お決まりの日々?

モモの節句でございます。

『前山にて』

男と女 Un homme et une femme男と女 Un homme et une femme
(2009/08/12)
春野寿美礼

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を聞きました。

オサさん(春野さん)の歌声が好き。
特に、日本語の歌が好き。
この中では、テレビでも耳にした、『前山にて』が特に好き。

情景が浮かんで、その中に入り込んでしまう。
歌われているのは、私の子供時代よりちょっと前だと思うけれど、
石段を降りたところで待ってくれている人は私の祖母であり、
祖母の肉体が、消え失せてしまったように、
あと60年経たぬ間に、私の体も確実に消えていくという事実が、
節目の年を過ぎた私の心に深い色で染みゆく。

時間は止まってくれない。
あの日の、祖母に守られていた懐かしくも心地よい子供時代から、私は離れて、
街へ、未来へ、現実の世界へ下っていかなくてはならない。

懐かしい思い出。
忘れられない思い出。
目をつぶれば、呼び覚まされる記憶。
忘れられない情景。
思い始めると、想いはつのり、別の記憶を引き出していき、
私の原風景である、祖父母の家周辺に吸い込まれる。

歌のなかで、並ぶ杉の木、ひのきの小枝…と、懐かしいものを思い出しているうちに、
どんどんと記憶が鮮やかに具体的になり、その世界に入り込んでいく。
当時聞こえていたせせらぎの音を聞き、前山の風を感じだすと
風はどんどん大きくなくなり、記憶の中に留めていられなくなる。
あふれ出した風が、記憶の中から立ちあがり、今の私に向かって吹いてくる。
ふわーっと包まれ、追い越されていくのを、髪を後ろに流されながら見送る、
というところが、とても気持ちいい。

気持ちいい歌は歌いたくなる。

すると、嫌でも違いが見える。
オサさんの歌い方は(母が熱心にやっているので耳では知っている範囲だが)声楽的ではないなあと思う。
声の当て方とかが、キューっとして、ちょっと苦しそう。
でも、その引っかかる部分が切なげに響いたり、ざらっとした引っかかりに胸をつかれたり、
ふわふわとした儚げなところがあるから、多層的でとても魅力的だと、私には感じられる。
オサさんの味が出ている歌が素敵だなあと思う。

歌声だけでなく、内容にもひかれる。

いずれ私の肉体も、先にこの世を去った祖父母のように消えてしまう。
肉体が消えても、残る思いはある。
今は難しくても、いずれ、あこがれの人たちの、
私に注がれた見返りを求めない祖母たちの愛を、誰かに、与えられるようになりたいと思う。


などとしみじみしているのは、最近疲れているからかもしれません。
日曜から水曜まで、連続してこけたり、階段から落ちかけたりしているの。
(兄ガードがあるので、怪我はしてません)

今日こそは、早く寝る~~!
(サンキューの日だから、礼状をなどを書こうと思ったけど、頭がしびれてもうダメだ)

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Author:たまり(ょ)
『マイメロ』の柊恵一さん中心感想や、奈良大淀病院事件の傍聴記録を書いていました。

現在は、感想や日記を時々。
スポットライト(好きな人しか目に入らない視野狭窄)状態で、片寄ってます。

何となくの傾向インデックス
・「某Oさん」や「花柄の君さま」などと表記させていただいている声優さんのファンなので御出演作♪
『おねがいマイメロディ』シリーズ(終了)
・『電王』以降のスーパーヒーロータイム
宝塚歌劇感想
・他ドラマなど
・医療破壊に関しては涅槃の境地にいけたらイイナ♪
リンク先=『麻生太郎オフィシャルサイト』さんスキー♪

チベットを知るために-人権問題(ダライラマ法王日本代表部事務所)

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