お決まりの日々?

モモの節句でございます。

ゴーバス♯30/ウィザード♯3(/『ユリイカ』)

『ゴーバスターズ』♯30。

ヒロムの成長がはっきり見えた。そして彼が成長できた過程も納得できた。
それがフィクション世界の重さとして、視聴者の私に感じられた。

パワーアップアイテムなどで主役や敵を強くさせるのは、分かりやすいが、
大きな力を得てもそれに振り回されない、人物側の要因がないと私は満足できない。

重い現実、彼に託された重い思いを、強くした心でしっかりと受け止める。
番組開始時は、年長の青がリーダーじゃないのかと思わされた疑問も、解消されている。

メサイヤがイメージを実体化できるということを、メサイアの形をいくつか出すことで
表現しているのは、分かりやすいしうまいと思った。

データ化した状態で融合された状態で取り込まれた人々は、戻らないのか。
データを使っているエンター、エスケイプたちを倒して、
完全な状態からなら、再生できる、と思わせておいて、
不完全な状態で破壊するかどうかを主人公に選択させる。

迷うことは、彼らに命を掛けて期待をかけた人々の覚悟を裏切ることになる。

お父さんお母さんを助けたい一心で戦うための訓練をしていた主人公が、
お父さんお母さんの心からの願いと、彼らに託された人々の思いを受けて、
世界を助けるために、今は侵略者の一部となってしまったお父さんお母さんごと、侵略者を倒す。

このつらさは子供にもわかるから、
倒された親たちの残留思念(?)が彼らの行動を肯定し
「お前は未来を見ろ」と先へ進ませる製作者側のやさしさを見せ、
イメージ体でしかない陣の眠る肉体を示し
(肉体があるから、メサイヤシャットダウンでも存在が消えなかったんだね)
敵ボス倒しちゃって、次回からどうすんの?
と思っていたら、ギャバンとのコラボ。

やすこにゃんは大人だけれど、子供の心を残しているというか、
彼女が『ユリイカ』のインタビューでも答えていたように、
子供時代に自分が格好いいと思っていたものを、見せようとしているというのに納得させられる。
三つ子の魂百までの言葉通り、子供のときのイメージは強烈で、
きっと同じような対象をカッコいいと思っている大人たちに響くのだと思う。
(モモさんや伊達さんと、やすこにゃんのカッコイイ形は私のツボなのも、
 私が彼女の作品を心地よく感じる大きな要素だと思う。シンケンジャーのじいにもラヴ)

今の子供には、昔の子供にはないところもあるのだろうが、同じような部分がやはり多くて、
そして結構多いから、今でも同じようなものが人気になるのだろう。

(子供にとって)かっこいい=正義、であるから、それを裏付けるために、
変身前はイケメン、変身後はカッコいいスーツにかっこいい動きにかっこいいアイテム、と
かっこよく見せるには、魅力的な敵を、と最強布陣で(お金を掛けて)作っていく世界。

「おとな」の美学で“カッコイイ”がないと、物語が薄っぺらくなるし、
子供の親世代(や昔子供であった世代)も取り込めないから、あるほうがいいのだけれど、
「おとな」の美学が先行し子供への配慮が乏しくなると、『キバ』になっちゃうのだろうなあと思った。

ユリイカ2012年9月臨時増刊号 総特集=平成仮面ライダー 『仮面ライダークウガ』から『仮面ライダーフォーゼ』、そして『仮面ライダーウィザード』へ・・・ヒーローの超克という挑戦
『ユリイカ』は高岩さんインタビュー目当てで読んだのだが、
結構真剣に読んだのは、私が苦手と思っている人の話。

理解できれば、苦手な作品も楽しめるかもしれないという、欲張りな思いからかもしれない。
好きな人たちや作品のは進んで読むので、今までに知っているところも多かった。
苦手な人の話はかなりイライラしたが(得にご本人ご満悦部分)、
得たところも多く、うっかり『キバ』は良作だったのか、と瞬間だまされたぐらいだ。

