お決まりの日々?

モモの節句でございます。

星『ノバ・ボサ・ノバ』/『めぐり会いは再び』

5月12日の11時公演を見てきました。

『ノバ・ボサ・ノバ』

ブレスまでエコーがかかっているのに驚いた。
バラエティ風味、コメディ演出過多? フジテレビ?
(注:世界選手権の放送の件で、フジテレビに大きな怒りを抱いているので、
 私の中では悪い民放と言えばフジテレビ、と結び付けられています。
 関西ローカルの関テレは、アンカーを放送してくれていいですね、別寅~~♪)

1999年度版は映像で見た。今でも印象に残る前回のキャストは濃かったな。
思い出は美化されるもの、人の記憶は不確かなものだけれど、
中でもあいまい度が激しいと思われる私の記憶で断定するのは危険だけれど、
トウコブリーザのホソモモのイメージが強いブリーザの太股が肉感的で、
同じく肉感的な印象の千紘ブリーザより一段と生々しい感じがする。
(千紘さんの場合は、相手役である紫吹オーロが魔的な色悪ぶりだったので、
 印象が緩和されたのかもしれん)

目をギラギラさせて嬌声を上げ、男漁りに興じるメール夫人(紅)は、上流階級の人とはとても思えず。
(汐美さんの印象が強いからか。成瀬さんメール夫人も上品だった)
美脚はしっかり堪能させていただきました。

1999年エストレーラの印象は、箱入り姫様。
バカンスに心躍らせて、ウキウキしていた。
男性への免疫がないから、強引なオーロにくらりと来て、
それゆえ、彼がネックレスを盗むために自分に近づいたと知ったとき、
大切なものを失った衝撃に、浮足立って男の策略にむざむざのせたれた自分の浅はかさ、
簡単に他人を信じた自分の愚かさにもぐらぐらし、
立っている姿勢を保持できないほどにに力抜けているところに、
さっとあらわれて、奪い返してくれたソールが輝いて見えた。
残念ながらネックレスはまた取られてしまったけれど、あきらめず
彼女を助け守ってくれようとする素敵なソールの姿に、
人間不信に陥っていた状況でも、信じたいこの人しかない、とすがってしまう気持ちが
恋心に変わっていく。

ソールは、盗みも女性の扱いもお手のもののやり手さんだが、
エトランゼのエストレーラの、異国で他に頼る人はいないいたいけな姿、
すがるような瞳が新鮮で、世慣れしていない彼女への庇護欲も刺激され、
互いの恋が深まると思った。

2010年星組バージョンのエストレーラ(夢咲)は、男受けする可愛い自分に自信があって、
オーロも自分に参ったわ、ソールも私の魅力にぞっこんよ、
異国の地でも男性を次々と手玉に取れるなんて、私ってなんて天下無敵に可愛いんでしょう、うふん、
私の魅力にメロメロになる男の子たちも可愛いわ、ちゃんに見えました。
口とがらしたアヒルマウスで「もー」とか、「ぷんぷん」が似合いそうな、
庶民的アイドルなエストレーラ。

メール夫人もエストレーラも、
あの二人は、カルナバル空間に迷い込んだ異邦人。
不似合いゆえに、住む世界が違うと恋人たちが別れを選択するのだから、
肌の色だけでなく、違う種類の人間だったんだという悲劇性が出ていれば、
魂が惹かれあった二人が別れなくてはいけない、つらい状況が観客に迫るし、
二人の純粋な気持ちが美しく映る。
星組のエストレーラは、そのまま残ればいーじゃんというほどに、カルナバルに馴染んでいたように見えた。


隙があれば神父の身体をなでまわす、シスターマーマ(英真)は、とてもシスターに見えなかった。
『天使のラブソングを』の酒場シンガーでギャングの女、デロリスが化けたシスターの方が
よっぽど品があった。
未沙マーマには余裕があるからか、かわいらしさを感じたし、シスターに見えた。
嘉月マーマにもいやらしさは感じなかった。潔癖症の若い神父さんを、軽い気持ちでからかって、
困った反応を楽しんでいるような。
今回のシスターマーマは本気すぎて、そういう関係に持ち込もうとしているかのようで、怖かった。
聖職者の制服に身を包み、色ごとに持ち込もうとする姿は、コスプレのようで、
どこのイメクラかと思った。
観客を笑わせるのは、大事なことだと思うけれど、
笑わせることを優先した、民放バラエティのようなやり方は、
やりすぎて、品を損なっているように見えるのは、もったいないと残念に思う。
「宝塚歌劇」というブランドは大事にして欲しいと願う。

(だから、宝塚でしかお目にかかれないような美人は貴重だと思うのよ! ←私信)

オーロ役(真風)は身体が大きい人だった。
何か間違って盗賊になったような、真面目な会社員が似合いそうな感じだった。
ゆえに彼と電撃的な恋に落ちる役どころのブリーザが、あっさり味の彼と対比され、
過剰に情欲的に見えたのかもしれない。
紫吹オーロや香寿オーロは、浮いた気持ちで彼女を扱っていたように見えていたのだが、
真風オーロは本気になっちゃったみたいに見えた。出会いのシーンでは、
彼女の脚の付け根に手を伸ばしていたのに驚かせたのに、意外と真面目。

