お決まりの日々?

モモの節句でございます。

月『アルジェの男』/『Dance Romanesque』 3、4回目

18日ぶりに大劇場に行って、
勢いで、二公演とも見て、胸をガンガン、じゃなくて、頭がガンガンです、知恵熱で。
(発音は、ガよりンを高く、二回重ねる)


お芝居、分かりやすくなってた!
ショーは、エモーショナルな部分でパワーアップしていました。
今日こそはパンフレットを買おう、と思うのに、まだ買えてません。
霧矢さんが主題歌を歌うと、歌詞が伝わる(彼女の大きな強み!)ので手元に置く必要もないのと、
かもめの歌が載ってないのがネック。稽古場写真は楽しみなので、買うなら大劇場公演版かな。
(黄金の馬だけを、は見なくては。ジャックの歌でも馬って聞こえたけれど、
 黄金の道、黄金の果実、ときて、乗り物?? 車がある時代に黄金の馬は特権階級なのか、
 なにかすごくよいものであることはわかるのだけれど、そこだけが??)

アルジェのジュリアンが若くなってた~~。かわゆさもアップ。
手をぴらぴらさせて、ジュリアンのファンの男の子たちをあおるのが
大層おかわいらしい。
あの子はアルジェにあるスラム街の男アイドルだと分かる。
「俺に逆らうとどうなるかわかっているな」の恐怖政治じゃないの。
素敵なかわい子ちゃんだから、持ち上げられている。

昔の女性アイドルの親衛隊のイメージ。
長ランを着て、頭には「○○命!」の鉢巻でアピール。
アイドルに恋人が発覚した時に、ファンが
心もきれいだったあの子が汚された、身を崩した、裏切った、失望した、天使がうにゃらなどとと
怒りでひどいことを言われたりするのと同じ。

劇中には、私の記憶が一点集中型で、薄れてしまっていただけで、
説明と結果がちゃんとありました。

霧矢さんは、ますます痩せられていて(先輩いわく「やつれている」)、
大きなお目目がますますでっかくなり、ぎらぎら怖いほど光ってました。
くそ暑い季節のハードな公演の連続に、体力が持つのか、と心配になりながら、
特にショーでは、本当に幸せそうに笑っておられるので、
舞台がある限りは彼女は倒れないような気もする。(病気は別)
が、女役で見せてくださるとても素敵な私好みのラインは健在なのか、心配です。
ペタ尻になっちゃ嫌だよう。
(特撮を見るようになって、男性が同性の尻を美しいと賞賛するのは(少なくてもその世界では)
 普通と知りました。美しさの前に性差はありません)
ここで麻子さんがトップ時代の『ル・サンク』などを見て、懐かしむ。
うむ、満ちた力を感じるよいライン♪

先輩が、サビーヌ@パリの下町を見て、マリリン・モンローみたい(な髪型)と
言われたが、私にとってマリリン・モンローみたいなジェンヌさんの役は、
アデレイドちゃん@ガイズ&ドールズ(演者:霧矢大夢)、ププッピドゥ~♪。
アデレイドちゃんとサビーヌのダンスユニットが見たいよ~。

気候は蒸し暑いし、劇場内の温度も高い。
消耗するわな、と心配になる霧矢さんのショーには、拍手がいっぱい続いていたので、
ショーストップになって、ちょっと休憩できればいいのに、などと願う気持ちもあり
私も長く拍手をした、が止まらなかった。止まったら止まったで、その後がしんどくなるんかな。



今日の感想。

いい声だと多少以上のことをごまかされてしまう性分ゆえ、かなり甘い。

ジュリアンは気持ちのいい人だった。

このままじゃだめなんだ、こんな泥の中で朽ちてたまるか、あせっていたジュリアンさんの前に、
遠すぎて憧れの対象にもなりえなかった、雲の上のような人、ボランジュが現れる。
身分、気品、そのうえ、ケンカの強さまで、段違いだった。
貴族だから間抜けだろう、と思いこんだ自分の浅はかさを恥じた。

