お決まりの日々?

モモの節句でございます。

月『Misty Starion』(5回目)

2回見た後の感想で書いたことの蒸し返しみたいなもの。

まず、サイトーくんの霧矢さんに対する愛が莫大に存在し、このショーに投入されていることが
恥ずかしいほど分かったので、
初日に怒っていたのをすべて取り消します。
(彼のオタク趣味を宝塚歌劇の舞台に乗せる手段として、確かな技術と宝塚力に定評のある、
 霧矢さんを前々から使いたかったが、退団が決まってしまったので、あわててやります!と
 立候補したんじゃなかったのね、と思えました)

同じ対象に対する愛は、表現の方法が違っても、存在することが嬉しいものです。

オタクらしく脱線しますが、私はモモタロスさんという某仮面ライダーのキャラクターに
兄的な要素を見、慕っております。
彼は鬼がモチーフですから、鬼らしく鬼畜攻めに見える人もいれば、総受けに見える人もいる。
モモさんの魅力はひとつだけじゃない。沢山沢山の魅力があって、見る側の「好き」ポイントで、
愛の表現の仕方は変わってくる。
私の狭い視野には、兄的なところが飛び込んできているだけ。それを私の心が増幅してしまっている。
モモさんの魅力は、私の見ていないところにまだまだ多くあります。

サイトーくんの表現方法にびっくりしたけれど、彼が対象を恥ずかしいほどに愛していることは
見ているうちにどんどん分かってきました。
そして、これは前と同じく妄想だけれど、彼が霧矢さんのどこが好きだと、
見苦しいまでに叫びたいのか、というところも勝手に感じてます。
私に分かるのは一部分だけだけど、それでも十分赤面できます。

他者の妄想力を刺激する、霧矢大夢さんという素材のすばらしさが、
彼作のショーによっても証明されているではないですか、ブラボーブラボー。

サイトーくんはオタク。私もオタク。
オタクの思考は、地表でキャッチした「好き」を地中に引きずり込む。もぐって発展していく。
地底には、そのオタク趣向を構成している、固有のオタクマグマがある。
地中で発酵したり、オタクマグマによって他の好きなパーツと結びついたり、融合したものが、
ある日突然、ぽーーーんと地表に噴き出る。

表だけを見ていたら、とつぜん現れた突拍子も無い発想に思えても、
そのオタクにとってはごく自然なことなのだな。
そして、一般的にオタクは、自分の感じ方に頑固で、自分にとって当然のことは、
他者にとっても「真理」だと思っちゃうふしがある(書いていて耳、いや目が痛い)

私のこのショーの対する感じ方は、作者であるサイトーくんとは、
オタクマグマを構成してる要素からして違うので、かけ離れていそうだが、
噴出させる過程は似ているのではないかと思い、書いてみる。


まず。
サイトー君は、霧矢さん以外の人に、このショーの主演をさせたくないのだと感じた。
経営が苦しいことがすけている宝塚歌劇団。
生徒と呼ぶ劇団構成員をこき使い、グループが持っている劇場の空き枠を埋めさせる。
二つの本拠地での公演も、年間10公演に増えた。演目が足らない。短い間隔での再演が当たり前になっている。
トップさん退団公演のショーでも使いまわされる。
霧矢さんのプレお披露目のショーは麻子さんの退団公演のショーだったし
(はだしとふくらはぎに狂喜乱舞しました)、音月さんの「黒い瞳」の併演は水さんの退団公演のものだった。

だから、タイトルが『Misty Station』。
霧の終着駅の副題を、新しいトップさんにさせるわけに行かないし、
副題をはずしたところで、「Misty」が残る。
後述の理由で、霧矢さんと同等の能力がないと、やってほしくないのだ、と妄想しました。

この条件を通すためなら、劇団が押している96期娘役も大抜擢する(片方は怪我で休演になりましたね)。
ここは劇団の要求を呑むが、
きりやんのために書いた場面は使いまわされたくない!、ここは妥協しないぞという意思の表れなら、
嬉しい。
(96期が抜擢をうけている姿が目に入ると、万引き捏造いじめ裁判が思い出されて、
 現実に気がめいるので、視界からシャットアウトしてます)

この意思のカムフラージュとして、オープニングアニメーションに出てくる旅人を、
霧矢大夢ではなく、
現在の宝塚歌劇の象徴、トップ・オブ・トップ、轟理事に似た絵で描いた。
霧矢退団公演ショーのタイトルは『Misty Station』としてますけど、
「Misty」の部分を変えたら、使いまわしできますよ、
お金がかかるアニメーションだって、そのように作ってます、と偽アピール。

でも実態は。使いまわそうとするならば、大幅な改定をしないと成立しないようにしている。
それでも改定を求められたら、彼がどうしても霧矢さんでやりたかった部分をはずすことができる。


そして、彼が霧矢さんでやりたかった「実験」のひとつ。
それは既存の、よく知られた、すなわち独特のイメージが色濃くついて回る曲の
新しい誕生。
「Re-birth」 ではなく 「NEW Birth」。
塩基レベルまで分解し、元を感じさせるラインもったものを、
しかし元を構成するのとは別のアミノ基を並べ、霧矢DNAを用いて統合することで、
新しい生物の形で劇場に毎回新しく誕生させる。