それはご本人と「ファン」の対談ではなく、解説の部分で。
正義(善)と美が対立する世界で、2者の調停者である父が現れる。
解決したのが、善と美を精神レベルだけでなく、肉体として統合している子である、
父子二代による戦いが必要であったというのも、必然と思わされた。

が、が、が。
実際に作品を思い出すと、かっこ悪かった。特にノーマル時代の主役ライダーが。

あの完璧に格好いいスーツで、こうもりスタイルの逆さ吊りに、
満月をバックに高く、飾りつきの足首を掲げたところからの超絶格好いいキック、
「格好よい」を完全に体現した姿で、主役ライダーは戦いはいやだと丸くなり、
先頭離脱し、うじうじしているところを敵にやられている。
あの絵は、子供向けヒーロー番組として駄目でしょ。
スーツが格好いいことに、メインライターが、俺がやりたいのはこんなんじゃないんだよ、
加速させてあそこまでやらせちゃったような感じまでする。

(「カッコイイ」といわれているものを貶めたいというのは、キバ映画魔界城で
 前作電王で「カッコイイ」の大きな一部を担っていた声優陣を特別出演させ、
 えぐい役どころを与えていたのにも感じた。
 お前らがありがたがっているものは俺から見たらクソ、つまんねえ存在なんだよ、
 と言いたいのだろうなと思わされた。)

カッコイイ=正義、が前提の番組で、主役がカッコワルイのはだめでしょ。

見た目だけじゃなく中身もカッコイイ。
分かりやすいカッコよさに、子供にカッコイイという気持ちが生じ、
なりたいという憧れになり、変身ベルトに親の財布を向かわせる。
キバの前作が受けたのは、僕も相棒が欲しい、という子供の気持ちじゃないよね。
(メインターゲットより年長、どころか昭和のおっさん(モモさん)に
 お父さんやお兄さんになってほしいと願う子供は少ないと思われる)

ベルトにしゃべらして相棒にしたからOKじゃないよね。
それはアイテムに楽しみを与えるスペックを超えない。

こだわりや着眼がすばらしくても、
作品の根底をぶっ壊しているものは、よほどのことがないと評価はされない。
「受け入れられやすい」
=「高額おもちゃや安価なコレクターシリーズを売りたいスポンサーの要望に応えられる」
ものを、企業は選ぶだろうなあ。

大先生は、大先生といわれるだけのことはあり、違う目線をお持ちで、
なるほど、と解説されると思わされる部分があったのだが、深く知れば面白いという部分に
フツー(やや下)ぐらいの人たちを引っ張っていけるだけの、分かりやすい面白さを、
子供向け番組だけでも出して欲しいと思ったのと、
ニュアンスで分かればいい、細かいことは気にするな、ではなく、
最低限の謎は回収するという、物語製作のお約束は守って欲しいなと思いました。
着眼点の良さに俺って天才だろ、と常時酔っ払っているような印象を、一読では受けました。

「かっこいいとはこういうことさ」の大人向け『紅の豚』でも、
豚の姿の主人公に、作品一のとびきりのいい女を心酔させて、
この女が夢中になるぐらいだからいい男なんだろう、と思わせる親切さはあった。

親切さは、視聴者への感想の強要、押し付けのやさしさだが、
有る程度これがないと、視聴者を共感させるのは難しいと思う。

『シンケンジャー』の敵方の気持ちは、
メインターゲットの子供たちに「わからないけど、おとなのせかいはたいへんだな」
とまでは分からせるまでにとどめたが、
メインターゲットが親しみ、なりたいとあこがれる主役側の気持ちは
「やさしく」押し付けてくれたと思う。
主役側に共感できている状態で、敵が「たいへんな」覚悟で戦いに挑んでいることが分かれば、
必死に向かってくるこのつよい敵に勝って、世界を守って欲しい、と願いが強くなるのは当然。
(するとおもちゃも売れる)

ちょっと強引なぐらいでいい。最初にちゃんと好感(つかみ)を持たさないと、続かない。
話は面白いほうがいい。面白さは商業的には正義。
ごく一部の限られた方々でないと分からない部分はあっていい。あったほうがいい。
自分には分からないけどなんかすごそうは、物語の深みになる。
娯楽番組として提供する以上、分かりやすいお楽しみも必要。
(それしかないのが、量産型バラエティ番組だと個人的には思っていて、薄っぺらさに腹が立つので見ない)

でっかい体を丸めるようにしておろおろ心配しているゴリサキのかわいさと、
主役の名前(ヒロム)から捕まれたゴーバスだが、今はみんな好き!