あんたはすごい、挑んだ俺がバカだった、さあ、警察でもどこにでも突き出せ、と
腹をくくったジュリアンを、
ボランジュ夫妻は、お前の中に輝いている野心に惚れた、正しいプライドはすばらしい、
お前は悪党で終わらない、成功をつかめる一握りの人間だ、などと褒めまくる。

お前は昔の自分のようだ。その野心でここまで上って来い。
ただし、汚いことはやるな。
ひとつづつ自分の力で、自分の身体を痛めつけて上ってくるんだ、
ジュリアンと価値観も共通しているボランジュさんの言葉が、スッと入った。

この人を信じて、彼の言うとおりにやれば、成功する。
俺は今日、生まれ変わる、と決意を固めたジュリアンは、
歓楽街に行くこともなく、ひたすらまじめに、これ以上なく真剣なまじめさで精進を重ねた。

すると、上司ボランジュの言葉通り、一段一段、自分についた力で上っていけ、
その先に道が開かれているのが見えた。
もともと融通が利かないほどのまじめな性分(でないと、自分に不利益な、ただ
彼の美学から生じた一言を守るためだけの賭けに乗ったりしない)なので、
自分が着実にレベルアップしていると実感できるのは楽しかった。
恩人も彼の成長を大層喜び、一人娘を娶れ、後継者になれと強く望んでくれている。

やりがいはあるけれど、何か満たされない部分がある。
アルジェで抱いていた夢は、彼の努力によって現実になったが、
そこにあると思っていた、これだ、というキラメキがない。
だから俺が求めていた、この手でつかみたかったものは、これじゃない、
つまり、もっと大きな、ものなんだ、もっと大きな夢をこの手でつかまないとだめだ、
ジュリアンの飢えが、彼に陰を与え、それが彼の、貴族にない魅力になっている

貴族で、有能で、容姿端麗、おまけに長身(もりえだから)とそろいすぎたミッシェルが、
「僕にはないものを持っている。魅力を感じる」
ときらきらとした目でストレートに告白するのは、よい家柄のお坊ちゃまを思わせていい。
男の同僚からの突然の告白に「ありがとう」とお礼を返しちゃうジュリアンは、
実によい子なんだなあ~~とほんわかする。
(孤児でスラム育ちでも愛されて育ったんだろう、親衛隊がいるぐらいだしと、納得)
また、サロンで見せた女性の扱いも実にスマートな、ミスター完璧なミッシェルが言うのだから、
ジュリアンは相当に魅力的なのだな、と、納得させられてしまう。

「こんな下品な運転手は嫌よ。恥ずかしくって」
アルジェにおいて、彼の「やってみようか」を「絶対やってやる」に変えたのは、
ボランジュの一人娘、高慢なエリザベートの、彼を見下す態度への怒り。
汗臭い労働者階級のあなたと、生まれつき大富豪で国の有力者の娘の私とでは、
生きる世界が違うのよ。
彼女は全身で彼を拒絶していた。
(後になって、それが彼女の、好きな子をいじめて、自分の愛を確かめる性癖だと
 明かされるが)

「私があなたと結婚しない理由は、あなたが一番ご存知ね」
私のことを見ていない、というのは、彼がここにいるのは、のし上がりたい野望で、
私の背後にある貴族社会を見ているだけで、私個人に興味を持っていないことなんて、
わかっているわ、私はあなたのことなんて何でもお見通しよ、という見下し。

それろ、もとは、スラム出の子じゃない、身分違いもはなはだしい、思い上がらないで。

パリでもエリザベートの上から目線の言葉が、ジュリアンの乗り越えたい心に火をつけた。
突然差し出されたバラの姿と香りを楽しみ、その美しさにエリザベートを思い出すと握りつぶし、
アルジェ時代に抱いていた野心を、ふつふつとたぎらせるジュリアン。
赤いバラであるエリザベート。お前を屈服させてやる。
アナ・ベルに赤いバラを贈ったのは、彼女を利用してのし上がり、
彼を認めない赤いバラを見返してやる、という決意と、
アナ・ベルを彼に握りつぶされる赤いバラにするんだという決意があったと思う。
(霧矢ジュリアンは人の期待を裏切れない良い人ですから、よしやるんだ、と
 強く決意しないと他人を陥れるような行為はできなさそう)

