お決まりの日々?

モモの節句でございます。

ライバル

麻生さんの言葉(※)、そのとおりだと思ったな。
※ 麻生太郎財務相の2月21日閣議後会見(産経WEB

豪シドニーで開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の話をひとしきりした後、ソチ五輪で6位入賞した女子フィギュアスケートの浅田真央選手の話題に。麻生氏は「スポーツ選手は超一流になる条件が違う。才能、努力、それをやれる環境があれば、一流くらいまではいく。しかし、超一流にはプラスあと3つの要素がいる。ライバルに恵まれる、いいコーチに恵まれる。最後は運だな。運は超一流についてくる。浅田選手に関していえば今のが答えだ」と話した。


彼が「超一流」と表現した選手が、オリンピック金メダリストだとすると、
運が超一流選手についてくる=運がよくなければ超一流(この場合オリンピック金メダリスト)になれない、
説に納得しました。


私が好きなスルツカヤ選手にも、浅田選手にもオリンピックの金メダルは無い。

自分が呼べといったのではなく、自然と彼女のことを「女王」と称してしまう
(ということを、トリノオリンピック実況の刈屋さんも言っていたように思う)
素晴らしいスルツカヤ選手には、運が無かったと思う。
トリノで、私には彼女が勝つべき選手だと思っていた。
ショートプログラムでは、刈屋さんが「これが本気のスルツカヤ」という出来だった。
でも、点数の出方で、彼女は、ISUが、自分に勝たせるつもりが無いことをわかってしまった。
ひとつ前のオリンピックで、彼女に降りかかった不運を、一ファンに過ぎない私でも思い出した。
今度こそ、金。ロシアの女子シングルで初めての金と彼女は期待されている。
プルシェンコは金メダルで彼女がオリンピック女王になるのを待っている。
フリーの演技を、それでも完璧にしたら技の難度が高い自分が勝てる可能性があるのだから、
ノーミスでしなければと気負った状態で臨んだ。

バンクーバーでも同じことを感じた。技術に差がある選手に、予想以上の高得点が出る。
世界のトップで戦うスケーターだ。自分のライバルの演技にどれだけの点数がでるのかは分かってる。
(ソチ男子シングルで、本田武史さんの予想する点数に信憑性があったように)

自分の予想どおりの点数で、自分も他の選手も評価されていたら、いつもどおりやれば大丈夫と思える。
自分の演技に、他の選手より好意的に点数がつけられていたら、イケイケになる。
その逆に自分には渋~い点数がつけられたら、さらに完成度を上げないと点がでない。
ライバルとの点差が開いていたら、さらにそこに国からの期待がどっしり乗っかっていたら。
鍛錬を積み続けた素晴らしいアスリートといえども、彼女たちは10代後半から20代。
真面目な選手ほど苦しいだろう。

浅田選手は、運だけでなく、ライバルといわれた人に付随するなんやかんやに恵まれなかった、
さらに日本スケ連にも妨害された。
日本のマスコミは、彼女のライバルの(としたい)外国人選手を愛した。
その外国人選手は、色気があるから良い、妖艶だから素敵だ、比べて浅田選手は子供っぽいからダメだと
くねくねうっふーんこそがフィギュアの表現だと、ワイドショーなどで専門家でもないものまで騒いだ。
専門家までそれに乗って、彼らが贔屓を隠さない外国人選手に浅田選手は勝てないと言いまくった。

ソチで日本選手たちは仲良しと全世界に向けて発信したが、
そこに行けなかった全日本を最後に引退したライバルまでが、彼女を引きづりおろそうとする。
イニシャルが同じその女性スケーターは、ジャンプに定評がある選手だった。
ソトニコワ選手が好きな選手を記していた欄に、浅田選手と共に彼女の名前を見たとき、
私は、彼女が選手であったとき、素晴らしいジャンパーであったことを思い出した。
彼女が女子で始めて4Sを跳んだと聞いたときには、
3Aの浅田真央、4Sのその人で、凄い時代になっていくんじゃないかと期待した。

回転不足になった高難度ジャンプより、一回転減らした安全ジャンプで加点をもらうほうが有利という、
高難度ジャンパーに不利なルール改正が行われたとき、
その人は自分しか跳べない4Sを、勝つために捨てた。苦汁の決断だったと思う。
浅田選手は、3Aを貫き通す選択をした。

自分しか跳べない高難度のジャンプだからとこだわるか、勝つために点数のためにあきらめるか。
どちらも正しい。
演技はその人自身の表現、その人しか出来ない表現であるが、それでいて採点種目だから。
勝つために点数を計算するのは当然。
そして、美しさと同時に、より早く、より高くという難度も競うスポーツだから、高難度な技に挑むことも正しい。