ゴリサキはおもちゃ売り場でソフビを手にとらされたほどにかわいいが、
止まっているゴリサキは私のハートに響かなかった。中の人マジックか?
ゴリサキも踊るエンディングは大好きです。


『ウィザード』♯3は2から続いた解決編。

ウィザードは、絶望、という要素を分かりやすく提供しすぎたような。
心の支えが、子供のときから愛読していた絵本一冊のみ、というのは、わかんないなあ。
ウィザードハウスの住人になるみたいだし、
「心の支え」の絵本に「唯一の希望」のウィザードもそばにあるし、
彼の絶望の理由が語られることはあるのかな。

今のところ、変身後にしか興味がないのですが、2008年以降は毎年同じ始まりで、
何話か進むうちに、変身前も好きになる(こともある)ので今後に期待している。

毎年物語の終盤には、圧倒的なボス敵に苦戦、必殺技で向かっていっても、
あっさり倒され地面に転がっている、という絵が多くなる。
ゆえにドラマ部分で視聴者を引っ張っていくが、
冒頭の今はお話は分からなくても、かっこいいなーでOKで、格好良さは抜群です。

造詣だけだったらキバは大好きでした。

ウィザード3話の「こいつ、なかなかテレビ映りいいなあ」
ここは実感を持って伝わりました。
なかなか、どころじゃないし、テレビ映りだけじゃないと思うけどね。
まわしとび蹴り、サイコー!

長いマントが、宝塚歌劇の娘役さんのタコ足スカート程度にしか中を隠せてない。

タコ足スカートとは、レオタードのような衣装の上にまとわれている
リボン状に細い布で疎に構成されているスリット万歳さまさまで、
だるまと呼ばれるレオタード状のもののほうが健全に見えてしまう、えっちい衣装です。

110807-499975-1-L.jpg
ロングスカートのけり上げが大変巧みだった蒼乃さんのタコ足衣装。

タコ足は薄布だから意識して蹴り上げなくても、自然に美脚などがエロティックにお披露目されてしまう仕様だけれど、
弾除けにもなる厚手のウィザードコートをきれいに蹴り上げるのは大変だと思いました。
一度、宝塚大劇場で、ロケットを引き連れて踊って欲しいと妄想させるライダーです。
ウィザードレビュー、と宝塚歌劇レビューとのコラボレーションをやってくれたらいいなあ。
「さあ、ショータイムだ」と聞きすぎたからかも。
誰よりも高く足を上げてラインダンスをしているウィザードちゃんが浮かんで大変。

シャバドゥビダッチ変身は、番組中の細長い手はきれいだけど、
変身ベルトCMの厚みのある大きな手のほうが男性っぽくって強そうで、私は好きです。
握手するならCMさんがイイナ♪

女刑事さんに必要なのは、ドーナツ好き要素プラスより、衣装チェンジだと真剣に思います。

(ドーナツ一押し!から、ミスドが何かやってくれるのかと、ちょっぴり期待)

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Author:たまり(ょ)
『マイメロ』の柊恵一さん中心感想や、奈良大淀病院事件の傍聴記録を書いていました。

現在は、感想や日記を時々。
スポットライト(好きな人しか目に入らない視野狭窄)状態で、片寄ってます。

何となくの傾向インデックス
・「某Oさん」や「花柄の君さま」などと表記させていただいている声優さんのファンなので御出演作♪
『おねがいマイメロディ』シリーズ(終了)
・『電王』以降のスーパーヒーロータイム
宝塚歌劇感想
・他ドラマなど
・医療破壊に関しては涅槃の境地にいけたらイイナ♪
リンク先=『麻生太郎オフィシャルサイト』さんスキー♪

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