アナ・ベルにジュリアンをとられた、
ジュリアンは、お父様の部下なんだから、私のものだと思っていたのに、と悔しがらせられたら満足だったのに、
それ以上の効果が出、しおらしい告白をするエリザベートに思わずニヤリ。

しかし、アナ・ベルのことはどうやって断ればいいかな、
シャルドンヌ伯爵夫人の期待があるのにと困っていたら、
アナ・ベルは病気が再発して、遠くにいきました、行き先は教えられませんと
アンリから告げられ、
夫人からも、ごめんなさいね、と謝られたはず。
病気でどこに行ったか分からなければ仕方ないな、でも助かった、とエリザベートと婚約した。


ジュリアンひいきの私から見ると、ミッシェルとボランジュはよいホモ、ジャックは悪いホモ
だけど、ジャックさんのジュリアンへの執着振りが愉快なので、ジャックさんも好きです。

殺しと強盗はしない、のが、悪党のアルジェ時代でも彼の美学であったのに、
どこまでもしつこく喰らいついてくるジャック殺害を決意して、
「あんなドブネズミに俺の進む道を踏み荒らされてたまるか!」
と人殺しじゃないんだ、ドブネズミ駆除なんだ、と言い聞かせている姿が痛々しくてかわいい。
5年前ならともかく、ジュリアンはすでにボランジュの庇護を必要としないほどに上ったのだから、
ボランジュがスキャンダルで失脚しても、困ることはない。
自分のためじゃなくて、ボランジュのために、どん底でも貫いてきたポリシーに反して、
下の下の悪人になろうと決めたジュリアン。
ジュリアンさんは本当に健全な精神のよい子なんだなあ。

学級委員、と揶揄されたのはきわめて正しい。

正しい子だからこそ、サビーヌの献身に、衝撃を受け、
素直でまっすぐな感性の持ち主だからこそ自分が欲していたことに気がつける。

愛する人のために、死刑台に登ってもいい、と殺人を犯したサビーヌは、自分と同じだ、と思える。
彼女を見捨てることは、自分をないがしろにするのと同じ。
彼女の犠牲の上にのうのうと暮らしていくことなどできない。
それに、胸ガンガン状態の「愛ってやつ」が、彼を支配している。

ジュリアンは素直で純粋ないい子でかわいいな。
その後、自分が見つけた「黄金」と手を取り合い、彼の人生で最も高揚した気分のまま、
逆恨みストーカーに撃たれて絶命。


アンリは、アナ・ベル好きが高じて、お世話係に取り立ててもらったのに、
彼女の命を守れないような人だった。所詮ストーカーはストーカーということか。
アンリには大事な姪を任せられない、下僕ならしてやってもいいけど、の
マダムの読みは完璧。
無味乾燥だった人生に、幸せを与えてくれた人だから、捨てられても恨めない、
だから彼の不利になることはしたくない、とのアナ・ベルの「お願い」を
素直に聞いているのは、意見を述べて拒絶されると自分が耐えられないから。

短い時間であっても、大切にされている、愛されているという実感があったからこそ、
アナ・ベルはジュリアンを恨めなかった。
そんな宝物のような時間を自分の人生にあたえてくれたジュリアンに感謝していた。

5年間も一緒に暮らしても、互いに、ジュリアンへの関心と執着以外育たなかった
ジャックとサビーヌの間にはなかった、愛されているという実感を
アナ・ベルにジュリアンは与えたからこその、感謝。

二人の関係を知り、絶望したアナ・ベルの命すら繋ぎ止められなかった
アンリの「自分の行為で大切な人を傷つけたとしたら(仮定)、そんな自分が嫌だ」の
「自分が傷つきたくないから、傍にいるだけでいい」と肥大した自己愛と、
何が大事か、取り返しがつかないものなのかが判断できないおろかさが、
人生と人というものを知り尽くしたシャルドンヌ伯爵夫人が、
姪をアンリに任せられないと判断した理由だと思う。

アンリは受身。ジュリアンは自分から行く、と対照的。
負けても他人や状況の正にしない、自分の精進が足りなかったと、
挽回のチャンスを狙うのがジュリアンで、
願った結果にならなかったら、誰かのせいにして付回すのがアンリ、と私の目には映った。

