お決まりの日々?

モモの節句でございます。

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泣かない理由

hp社、MADE IN TOKYO ノートパソコンの名前が、降ってきました。

happyちゃん、とか、
Hiromu Perfectさんという候補がありましたが、
振ってきたのだから仕方ありません。

Hiromu’s Powerにしました。
書くとすごく恥ずかしいですね。言う分には当たり前すぎて、抵抗は無いのに。

そんな私は、恥、という言葉を身に着けるべきだと思います。


前置きはさておき。

エドワード8世初日の幕間に、
「(たまりょが)来ると聞いていたから、探していた」と友人たちに見つけてもらいました。

主演さんファンの私が、とくにラジオでの王位を捨てるメッセージに続くあたりで、
号泣していたのではないかと心配してくれていたのですが、
二回見た今も泣いていません。

そのとき、何で泣いてないの? ファンでもない私でもうるっときたよ、と言われ、
次の日の公演でもそのシーンで泣けなかったので、その理由が気になっていて、
……先ほど降ってきました。


芝居の構成は、宝塚歌劇という王国を去っていく主演さんが、
彼女を慕う仲間たちに、ファンに、別れを告げる、という「泣かせる」入れ子構造になっているのですが、
私の目には、板の上の主演さんは、江戸八(エドワード8世)そのものにしか見えていません。
そこにいるのは、これで退団する霧矢さんご自身ではないので、
そういう仕組み(あて書き)か~と思うことはあっても、
焦点はエドワード8世に来ていて、彼の気持ちに集中しているので、
エドワード8世を演じる役者に付属する事情のことまでは頭が回らない。
その時、これがないと自分ではいられなくなる、と思ったことを選び、
彼は長年の夢をやっと叶えられたのだから、
辛い苦しい決断であったけれど、良かったね、と祝福の気持ちしか、今のところはわかないのでした。

芝居の中ではなく、その場面だけ出されたら、
主演さん「が」演じている、と主演さん個人に焦点があって、泣くかもしれないな。

泣きそうになるのは、別れを告げて走りさるウォリスを、追うことも許されないのか、
と夢を絶たれた彼が、自身の置かれた状況に憤慨するシーンのほう。胸が痛くて目が熱くなる。
その前に、彼が気が短く、新聞記者の入れ知恵で相談せずに行動する人だと、
丁寧に説明があるので、その後の決意までスムーズに気持ちが移っていける。

あとは、「何度でも聞きたいのよ」のシーン。
ラジオでの宣言の中で「愛する人」といい、結婚式のシーンで「愛してます」しか
愛を言葉にしない二人だから、ウォリスのおねだりと分かってからの言い方が優しくて、
嬉しくてうるっと来る。

決意の歌、そしてスピーチでは、お披露目公演『スカーレットピンパーネル』の
「目の前の君」のように、霧が晴れた思いでいます。
彼が愛する国の期待を裏切る格好になり、また、王として彼がやりたかったことは、
あきらめる辛い決断と引き換えに、やっと自由になれた。
愛する人と出会い、ともに生きて行きたいという、夢が叶っておめでとう。
彼の苦しみが分かったからこそ、チャーチルも硬い握手が交わせたのだと納得した。


または、あまりにも情報量が多く、それに圧倒され感情が沸くところまでこられていないのかもしれない。

どちらにせよ、すごいことだと思った。


そして、これはまた私の妄想に過ぎないのだけれど、
板の上の彼女は、国民への別れを告げるとき、「タカラジェンヌの自分」は考えていないのではないか、
デイヴィッドとして存在する、板の上で生きる、それだけを考えて、
ではなく、自然と感じているのではないかと。

だから宝塚歌劇的には大事なことではあるけれど、芝居の本編にとっては余分なところが
薄くなっているのでと。

(彼女が二番手時代の、大野作品『夢の浮橋』の薫が、非常に見るのが大変な辛い心情の役で、
 心を殺していく薫にどっぷり持っていかれ、
 供演のショーまで、「薫が笑っている、良かった、やっと幸せに……ちゃうやん、あれは霧矢さん」と
 セルフ突っ込みをするぐらいだった。……今日見に行くショーは、そのシリーズの3だ)


全くの主観で、本当のところはちょっとだって聞こえる環境に、この身はないのだけれど、
私の感じたことが正しければ……。
役者霧矢大夢のすばらしさに、ぞくぞくする。興奮に震える。

彼女が羽ばたいたその先の地の活動も、見つづけたいと強く願っています。


作中で、ディヴィッド自身が「好きだ」と、ウォリスに語った、
彼の祖父、エドワード7世の生き方を踏襲して、
ウォリスを愛人のままにしてしまえば、国も彼女も選べたのに、
少なくてもこの話の中では、ウォリスと付き合い始めてから、他の遊びは絶ってしまっている
一途なディヴィッドだから、他の女性を妻に迎える、という選択はできなかったのだろう。
この、くそまじめさが、私が思う主演さんの持ち味に嵌っていると思う。
物語の焦点があちこちにあってまとまりきれていない消化不良な作りは別として、
プリンス・チャーミングの不器用さを、完璧じゃない弱さを、愛しく感じる。
お飾りヒロインじゃないところも、好きです。

あああ、次に大劇場にいけるのはいつ?
初日、大劇場に向かう電車の中から友人に送った、『パリ空』もじりのメール、
「心は、大劇場の空低くにいます」気分です。

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Author:たまり(ょ)
『マイメロ』の柊恵一さん中心感想や、奈良大淀病院事件の傍聴記録を書いていました。

現在は、感想や日記を時々。
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・「某Oさん」や「花柄の君さま」などと表記させていただいている声優さんのファンなので御出演作♪
『おねがいマイメロディ』シリーズ(終了)
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宝塚歌劇感想
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