その人は、もし自分が4Sにこだわり続けたら、今の浅田選手と同じ状況になっていたはず、
あの子は、選択をたがえた未来のもう一人の自分だったと思っているのか。

現状は、
日本で二番目に有名、総理大臣の名前を知らなくても彼女の名前を知らない人はいないほど有名
(ざっくりとスルツカヤさんたちのEX解説から)で、誰もに愛されているスケーターと、
全日本選手権に手を尽くして出てみたものの、圧倒的な差がついてしまい、
ママでもソチどころか、引退に追い込まれた(様な形になった)私。

あの子が認められて、今の私が高く評価されないのは、自分の選択が間違っていることを意味する。
違う、私はベストを尽くした、私は間違っていない。
選択を間違えたもう一人の私は、当然失敗の結果を得なくてはならない。
だって今の私こそが正しいんだもの。

以上は、私の根拠も無い勝手な妄想だが、
ワイドーショーなどで解説者ポジションに立った彼女は、
挑戦を続けたアスリートが努力の末に得た賞賛を、けなし、落とそうとしているようにいるように
私に映る。


元世界女王は、そういう風に思っているのかもしれない(勝手な推察)。
それは間違いだ。あなたは浅田真央にはなれなかった人だし、なれない人だ。

過去を肯定するために、躍起になって浅田選手を否定しているのかもしれない。
もしかしたら、子供っぽい浅田選手と違って、○○ちゃんは大人だねーなんてのせられて、
裏切られたこともあるのかもしれない、これはまったくの想像で根も葉もないことだけど。

でもそれは全部自分で選んだことで、これが現実だから。
問題発言・行動が多くても、それでも彼女のスケートは、
「超一流の」スケーターの憧れであった。
過去の栄光に、自分で泥をかぶせていくのは、彼女のスケートに魅せられたことがある者としては辛い。
(オフアイスの彼女を好きだと思ったことは無いけれど、オンアイスでは素晴らしい求心力と
 彼女しか出せない魅力がありました)


女子シングルスケートで日本人初で現在のところ唯一の金メダルの人は、解説者として、
マスコミと同じスタンスで、肩書きでそれを強調する。
『棚ぼた』金メダリストと言われたりもしていた人で、
浅田選手のジャンプと彼女のジャンプでは難度にずいぶん差があるから、
技術力も抜群、人気も抜群の金メダリストが誕生したら……。
しかも浅田選手はは失言が無い奇跡の人格者で、人を憎まない性格のため誰からも好かれている。
森元総理の誤解を招いた発言に対して、質問を受けたときの対応にもしびれた。
彼女からネガティブな発言を期待してぶつけられた、失礼な質問だと思うが、
“私は何とも思っていないけれど、森元総理はああいう発言をしてしまったことを少し後悔しているかもしれませんね”
というような答えでニコニコ笑ってかわしてしまった(※※)。

ソチで、浅田選手に注進!注進!と伝えられたのは
「あの子は大事な場面で必ず転ぶ」という、浅田選手への非難と誤解される部分だけ。
幸い、演技が終わってからだったようですが、かなりきわどいタイミングだったようです。
フリーの前にこんなの聞かされたら、しかも体が動かなかったSPの後、嫌な気持ちどころか、
持ち直した気力がどうなっていたか。
この発言に対して、にっこり、少し後悔されているかも、気にしてません、大丈夫ですよと
極上の笑顔で返してしまう、菩薩か天女かのような性格。
加えて、世界最高難度の技術を持つ浅田選手に、
金メダリストという自分の地位と、それにまつわる仕事は一気に奪われるという恐れもあって、
失敗してほしい、と願っていたのかもしれない。


私は手塚治虫が大友克彦に嫉妬した話はほほえましく聞けた。手塚治虫は現役で、勝負を挑んでいたもの。
今、浅田選手に酷い言葉を向けている人たちは、現役じゃない。
彼女たちは、浅田選手に勝つことも無いけれど、負けることも無い。
大きなことを言っても、試合で負けてしまったら、なーんだと言われるような危険が無い場所から、
ぎゃーぎゃー、作りは整っている顔をゆがめてわめく様は、美しくないし、
私の中にある彼女たちの美しい演技の記憶の輝きまでも、鈍らせてしまう。