アナ・ベルが恩を感じ、自分のことでジュリアンに影響がないように、
と考え抜いたシナリオをぶち壊し、射殺した理由は、ジュリアンが彼の心を傷つけたからだ。
(人様のことは言えないが)おろかな人は怖い。見た目がきれいだから余計に怖い。

アンリがジュリアンが憎いなら、社会的に抹殺するのは簡単。
マダムにジュリアンがアナ・ベルを捨てた、と報告し、
献身的にアナ・ベルに尽くしていれば、お世話係から脱却できたかもしれないものを。

サビーヌが上着を羽織っただけの状態で、飛行場に向かっていることからも、
ジュリアンかサビーヌがジャックを殺した、という話は、そう広まっていないはず。
「アルジェのしらみ」が一匹死んだところで、パリ社交界では問題にならない。

アンリは、ジュリアンの後をずーーっとつけていたのだろうなあ。
で、復讐の機会をうかがっていた。

エリザベートだけじゃなく、ほかの女とかよ、の怒りで、
アナ・ベル様に死んでわびろ、なのか、
アナ・ベル様のところへいけ、なのか、アンリのことは分からない。

お世話係しかできないような能力のアンリが、その後、生きていけるとは思えないし、
ジュリアンを殺害した後は、「アナ・ベル様、いま、お傍に」なのだろう。

アンリは、ジュリアンの恋敵にもなってない。
ジュリアンと夜会であって、ご機嫌のアナ・ベルを見ても、危機感を抱いている様子はないし、
(きれいな少女で、利用価値もたっぷりの存在なのだから、目をつけている輩は他にもいるはずだ)、
ジュリアンが現れてから、生き生きしているアナ・ベルに、喜んでいるし、
結婚してもお世話係としてお傍にいられるだけで幸せ、なのか、
アナ・ベルもアナ・ベルの未来の夫のジュリアンも好きなのか、私には分からなかった。

射殺するとき、笑っているんだもん。
生意気なエリザベートをやっと屈服させた、のジュリアンのニヤリより、分かりやすく。

アンリは狂っているのか、
アナ・ベルさまを悲しませた、と怒りでジュリアンを追っているうちに、
他の男どもと同様、ジュリアンに惚れて、
アナ・ベルさま、これでジュリアンは他の誰のものにもなりません、
あの世で三人仲良く過ごせますの、笑顔なのか、
分からないのは、私のジュリアン贔屓が過ぎるせいか?

サビーヌをぎゅーすると、ジュリアンの胸元のマイクがサビーヌの衣装ですれてノイズが入るのが、
サビーヌの頭を抱えた状態でジュリアンの言った台詞を、サビーヌのヘッドマイクまでもが
拾っているのが、ラブいです。

サビーヌは説明台詞も多くて難しいと思うのに、早口でもクリアーで、
感情もしっかり伝わるのがすばらしいと思った。まだサビーヌが台詞を噛んだところを
見たことがない。
きゅっとさらにしまって、ますます見ごたえのあるおなかに(はぁと)
あのシーンのジュリアンが「新しい踊り子、ふーん」と冷静に見ていたのに、
突然、飛び上がりそうに驚くのを必死に抑えているのが、好きです。


ますますドラマティックになっていたショーではぼろぼろ涙をこぼした。
台詞が聞こえる場面というのもいいな。
カジモドが右足先行で左足を引きずっているのを、彼が必死な状態でも、
残しているのがすごい。
下手から見たからか、かもめのデュエットダンスの跳躍が、
上手で見た記憶より低いように思えたり、
衣装がだぶついているように見えるのは、かなりお痩せに、
ハードな公演の終盤は、やはりきついのか、と心配になったり。
「虹」を歌うところでは、腹式呼吸とはこうするものですよ、のお手本のような
体幹動きにほーーーっと思う(変態かもしれない)。


などと、11時公演が終わった時点で、私の霧矢さんかわいい風邪は悪化していたので、
いつもチケットを取ってくださる先輩と見た15時公演では、
先輩がとってもかわいそうなことに。
(帰りの電車の中で知ったが、先輩は本当の風邪で体調が悪かったのだった。
 アホ話を聞かせてすみません)

