お決まりの日々?

モモの節句でございます。

雪『JIN』/『GOLD SPARK』

久しぶりの雪組。
サヨナラ公演だから覚悟を決めました。
サヨナラ公演は今年は3回目。月、宙、そしてこの雪。

本公演の雪組は『ロミオとジュリエット』以来。
『黒い瞳』と『ハウトゥサクシード』は見て、
法則からは見られる『フットルース』も行きたかったな、と今日見て思った。

観たくない人が、雪組生の中におります。
96期のメモカさんファンの方は、彼女を嫌いなものの意見など見ないほうが心の平安のためによろしいかと存じます。




『JIN』

始まってしばらくの主人公の「悪性の乳がん」に、やはりサイトーくんの言語センスだとしみじみする。
悪性の乳がんがあるなら、良性の乳がんもあるのね~。
ニュアンスとしては、進行が早い、有効な治療法に乏しいゆえ、致死率が高い乳がん、ということだと思うが。
(原作にもそうあるなら、ごめんね、サイトー君)

主人公より、まっつ侍に目を奪われる。
折り目正しさに、彼女の口跡の鮮やかさがくわわり、清潔感にあふれた気持ちのよい若者になっている。
きちんとアイロンのかかった清潔な白いハンカチのような安心感がある。
こういう感覚はおばさんぽいな、とわれながら思うが、ハンカチはピシッとしたものが見目良い。

将軍家に忠誠を誓っている旗本、社蓄のようなまっつ侍が、
「私にはできない」
と上司の命令に背くシーンが美しい。彼のそれまでの折り目正しさを見せられているから、
こんな潔く白いぴっちりとしたハンカチが、主君の命にそむいてまで友情に死のう(=生きよう)とするのか、と震撼した。

吉原の振袖新造の一人がやっぱりきれいで、
きれいに背中をそらせる彼女と、きれいに正しい若侍の、血を吐く告白を聞けたので、それだけでいい。

なんかいっぱいあったんだけど、
サイトー絵巻物は広げすぎた風呂敷が閉じられませんの盛りだくさんに詰め込まれており、
ウォーリーならぬストーリーを探せ状態で、私も集中力を欠いており、
話としてはあんまり印象に残っていない。
舞台から細かいことは気にするな!とのサイトーセンセーの咆哮が聞こえる状態で、
複線など、作品の構造を考えるのは野暮だとあきらめました。
勢いがあればいいんだよ、フィーリング上等で突っ走れ!で正解だと思いました。

……パラレルワールドものには手を出さないほうがいいと、
パラレルワールド小説『もいちどあなたにあいたいな』に傾倒している私は思う。
(新井素子さんのパラレルワールドものは、いい意味でやばい。後に残る)
(JINは、過去へ行って未来が変わった(『…絶句』『仮面ライダー電王』系)のではなく、
 時空のゆがみでパラレルワールドに飛び込んだと解釈したい理由が、結命の近辺で、私にはあります)

主の命令がすべてと自分を追い込んでいた男が、それは同門のかなわぬ相手への対抗心もあったと思うが、
その相手を殺せない、と土壇場で崩れるのが、私の中ではこの芝居のクライマックスで、
主役も、好感度のきわめて高い相手役も役の人生を懸命に生きて輝かせていた光は届いていたけれど、
ツボは若侍にいっちゃった


ショーは『Dance Romnesque』のセルフ・パロ?(セルフ・リメイクとは言いにくいレベルと思った。)
『仁』の蛍に、『ONE』のユニコーンの星を毎度重ねてしまっている重症患者なので、
「かもめ」が赤くなって「RED BIRD」、ノートルダムの代わりにオルフェのようなストーリものをはめ込み、
「月色男子」的コーナーを挟みの構成に、『Dance Romanesque』の型が被って仕方がなかった。
ダンス・ロマネスクのコピー(?)は、“この一瞬の輝きを永遠に変える”で、
ゴールドスパークの「この一瞬を永遠に」に似ている。大劇場で一年強、
『Dance Romanesque』は昨年11月に千秋楽があった全ツにも持って行ったので一年弱しか開いていない。
前作の印象が(通いまくったため)強く残っている私には、二番煎じに見えてしまう。
そして二番煎じよりは、大抵はオリジナルが良いように評価される。
オリジナルと同等のクオリティであっても、大幅に超えない限りは、低く受けとめられるのが常である。

デュエットダンスのオケに被る影ソロが、影になっとらん。
オケとリズムを少しずらして自己主張する、それが食肉が腐ったときの粘りのような不快を与え、
そればかりかわたしこんなに声がでるんだから、フンと鼻息が聞こえそうな雄たけび(女声なのに雄たけびがふさわしい)を
張り上げる。
トップコンビの空中を踊るような軽やかなデュエットダンスに不釣合いの、重力に支配されたもたもたした声。
影ソロを当てられる=歌ウマさんだが、ロミジュリの前までの知っている歌ウマさんに、
こんな場違いな声を出す人は知らない。
あいつだ、と瞬時に分かった。私が雪組を避けている法則の96期。

振袖新造の娘役を探そうとオペラで捜していると、またこいつがいい場所に居るんだ。
視界に飛び込んでくるたびに、ゲッと声がでそうになるのをこらえる。
声はこらえられても、楽しもうと気持ちがそのたび数メモリ(メモカだけに)、確実に目減りしてどよーんとする。
順調に番付を上げてこられている現実に
劇団のメモ押しを受け入れられないのなら、お前が宝塚歌劇を見るのをやめろよ、と突きつけられている気がします。どよ~ん。

お目当ての娘役を見つけられたときは、うわっ、かわいー、端でも暗くても表情ちゃんとつけているんだな~、
もっと目立つところに出してもらえたら、長い手足やきれいな背中が映えるのにと、
うきうきしちゃうんですがねえ……。

舞羽さんがもーかわいくてかわいくて。
彼女がふわーっと舞っているとつい観ちゃいます。
私が好きだった娘役さん舞風りらさんとお名前も似ているけれど、
寄り添う姿のすばらしさも似ていて、やめられちゃうのが惜しい。

次の本公演、どうしようかなあ。新トップさんは好きなんだけど。
『BJ』のメモカフリー! やった!! すごく楽しみです。

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Author:たまり(ょ)
『マイメロ』の柊恵一さん中心感想や、奈良大淀病院事件の傍聴記録を書いていました。

現在は、感想や日記を時々。
スポットライト(好きな人しか目に入らない視野狭窄)状態で、片寄ってます。

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『おねがいマイメロディ』シリーズ(終了)
・『電王』以降のスーパーヒーロータイム
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・他ドラマなど
・医療破壊に関しては涅槃の境地にいけたらイイナ♪
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