※※浅田選手には、森元総理の発言の全部を知って欲しいと思います。
 全部通して読めば、批判は浅田選手を出せば銅メダルがとれるかもと、
団体戦に出場させたスケート連盟に向けられており、浅田選手がかわいそうだ、という主張。
団体戦で銅メダルと気負わされたために転んでしまって、
個人戦ではなんとしても転ぶまいと気持ちが強く出たのではないか。
それにより嫌なイメージが付いてしまい、個人戦でもこけてしまった。
団体戦がなければよい演技が出来たのでは、
浅田選手はスケート連盟の欲の犠牲になった、かわいそうだ
浅田選手をスケート連盟は団体戦に出すべきじゃなかった、いうように私には読めました。
また、ジャッジには回転不足とされた3Aも、
森元総理は「いい回転をした」(十分な回転)と認めてます。
(スロー再生で、私にも回りきってからほろっと転倒したように見えます)

私は、森元総理は好きじゃないですが、今回の発言の主のところ、
スケート連盟は浅田選手が個人戦に集中できる環境を作るべきだった、には賛同します。
この発言で、森元総理は、お孫さんに叱られた、イコール、真意と違うように報道されてしまった、が、
謝らないと言われたのだそう。これも報道だから、全部は分からないけれど。
もし森元総理が発言の内容を訂正したら、
スケート連盟が浅田選手を初めとする代表選手に、余計なものを背負わせて妨害という主意まで
間違っていると報道されかねない。切り貼り報道が得意なマスコミだからなあ。難しい。

とはいえ、マスコミによってネガティッブにゆがめられた彼の発言が、
浅田選手の元に届いてしまったことは事実なので、
ごめんね、の気持ちをこめて、これまで以上に強く、
選手の待遇改善のために働きかけていただきたいと強く願っています。
あれだけマスコミに追い掛け回されても、失言ゼロの浅田選手に、
特に、マスコミに敵視されている政治家の皆様は、学ぶところがあるのではないかな。


先日、いざござがあった母と弟、両方に言いながら、自分に言い聞かせていたのは、
自分がどういう意図で言ったかどうかではなく、
聞いた相手がどう思ったかがすべてになってしまう、ということ。

言ったとおりに伝わるとは限らない。

過去の、繰り返されたエピソードの結果、
弟は、母は必ず彼の計画に反対する、出来ない理由を、ダメな理由を挙げ連ねるのに、自分では動こうとしない、と
思い込んでいる(思い込みばかりじゃないと、双方からの話しを聞く私は思うが)から、
彼に意見するときは、肯定で始めないと、受け入れられない。
(彼は傷ついているように見える。だからこれ以上傷つけられると感じた時点で、激しくはねつける。
 混乱して、考えるまもなく浮かんだ言葉をぶつけるから、「すぐに怒る」「言葉が多い」と言われてしまう。
 大丈夫だよ、近づかないと受け入れないまでに追い詰めたのは? ……私にとって毒な人は、彼にとっても毒でした)


昨日放送があったフジの浅田選手の特番、あることは知っていたのに、予約を忘れてしまった。
あいからずのひどい内容だったよう。
テレビに出さされたら、必ず特定の一人のライバルを絡められ、
その外国人選手は凄い、彼女はまだまだだと日本ではゆがめて報道されるのに、
そういうビデオやエピソードに対して、浅田選手がコメントを求められると分かっていて、
競技とマスコミ対応に疲れた体で、世界選手権を控えた状態なのに、どうして今出演させるのか。

素晴らしい演技でまた評価を上げた浅田選手の人気を利用して、
また、そのライバルの外国人選手を持ち上げるために、
また沢山お金を貰って、日本スケ連が選手を売ったんだろうなあと、思いました。

素晴らしかった、あなたの演技に感動して泣いた、ありがとう、
世界選手権に向けて、この調子で頑張ってくださいの、番組でいいじゃないか。
少なくても私はそういうのが見たい。

ほんっとうに彼女は「ライバル」と「運」に恵まれていない。

反対にそのライバル選手は、
勝たせることに長けている「コーチ」に、
いじめても反撃してこない「ライバル」に、
ライバルを落としてくれるライバルの国のメディアに、
自国開催のオリンピックのために、その国最大の企業をスポンサーとして突っ込み、激しいロビー活動にと、
何としても彼女を勝たせるという国の方針があったという「運」に、恵まれています。
麻生さんの言葉どおりだと思いました。

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たまり(ょ)

Author:たまり(ょ)
『マイメロ』の柊恵一さん中心感想や、奈良大淀病院事件の傍聴記録を書いていました。

現在は、感想や日記を時々。
スポットライト(好きな人しか目に入らない視野狭窄)状態で、片寄ってます。

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・「某Oさん」や「花柄の君さま」などと表記させていただいている声優さんのファンなので御出演作♪
『おねがいマイメロディ』シリーズ(終了)
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