お決まりの日々?

モモの節句でございます。

ジュリアーン

ただいま宝塚大劇場で公演中、『アルジェの男』の主人公がかわいくてたまらん、という妄想話。


私の思考を強引に奪っていく。ぶり返した夏の暑さと、
三回目と四回目、ついでに五回目と六回目の観劇日が近づいたわくわくで、
どんどん発酵、といえば聞こえはいいが、妄想が飛躍していく。

あんまりジュリアンジュリアンと脳内に再生イメージを繰り広げていたせいか、
プリンセスプリンセスの『ジュリアン』まで、頭の中をヘビーリピート、
プリプリの歌のように、甘く、名前が響くのです。
アホじゃ。


という話。

@アルジェリア ここじゃない、俺の生きる場所は。

@パリ これじゃない、俺のやりたかったことは。

惨めな暮らしから抜け出してやる。
スラム街の孤児、ジュリアンは、偶然の出会いに彼の人生を掛け、
「パリで一旗」あげ、夢見ていた暮らしを手に入れる。
しかし、彼の満足はそこにない。

やりたかったことじゃない。
でも、人情に厚い霧矢ジュリアンは、
アルジェで仲間の期待を裏切れず、分の悪い賭けに打って出たように、
スラム街から引き上げてくれた大恩人であり彼の上司であるボランジュさんの期待も裏切れない。

くそまじめに、黙々と与えられた試練や仕事をひとつずつ着実に行い、
それは彼の持ち前の、そして勉学や修行の日々で磨かれ鍛えられた能力ゆえであるのだが、
小さな成功をこつこつと積み上げていく。

延々と問題集を解いていくようなそれは、面白くないわけではなかったけれど、
でも彼のやりたかったことではない。
アルジェでボランジュの財布をする、という行為にあるような、
危険と隣合わせの、実戦の興奮がそこにはなかった。

彼の中では、膨大なエネルギーが、アルジェ時代と同じか、
彼を縛るしがらみが増えた分いっそう、出口を求めて渦巻いており、
今にもあふれ出そうである。その危うさが、
アルジェ時代には「野心に燃える瞳」として表れ、ボランジュさんや仲間たちを魅了し、
パリでは、貴族にはない魅力として、彼を包み、サロンに集う人々の心を惹きつけている。

昔の彼を知る仲間との再会。
そして、彼のためなら身を投げ出せるかつての恋人の献身を目の当たりにし、
彼は激しく動揺した。

胸をガンガン。

俺が求めていたのは、この、「愛」ってやつだったんだ、この衝動だったんだ、
とジュリアンの中でスパークが起こり、回路が直結した。

彼の中に鬱積していたエネルギーは、「愛」と名を持ったことで出口を得た。
「愛」の衝動のままに、それまでと打って変わって、生き生きと走り出すジュリアン。
一気に噴出した愛を受けるサビーヌは、戸惑い、その凄まじい勢いに押し流されながら、
幸せに酔う。

愛している、という実感をもって、愛する人の手をとり、ともに生きるために命を燃やす。
彼はやっと、彼のしたかった人生を手に入れた。
生の実感にあふれていた。

そして、突然、わけのわからないまま、銃弾に倒れた。
人生の最高潮で、死んだ。

アホだ。
しかし、私はこんなアホ男が好きな莫迦女なんだから、仕方がない。
「莫迦」と新井素子姫が広められた表記にしたのは、そんな自分が好きだからです。

とても素敵なアホ男に恋した、そのエネルギーだけで、サビーヌも私も幸せになれる。
片思いの私と違い、サビーヌは、ガンガンぶつけられたのだから、絶対幸せ。
ジュリアンを知ったことで、彼を愛したことで、彼女の人生は鮮やかになった。
彼の身体を失ったとしても、それは変わらない。
だから「悲劇」の形をとっていても、前に書いたように、この話はやっぱりハッピーエンド。


なるほど、霧矢さんの役だ、と思った。
彼女のそれほど大きくない身体にくるりんと内在されているとは思えないほどの、
とてつもない大きなパワーが、瞬時に、花火のように鮮烈に弾ける見事さが、
ジュリアンの衝撃的な開眼シーンに、ピタリと嵌る。


……なんてことを、大劇場に行きたいよう、と
♪ジュリアン あなたの笑顔は日ごとにそっと
 にじんでいくのに あいたさはただつのるばかりで
と「ジュリアン」リフレインでつらつら考えていました。

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Author:たまり(ょ)
『マイメロ』の柊恵一さん中心感想や、奈良大淀病院事件の傍聴記録を書いていました。

現在は、感想や日記を時々。
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・「某Oさん」や「花柄の君さま」などと表記させていただいている声優さんのファンなので御出演作♪
『おねがいマイメロディ』シリーズ(終了)
・『電王』以降のスーパーヒーロータイム
宝塚歌劇感想
・他ドラマなど
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