開演前の待ち合わせ。
先輩「昼ごはんまだでしょう? 何か食べておいたら?」
後輩「ん~、おなか減ってないんで」
先輩「胸がいっぱいで?(苦笑)」
その後も、まりも嬢の生おなかから、霧矢さんの美しいに違いない生おなかが見たいなど
変態発言を繰り返す後輩。
先輩「(ポスターを見ながら)霧矢さん、生え際が後退した気が。書いているのかしら?」
後輩「そんなことないですよ。キューピーさんみたいでかわいいです」

先輩「霧矢さんすごい汗。男役さんは娘役さんよりたくさん着るから大変ね」
後輩「霧矢さんだけじゃないですよ。いつもは涼しい顔の○○さんも汗かいてました。
 節電で舞台上の空調も抑えているみたいで、客席も暑いですもん。
 体力消耗しますよね。かわいそう。
 おでこの汗がライト受けてピカピカ光ってきれいです。汗も滴るいい女ですよ、ふふ」
先輩「ショーでみりおちゃん、すごく笑ってたね、かわいい。楽しいんだろうね」
後輩「楽しいでしょうね~。下級生のレベル上がってますよね。
 霧矢さんが保母さんのように育てているんでしょうね、ふふふ。
 みりおちゃんもかわいいけど、霧矢さんもかわいいですよ」
後輩は、その後も時間の限りかわいいかわいいと言い続けました。すみません。


<歌の話>

先輩は、まさおさんは歌はうまくなったけれど、台詞がまだといわれるのは、
歌のときは、響かせるために目や頭蓋骨内の空間を基本オープンにするはずだが、
悪役として憎たらしく台詞を言おうとすると、目も空間もひしゃげてしまい
響かないのだと思う。
幸福の王子みたいな役をさせるとよく響くだろう。

まさおさんは高い部分の声が、地声からチェンジして、もろ女性の声になることがある。
霧矢さんの声は、音としてはあんまり低くないけれど、低い部分の響きも伴っているので、
低く聞こえる。
アルジェの男の主題歌を歌っていると(はじめはA)、キーはそんなに低くなかったんだと驚く。
私の声質で、霧矢さんの「低い響き」(とくにパリ時代)を出そうと思うと、
さらに4音下げない(E)と近づけない。

野望を歌う主題歌に、ジュリアンの焦りが出たような
「がなり」が声を張り上げる部分に入っているように感じた。
18日前には、そのようには思わなかった。
ますます熱くなっているんだなあと感激した。

今回の公演で、まさおさんが正2番手と強調されたが、確かに歌の点では、
きれいなメロディのアンリの歌より、変な歌詞のジャックの方が、印象に残っている。
誰から見てもわかりやすく、「だけど~~」がつかない美貌、若さという武器があるのだから
おいしい二番手役で、人気を取ってほしいと願う。



<よい子な持ち味>

トップさんから続く4番手までが、よい子キャラの今の月組は、
私はすごく好きなのだけれど、先輩のように物足りなさを感じる人が多いから、
チケットが手に入りやすいのだろうとも思う。む~~。

『赤と黒』が題材のジュリアンを、よくぞここまで、彼女に似合う役に作り上げたな、
と私は思ったが、『赤と黒』のジュリアンのイメージでみると、違う、となるだろうな。
先輩が、誰が演じればジュリアンがはまる(よい子にならない)のか、とお尋ねくださったので、
「安蘭けいさん」とお答えした。

朗読の先生に私の憎しみの表現が足りない、あなたは人を憎んだことがないのか、と
言われたことがある。私の場合は、感情の増幅力と表現力が足りていないから、
私から出る憎しみの表現がうすっぺらくなってしまう。うそになる

霧矢さんは想像力、感情増幅力や表現力もすばらしい人だから、
ジュリアンを人の心を失った、他人を利用することしか考えてなかった、
非人道い人とすることもできたと思う。その心がない人が、
突然、自分の中にもあった愛に気がつき、戸惑いながらも喜びにあふれ、
破滅に向かって走り出してしまう悲劇、にもできたと思う。