マール(夢乃)は好青年で、こんなにあっさりした感じの人だったら、
ラテンなブリーザが物足りなさを感じて、強引なオーロの行動にくらりと来ても
仕方がないかな。真面目すぎる人を怒らせると、刃物に訴えるなど極端な行動に出るから怖い
との説明にはなっていたと思う。

ソール(柚希)はなぜ義賊なのか、この舞台からは分からなかったけれど、
ソールは義賊であると、すでに知っていたからいい。
長い脚はポンポンと気持ちよく上がるし、どの瞬間もきちりとポーズが決まる美しさは
眼福ものだった。
周りの空気ごとふぉんと、でもピシッと動く霧矢さんと、
周りの空気をスパッと切り裂く!柚希さん。どちらも見ごたえあって、瞬き忘れるし、
今のところもう一回見たーいと願わされます。



ロマンティック・ミュージカル『めぐり会いは再び』
原作つきだったのか。良かった~。

主役カップルよりも、従者(紅)と侍女(白華)の恋の方に目が寄っていく。
この二人、気持ちよくかわいいのだもの!
彼女と離れたくない、ここを動きたくないと、座り込んで石になっている従者と、
彼の愛の強さにまっすぐさに、大変なことになったと困りながらも、
嬉しさに震えている侍女の姿に、涙がでました。
中山美穂さんの歌や高河ゆんさんの漫画タイトルと同じ、
You're My Only Shin' Star!なんだものね。

素直が一番。
とくに好きな人に対しては!

私が年を取ったせいかもしれないけれど、
「わたしかわいいでしょ」と外見やしぐさで表現されるかわいさよりも、
内面からにじみでてくる人柄的なかわいらしさにきゅーっと魅かれる。

フィクションの世界でのツンデレも可愛いんだけれど、
中心の娘さんより、彼女の兄の方がツン度もデレも勝っていて魅力的なのは、ど~ゆ~ことだ。

『ノバ・ボサ・ノバ』で、エストレーラの松田聖子さん時代のアイドルぶりっこが
個人的にしんどいな~と思っていたら、『めぐり会いは再び』のシルヴィアは、
さとう珠代だった。
写真で見るねねちゃんはスタイルも良くお顔も綺麗なんだけれど、
動いたら他のジェンヌさんと綺麗さにおいては飛びぬけている感じは無くなる。
べちゃあとした甘え声が聞こえると苦手と思う。
女児用のお人形さん(ジェニーちゃん)みたいに可愛いのだけれど、
舞台では演出上の工夫でもない限り人形よりは、人間を見たい。
怒っても泣いても、美女ならそれなりの顔になるのだから、思い切ってやってほしいと
思うのは、私が大鳥れいさんスキーだからかも。

星組は主演娘役さんに代表されるように、綺麗な人が多いけれど、歌はいまいちだね
(隠れた比較対象は月組なのは暗黙の了解)、
と先輩に言えば、「そういって、『ロミジュリ』の誘い断られたもんね」と指摘された。
そうだったか?
前大劇場公演も、先輩と日が合わなかったのでチケットを取らなかったのだ。

ビジュアルよりも声と、三つ子の魂に加え、声オタという不治の病に罹患している私は、
一人でも見に行くぞほどの魅力を、現星組には感じていないのかもしれない。

元花組トップ娘役Fさんや、元雪組トップ娘役Aさんのような、
別に相手が今のトップさんじゃなくてもいいんじゃないかと思えてしまう、
自分>相手役な印象を、彼女の舞台から受けた。
ねね色濃ピンクは、私が一番かわいく見えるマイカラーを貫いているようで、
主演さんの色に、寄り添う気持ちで自然と染まっていく変化を、私が受けていないからもしれない。
久しぶりに見たねねちゃんにトップ娘役としての自信を感じ、
娘役トップスターである私が、一番かわいいんです、という幻聴まであったような……。

ののすみさんなんて、えりたん相手の時と、ゆうひくんの時では全然カラーが違うんだもん。
とくにトップコンビとなってからは、互いに同系色にきっちりまとめてきているのが素晴らしい。

主演さんと対立する役どころのせいか、あなただけを信じています、頼りにしています、の
寄り添う感じでもないな。(『ノバ・ボサ・ノバ』の役どころはそうだったはずなのだが)
ビジュアル以外の良さを感じられない役なのが、残念。

一人でも生きていけそうな気丈で優秀な女性が、
パートナーと心許した男性の態度にだけは一喜一憂し、
パートナー側も同じようである『スカーレット・ピンパーネル』などに見られる関係や、
あなたしかいないと純粋に求めあう様が爽やかな、この作品の従者侍女カップルみたいなのが
私の好み。

