛びだすとは。
さらに、彼に守られた格好のフレディが、娘との恋を成就させて、
(身勝手に)旅立っていく。
それを伝え聞いた獄中の小人さんたちはさぞショックだっただろう。

サンタモニカに吹く、暖かくて気持ちのいい風(=フレディ)に感化されて、
恵まれた環境に文句たれまくっていたガキは、自分が出来ることは何かと未来を見つめはじめたし、
警察官の一人は正義感を取り戻し、と
いい話、ふうにまとめていたけれど、
変な男に人生ささげちゃうほど惚れぬいてしまったジョセフも、
ジョセフ大好きな小人さんたちも、なんかなーーんかかわいそう。

とはいっても、
マウロは、フレディに再開して自分を取り戻せたー、昔みたいだと
わくわくして銃を構えるジョセフの姿に、
好きな人の腕の中で死ねるなんて幸せ、と満ち足りた笑顔で死んでいったのに、
小人さんとして満足したのかもしれない。

フレディさんも、フレディさんがホモじゃないよ、という記号のように登場する
町一番の発明家の令嬢も、自己満足の人だから、
自己陶酔の人たちが繰り広げる、自己満足の物語として、まとまっているのかもしれない。

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Author:たまり(ょ)
『マイメロ』の柊恵一さん中心感想や、奈良大淀病院事件の傍聴記録を書いていました。

現在は、感想や日記を時々。
スポットライト(好きな人しか目に入らない視野狭窄)状態で、片寄ってます。

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・「某Oさん」や「花柄の君さま」などと表記させていただいている声優さんのファンなので御出演作♪
『おねがいマイメロディ』シリーズ(終了)
・『電王』以降のスーパーヒーロータイム
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・他ドラマなど
・医療破壊に関しては涅槃の境地にいけたらイイナ♪
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