その曲は、たしかに元の曲なのだけれど、構成している分子レベルで違う生物になっている。
(『仮面ライダーオーズ』の会長なら「ハッピーバースディ!!」と野太い声で叫んでいるところだ)

オーケストラの軽さか「あらえっさー、あらえっさっさー」で始まっている
「ファイナルカウンドダウン」の霧矢ボーカルからの恐ろしいまでの変容。
それまでと全く別の重さで「どーん」と重く鳴る。

霧矢が歌うから、カラオケではなく、霧矢-正統派宝塚ソングになる、という、
つよい個性(DNA)と表現力を持っていないと、
歌声が綺麗、音域が広い、歌が上手いレベルでは
宝塚歌劇の歌として大劇場に乗せられないものを、あえて、
霧矢さんの力を信じて、ぶつける!
(芝居のロッカートさんみたいに勝手な期待をするわけですな。そしてチャーチルが言うように、
 その期待に応えるのが、霧矢大夢さんなのです)

また、「全ては 心の 決めた まー ま に」『マイウェイ』の伸びる「まー」を構成する
霧矢さんの体から発せられた音が、二階席を超え天井を越える高さにまっすぐにまよいなく
あがっていく見事さ。好き。大きな劇場の空気を変えてしまう彼女の歌声が、
そこにこめられた綺麗な気持ちが好き。
よく知られたスタンダードナンバーを歌わせることで、彼女のすごさを体感させる。

テーマソングの、男役はジャニーズ系か、と思う振り付けも好き。
霧矢さんは少年が似合う芸風も持っているから、明るい笑顔を振りまきながら跳ねる彼女は、
アイドルタレントのよう。

あっは。
サイトーくん、痛くて、好きだわ。同士として。(と私の勝手ブログなので、書く)
しかし、大夢は嫁にやらーーん!!(と、霧矢さんご本人とも何の関係も無いのに、好きに書く)

サイトー君はまりも嬢の体のライン(特に脚とウエスト)とキッとした表情、好きだよね。
STUDIO54のときに確信したことが、そのまんま本公演の舞台に出ていた。
最後だからやってもらいたい!という愛を見ました。
しかし、まりもは、単体でも光るけど、デュエットダンスをもっと見たかったです。
男勝りの役でもいいから、霧矢さんと組んで欲しかった。一緒に退団なんだし。

退団者を中央に集めたシーン、中心にしたシーンで、千秋楽に白い花がついたと想像するだけで、
目頭が熱くなる。
車掌さんの一色さんがコートを脱いで加わる演出も、いい。

もりえちゃんのスーツ姿も見納めか……。何を着てもサマになる、見事なもりえスタイルの方だが、
スーツフェチな私は、彼女のスーツ姿がが一等好きでした。
(私が麻生太郎さんファンなのは、彼の美しいスーツ姿にも原因があると思う。仮面ライダースーツが似合う人は最高ですよ、ふふ)
Misty Jungleの、奇抜な蛍光色ヘアのところ、腕を全部伸ばさなくても、余裕を持って長いのがすばらしい。

芝居だけでなくショーでも過去の作品とのリンク。
主演さんだけじゃなくて、もりえのソロの「そこにはただ風が吹いているだけ」
は大野先生の「紫子」の風吹からか。
お芝居とのリンク。
霧のロンドンの王位を捨て、彼の夢を追って別天地に向かった「エドワード8世」。
霧のロンドンから、新しい夢冒険へ向かって霧の終着駅へ向かう「ミスティ」。
大野先生とサイトー先生が、オタクらしく膝を突き合わせて、
夜な夜な「きりやんといえば」で盛り上がって詰め込んで、思いついたらまた詰め込んで、
……芝居もショーも、仕上がりが遅かったことが分かります。

8日で、初日にはいまひとつだった人がこんなに変わっちゃったんだよ。
練習期間が足りてないこともあるに違いない。


<今日の特別>
「魂のルフラン」後、白の神が、赤と緑の仲間を紹介して飛ぶように速く
客席間の通路を駆け抜けるシーン、
今日のお席が良いところで、文字通り魂を持っていかれました。
GODが、満面の笑みを浮かべた神々しさで、こちらに向かってくる。
ああ、と声が漏れる間もなく、飛び去ってしまうのをぐるりと向いて追いかける。
扉を抜けて行ってしまって、ようやく、ため息。
そのとき、舞台では銀橋にスターがずらりと並んでいるのだけれど、
その衣装の極彩色であるのに関わらず、霧がかかったようにぼやけて見える。
雨の中、ミスティが戻ってきたことでようやくスイッチが入りました。
怖い、霧矢さんの力が怖い。

今日は「Misty Rain」デーだな、と出先に思った自分が痛いです。
(初日、次の日、昨日は晴れだったので、晴れ女きりやん観劇デーと思ってました)

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Author:たまり(ょ)
『マイメロ』の柊恵一さん中心感想や、奈良大淀病院事件の傍聴記録を書いていました。

現在は、感想や日記を時々。
スポットライト(好きな人しか目に入らない視野狭窄)状態で、片寄ってます。

何となくの傾向インデックス
・「某Oさん」や「花柄の君さま」などと表記させていただいている声優さんのファンなので御出演作♪
『おねがいマイメロディ』シリーズ(終了)
・『電王』以降のスーパーヒーロータイム
宝塚歌劇感想
・他ドラマなど
・医療破壊に関しては涅槃の境地にいけたらイイナ♪
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