トップさんは二人とも大柄で綺麗で目立つのだけれど、
二つの大きな点が、それぞれ光っているという感じで、まとまっている感じを私は受けないのだなあ。

とはいえ、
従者の衣装をまとい、従者のふりをしているのに、
俺様ポーズでドーンとかっちょいい、ユ柚希さんはさすがだと思った。


劇場がすごい人で、驚いた。先輩もこの日が三度目の観劇だとか。
スカピンに通えても、ノバ/めぐり会いはしんどいな~と感じた私は、
やはり私は宝塚歌劇ファンとしては、少数派のよう。
(霧矢ファンだからじゃないですよ。星組のスカピンも通いたかったよ!
 でもあの時はチケットが手に入りにくかった。
 宝塚歌劇の人気が衰えたのはさびしいことだけれど、
 気に入った公演を何回も見られるのはありがたいことです)

97期生によるラインダンス。一番目立つ人は主席ということだが、
(お笑いにうとい私の勘違いであれば、関係者には申し訳ないことだが)
吉本興業のお笑いタレントが、短期集中特訓で宝塚歌劇に初挑戦、という感じ。
テレビのお笑いで見るびっくり顔など、表情筋運動をされていた。
これから宝塚歌劇らしい、上品な笑顔を身に付けていかれるのかしら?

大劇場公演、主演コンビのリフトなし企画は継続中の様子。次はあるかな?



以下、今回の星組公演に関係の薄い話。


今回見た、星組公演は、
にぎやかだったなー、きれいで華やかだったな~、(ちょいと品がなかったわ)という印象を
思いだすことは出来るけれど、感想に振り回されることはない。
後を残さない(白華れみさんのインパクトのある揺れる太ももを除く)、軽妙さだ。

思えば、
『バラ王子』も『紫子』も、霧矢さんの芝居から受けた影響は重かった。
彼女が感じた役の喜怒哀楽に、悩み苦しみに、自分の気持ちを持って行かれ、
帰ってくるのに時間がかかった。戻れたと思った日常生活に置いても、何かの弾みに飛ばされた。
芝居の中で悩むシーンがなかったようなシュテルク@『ジプシー男爵』だって、軽くはなかった。
自分の特殊な生まれ、根なし草のような不安定さすら、
だからこそ、気楽に生きれるのだと、朗らかに笑い飛ばしている風なのは、
この境地に至るまでの紆余曲折を感じさせた。
自分の地を持たないそして、差別を受けた辛さゆえ、
ジプシーたちの悲しみや苦しさに、近しく心を寄せたし、
またジプシーたちも、同じにおいの淋しさに同族感を抱けたのではないかと、
トントンと進む話の流れに説得力を与えていた。

私は彼女の新人公演をビデオ映像でしか見たことが無いが、
「クズ」の歌に、ソールが義賊になった理由を、受け手の妄想であっても感じさせられた。


今回の星組公演は役代わりが売りで、先輩は3つとも見られたそうだ。
そして99年度の雪、月のDVDも公演中に再生されたとのこと。

彼女の5つになるお嬢さんが、ピエロメイクで踊る人を「きりやん」と当てたとのことで、
もしや私以上のファンになるかもしれない、と期待した。
が、お母さんである先輩によると、子供は大人が驚くような記憶力や認識力があると。
その例に、力士の名前を覚えたご優秀エピソードがある愛子さんを出すのは、
娘さんのためにどうかと思うが(愛子さんは海外では○○と断定報道されているのを、
 納得させられるようなエピソードが年を重ねるにつれ次々に出てきているので……)。
小さな子供(とはすでに愛子さんは言うのが微妙な年齢にお育ちだけれど)のエピソードは、
ご優秀より、お健やかが望ましいですな。

甥は、母によると「驚くほど頑丈な子」らしいので、私は嬉しい。



帰り道、作品に力があるものは、小手先芸で笑いを取るのではなく、
作品にどーんと乗っかっちゃって、直球勝負した方がいいという話をした。
『天使の季節』みたいなどーしよーもない駄作は、繰り返し見てくれる観客を
飽きさせないために、アッサーラ王子のように芝居を乗せていかないと見てられないけど。
ああ、思い出しても貴重なおさあさ公演に駄作を当てられたのは悔しい、と
力説していると、「そんなにおさあさが好きだったの?」と驚かれました。
「おさあさ」大好きですよ~。「あさきり」も好きだけど。
「おさあさ」は学生の時で、互いの面白さに興味を持った友達、
「あさきり」は職場で、互いの能力に信頼と尊敬を持った友達、という感じ。
おさあさではおささんがふにゃ~んとなって、あさきりではあさこさんが楽しそうに崩れてくるのが
楽しいのだ。
きりやんが甘えられるのは、(フィンチをのぞいて)組長かそのかか!と思っていたが、
そのかが卒業してしまうので、まりもに頑張ってもらおうと思う。

星組公演なのに、なぜか他組の話になってしまったので、追記部分にこっそり追加。

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Author:たまり(ょ)
『マイメロ』の柊恵一さん中心感想や、奈良大淀病院事件の傍聴記録を書いていました。

現在は、感想や日記を時々。
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