役者さん自身は良い人でも、悪い役もできる。
(と、ここで出す例が、ケロさんだったことに、先輩はあきれられていたに違いない)

そんなジュリアンは、傍に近づくと切れそうなのに、
近づかずにいられない危険人物で素敵なのかもしれないけれど、
かわいくないだろうからから、今のかわいいかわいい霧矢ジュリアンが良いかな~~。



悪い人じゃないと魅力的な悪役ができないのなら、
ねたみそねみといった、目を背けたくなる感情で、一人の同級生をよってたかっていじめ、
罪をきせ追い出そうとした96期生は大成するはず。
プロの演劇集団を育てたいのなら、「清く正しく美しく」は撤廃すべきだの極論になる。
(AKB48は未完成なところが魅力といわれているが、宝塚歌劇のファン心理に共通するところで
 勝負を掛けていると思う)
とはいえ、宝塚歌劇の舞台は大人数で作るから、誰かを悪者にしないと結束できないような
96期では、チームワークはよろしくなさそう(苦笑)。
入っちゃったモノは仕方ないから、何であの舞台姿なのに抜擢されたの?と
客席で不思議に思わされないような人事を望みます。ジュリエットは、オーディションでコレ?だったもん。

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
  • posted by  
  •  
  • 2011.08/27 22:12分 
  • [Edit]

ゆん様、ありがとうございます。 

私の疑問にお答えくださり、ありがとうございます。

うま「だ」けではなく、うま「ざ」け、でしたか!
霧矢さん、龍さん、すみません。
教えていただくと、濃い琥珀色の液体がワイングラスの中でゆれ、
傾けられてきらきらと光を放ちながら流れ落ちる様が浮かびました。

それまでの強引なイメージは、朝海ひかるさんのオスカルが、
今回のカジモドの羽に似た翼を持つ馬ごと吊り上げられて、幸せそうに笑っていた、
あのような「黄金の馬に」の上で得意げな霧矢ジュリアンでした。
ゆん様のおかげで、今日から正しいイメージで楽しめそうです。

また、週代わりスープのこともお教えくださり、ありがとうございます。
そういういきさつがあったものだったとは。
7月30日、上手端より見たときは、白いパンに白いスープだったことに加え、
先入観で見逃していたとわかりました。
ますます楽しめそうです。
先ほど公式サイトを見、舞台と同じスープを提供するキャンペーンを行っていると
知りました。いろいろ知らなさすぎですね。
「フェリエ」前のモニター、本日の幕間休憩のときに、チェックしてみようと思います。

また、過分なお褒めのお言葉もありがとうございます。
量は、ジュリアンかわいい、かわいいの羅列で増しているのでともかく、
質についてはお恥ずかしい限りです。
私の周りには、霧矢さんファンがおらず
(「こんなにアピールしているのに」(←ジュリアン@アルジェの銀橋痴話げんか風))
ブログに書いているようなことを話しても、
そんなところファンしか見てないからと苦笑とともに流されることが多いのです。
きりやん上手いねとと言ってくれ、私が延々と霧矢さんトークをかましても、
良かったね、と受けて、「朝日新聞に霧矢さんが載っていたから、あげるね~」などと
私がねだる前に好意をいっぱい下さる、親切な友人たちなのですが。

ゆん様は霧矢さんファンに違いない、とドキドキ。新鮮でした。

大劇場のどこかですれ違っているかもしれないゆん様から、暖かいコメントをいただけて嬉しかったです。
ありがとうございました。
  • posted by たまり(ょ) 
  • URL 
  • 2011.08/28 09:57分 
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Author:たまり(ょ)
『マイメロ』の柊恵一さん中心感想や、奈良大淀病院事件の傍聴記録を書いていました。

現在は、感想や日記を時々。
スポットライト(好きな人しか目に入らない視野狭窄)状態で、片寄ってます。

何となくの傾向インデックス
・「某Oさん」や「花柄の君さま」などと表記させていただいている声優さんのファンなので御出演作♪
『おねがいマイメロディ』シリーズ(終了)
・『電王』以降のスーパーヒーロータイム
宝塚歌劇感想
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リンク先=『麻生太郎オフィシャルサイト』さんスキー♪

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