お決まりの日々?

モモの節句でございます。

涼しさを感じさせる工夫

湿度が高く、気温も高く、だるい朝。

お茶室に入れば、すっきりした花に迎えられた。

まっすぐに伸びた緋扇水仙は、夏らしい朱色をすうっと高く上げ、
葉もすぅーーっとまっすぐで正しく気持ちいい。
絽の着物のご婦人が姿勢を正して、すっすっと通り過ぎていかれるのを振り返って見てしまう気持ちに似て、
体感温度が下がる気がする。
(月曜日、人身事故の影響でダイヤが乱れ、口に出しては言わないけれど予定が狂った不満と、
 あふれた人で充満したJRの車内で、
 スカイブルーのインナーに、白いしゃきっとしたパンツスーツを合わせた、痩身の熟年女性が、
 ぴっしりと直線を感じさせるスマートさで座っておられたのが、ダレた周囲から浮き上がるような
 鮮やかさで飛びこんでいた。下車時にもさっさっと折り目正しく、これまた直線のカバンを下げて
 動かれたのに、目を奪われたことを思い出した。自分のスタイルを持っておられる方は美しい。)
向かって左、開けられた窓と反対側に曲がる葉は、窓からの吹き込む風を見せているよう。
添えられた寒色の小花は、打ち水の際の水しぶきを思わせ、これもまた涼しい。


全体図。
定規のような直線ではなく、ぴしっと気を通して縦線を保っているような、やわらかなラインに、
曲がっていた背筋がしゃきっとする。

三木町棚(江岑棚)に南蛮の水差し。蛍のお茶碗は、前回と同じだったが、
棗がガラス製の涼やかなものに代わっていた。

お茶の先生のお宅は山の上にあるので、駅前より2~3度低いのだけれど、
それでも30度は超える。
窓際に、障子を挟んであり、炭がくべられ、湯温も高い風炉(しかも道安風炉)に向かっていれば、
32、33度は超えているだろう。
(扇風機はお茶席に向けられているので風も来ない)

とはいえ、風炉と正面切って真近く対する炭手前はさすがに暑いのだが、
(正面には火、横には、熱湯が入った鉄釜……)
白檀を香合から入れ、ふわっと香り出すと瞬間熱さを忘れ、風が吹いたようにすーっとする。
熱源と離れると涼しく感じるのは、熱い番茶を飲んだ後の爽快感に似る。
(暑いからヤダな、と思っていたのだが、お手前をさせてもらった後は得した気分)

暑さを忘れる工夫が、重なるようにされているのはすごいと思った。

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Author:たまり(ょ)
『マイメロ』の柊恵一さん中心感想や、奈良大淀病院事件の傍聴記録を書いていました。

現在は、感想や日記を時々。
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何となくの傾向インデックス
・「某Oさん」や「花柄の君さま」などと表記させていただいている声優さんのファンなので御出演作♪
『おねがいマイメロディ』シリーズ(終了)
・『電王』以降のスーパーヒーロータイム
宝塚歌劇感想
・他ドラマなど
・医療破壊に関しては涅槃の境地にいけたらイイナ♪
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