お決まりの日々?

モモの節句でございます。

異文化体感

友人・知人に、韓国ドラマ愛好者はいるけれど、
私は初めて観たものが趣味に合わなかったからか、その後観てはいない。

が、視聴のきっかけとなった、吹き替え版をされた声優さんの新しい作品が、
テレビ東京に続いてテレビ大阪でも放送開始とあれば、
もちろん、ウキウキと予約。

東京では週に2話づつ放送され、9月8日が最終回。
週に4話づつ放送される大阪では、9月8日までで11話が放送済み(のはず)。

8話づつを焼いていこうと思い、第一話を見た。

うわあ。
激しく私と感性が違う。

きっとこれは、主人公の心の美しさや優しさを浮き上がらせる対比なんだ、
と思うのだが、そこは、国民性の違いで、
「川に落ちた犬は、棒で叩け」な国のドラマは、
私にとって気分が悪くなるシーンが延々と続く。

宝塚歌劇月組の『Dance Romanesque』の、ノートルダムのシーンは、
主演さんが、カジモドの心の美しさを出すために、
そのような対比をしているシーンだと解説されているのを見た覚えがあるけれど、
それと随分違うのは、お国柄なんだろうなあ。
私にはきつかった。
ノートルダムのシーンの兵士たちには、ダンスが揃わないとか可愛げがあったけれど、
このドラマは容赦なし。エグい。
男尊女卑の国らしく、女性への暴力も酷い。
「女子供に手をあげるとは、武士の風上にもおけん」じゃなくて、
「女子供には手をあげて当然」なのだろうな。
ともに、根本にあるものが、女子供=一人前じゃないという弱者認定だとしても、
弱者だからいたわろう、というのではなく、弱者だからこそ、叩けるなのかも。
(川に落ちた犬、のことわざ通り)

また演出がねちっこい。
主題歌の意味が分からないから、シーンの良さを感じられないだけかもしれないけれど、
ひっぱりにひっぱる、もったいぶった演出にしんどくなって、思わず早送り、
しても長かった。

後、個人的に、
顔のつくりに合っていない、はりつけたような二重に違和感があったり。
美人女優の顔を汚してはならないという約束があったのか、
手が赤くただれたような寒さの中でも、耳たぶや鼻の先が赤くならないとか、
(プロテーゼが入っているからであっても、皮膚は生きているので赤くなるはずだ)
まつ毛に水滴がつかないとか、洟はたれないとか。吐く息も白くない。

凍えるような寒さがもたらす美しさは、感じられなれなかった。、
寒さが辛い、大変つらい、とってもつらい、というシーンなのに、
彼女のところに温めた石を持ってくる、屋敷の息子(主人公)は、
火をたいている室内と同じ衣装で、寒そうなそぶりも見せない。不思議だ。

ヒロインが辛い目に合う、
というのは、日本の1983年のドラマ『おしん』を彷彿させるが、
ヒロインの周りの人が比較が難しいほどに酷い人間ばかり、というのは、やはり文化の違いか。


ある日、賊に襲われ、使用人である彼女がさらわれそうになった。
身分違いで実るはずのない恋でも、
大切なはずの、主人の息子@ビビってかくれんぼ中に、
「助けて」とから自分を救ってと何度もお願いする。
ちゃらちゃらしたように描かれている息子であるから、飛び出したものの、簡単に刃を受ける。

家の者の助けが入って、息子と、使用人の命は助かったが、
家主の妻は、息子の心を惑わせた使用人を、やはり韓国ドラマ、拷問の末、殺そうとする。
(ただし、棒や石を突っ込んで、という描写ではなく、叩く系)
それに対抗し、使用人の兄が、主人の家に火を放つ。

結果、家族も財産もすべてを失った息子=このドラマの主人公は、
奴隷を探す職業に就き、その女を探している、という設定。

私の感性で考えると、おのれの身の危険も顧みず、賊の前に飛び出すほどに愛していた女なら、
その愛をつらぬくために探しているのだ、となるが、
劇中では、自分の人生を狂わせた女を探し、滅多打ちにするために探している、
と説明され、それを聴かされた人はなるほどと納得している描写。

また、ええとこのボンボンだった主人公は、
寒さにかじかむ、好きな使用人(に限る)の手を温めようと、
漢文の本を燃やして、石を温める。

勉強のための本を燃やす!
この描写にも驚いた。
漢文だから? 大事じゃないの?
それとも、手書きの本を燃やしてもいいほどに、愛していたという、
大切なものを出して、それを犠牲にするのに値するという持ち上げ方?
4歳の時だったか、新聞を踏んだら、非常に怒られた私には、理解できない。
そこはとりあえず、馬小屋からとってくるでもいい、藁でも燃やしておこうよ。

奴隷だという印も漢字で、ハングルはやはりこの尊重されていない描写。
(町の描写が、史実とすっかり違うのは、韓国ドラマでよく見られるファンタジーなので御愛嬌)


私を育ててくれた文化とは、表現方法が随分違うものなんだなあと、
「外国」
を強く感じた。

13歳の少女が、高齢の権力者の健康のために差し出されるという風習も、
年齢を聞いて、男たちが喜ぶのも、
なるほど、日本ではほとんど通名報道で本名は出ないことが多いけれど、
行われている少女への連続犯罪を裏付ける文化だと、
ドラマに集中できていないからか、余計なことを関連付けてしまう。
23歳を超えたら、女の価値は下がるばかり、
20を5も過ぎたら女として価値なし、という解説も、被害者の年齢層と一致する。
なるほどなあ。

画面も見所らしいけれど、これでもか、これでもか、と押してこられるのに疲れて、
場面転換の把握ぐらいで、あまり観ていないが、
聴きどころは声優さんの声として、見どころは、腹筋かな。


「岸和田は外国ではありません、ご安心のほど」の
岸和田文化には外国を感じないのだが、
今日、韓国のドラマを見て、距離的には近いが、心理的にはえらく遠い国だと思った。
(短期だがホームスティした、アメリカ(ミネソタ)とイギリス(オックスフォード)は、
 食べ物以外はふつーだったので、現地住民と間違えられてるほどに溶け込めた。
 ホストが親日家だったからか、喜怒哀楽のツボも似ていた)


二話続けて見る気持ちになれなかったので、
ゆっくりゆっくり見ていく。
ファーストコンタクトの作品も、最後まで聴いたんだ。これだって聴く!
『江』の演出は酷い、気持ち悪いと思っていたが、
これに比べると、まだ私の納得に近いところにあるかもしれない。
文化の違いって大きいや。

私の初めてのアメリカ訪問は小学生の時だったか。
英語は習っておらず、言葉は全く通じない。
それでも、母の友人の家(ミネソタじゃない州)で、文化の違いに驚かず過ごせたのは、
そのころ見ていたテレビ番組や雑誌のせいかもしれない。

こういう感覚が子供に育つことを狙って、
史実に基づかないファンタジードラマを流しているとするならば、恐ろしいことだと思う。

俳優さんに釣られて、声優さんに釣られて、
洗脳されていくのだろう。怖い。

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  • posted by  
  •  
  • 2011.09/12 19:14分 
  • [Edit]

ありがとうございます。 

医療崩壊ウォッチングからも、政権交代以後ますます離れ、
話題になりそうな番組もHDDに貯めているばかりですのに、
お気にとめてくださり、ありがとうございます。

Prothese、修正いたしました。
思い込みとは恥ずかしい。教えてくださったことに感謝し、
以後間違えないよう気をつけます。
ありがとうございました。
  • posted by たまりょ 
  • URL 
  • 2011.09/12 23:01分 
  • [Edit]

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Author:たまり(ょ)
『マイメロ』の柊恵一さん中心感想や、奈良大淀病院事件の傍聴記録を書いていました。

現在は、感想や日記を時々。
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『おねがいマイメロディ』シリーズ(終了)
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宝塚歌劇感想
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