お決まりの日々?

モモの節句でございます。

月『PUCK』/『CRYSTAL TAKARAZUKA』

ああ、ハーミア!!
『PUCK』に出てくる若者に混じって、ハーミアに好きだと叫びたい。

『PUCK』と『CRYSTAL TAKARAZUKA』を観劇したのは先週のこと、
その日の夜から書き始めたのですが、諸事情で感想を記事にするのが遅くなってしまいました。
(今日までの間に、『パルムの僧院』と『オーシャンズ11(きりアナバージョン)』を観ました)

妖精として描かれる存在の俗っぽさがおかしみにつながっている中、
人間であるハーミアの心の純白さが際立っていて、
彼女だけがセカンドサイトを持つ、妖精を見ることが出来るという特別性に納得させられたのでした。

森に飛び出したハーミアが、PUCKの存在を感じ、触れ合おうと手を伸ばすのに、
互いの手の間に手が入る、すぐ近くに互いの体があるのに、存在を察知しているのに触れ合えない
もどかしさに胸がきゅんきゅんし、切なさと甘さに涙をさそわれます。

PUCKは、生まれたてからしばらくの間、子供のときのくせのあるかわいさに、私はすっとなじめませんでした。
しかし、大人になったハーミアとの森でのシーンと、
声を奪われてからも、変わらずハーミアのそばにいて、彼の出来ることで彼女を守ろうとする
男性としての強さを感じられるようになってからのPUCKは好きです。
“プック”としてハーミアとシーツをたたむ共同作業のシーンも好き。
彼が彼女を見守ることに喜びを感じていることが伝わってくる。
彼女のそばにいるだけで嬉しい。
そしてハーミアが“プック”がそばにいることを当たり前のことと受け入れているだけでなく、
彼を頼りにしているのがわかるから胸がきゅんきゅんする。
彼にならハーミアを任せてもいいと、ハーミア親衛隊の一員として思いました。

PUCKは歌の妖精、一番大切なものは「声」と説明があったけれど、
寝てしまった、今や大スターボビーの代わりに歌って、喝采を浴びる大きなシーンの前に、
歌で場をさらうような印象的なシーンはあった気がしなくて、(おちゃらけいたずらアドリブは印象に残っている)
大切なものは「声」? 歌を歌う? 龍さんの武器は歌だから?と客席で連想ゲーム。

仕組まれた結婚式から、惚れた女ハーミアを守る男PUCKの姿から、
彼が失いたくなかったものは、「声」じゃなくて、彼女との思い出じゃなかったのかと思った。
大切なものを失うという罰の期限は、あと少しで来るとわかっている。
その状況で自分の大事なものを打ち捨てても、
自分の未来をつぶしても、今、彼女を苦しみから救いたかった。
(「未来なんてくれてやる。今を俺にくれ」だったか、心つかまれた台詞を思い出しました)
その気持ちの男前度が素敵だったし、そのときの表情が男(役)で格好良かった。
長寿の妖精だから子供のままで、ハーミアたち人間だけが年をとっていくのかと思っていたけど、
ハーミアに恋をして、彼女を守りたい、守ろうとそばにいるうちに、人間サイドにおりてきていて、
年を重ねる彼女に合わせて、いたずら好きの子供の妖精から、彼女を守れる大人に精神年齢を上げたのか。
ラスト、記憶を失い自分が誰かもわからない状態で行き倒れていたPUCKに、
ハーミアが彼への感謝と、あなたはとても大切な存在と愛おしさをストレートに出し、
これまで彼が、彼女との約束を守って、そばにいて見守ってくれたように、
今度は彼女が彼を守る、これからもずっと一緒と気持ちを見せた彼女の大きさが、
ハーミア親衛隊の一員として誇らしかったし、
記憶は戻らないけれど、彼女のそばにいて触れて、懐かしさと暖かさがこみ上げてきたPUCKと
ハーミアが、自然発生した衝動でおでこをこつんするのに、
少女マンガの恥ずかしさがこみ上げ、懐かしさとともに転がりたい衝撃を受けました。

ダニーは、一昔前の少女マンガに出てくる、美形のおぼっちゃま悪役そのままで、
やっていることは悪いんだけれど、目の保養としての存在が素晴らしいからよし! 
ハーミアへの思いが全ての行動原理なむちゃくちゃさも、少女マンガっぽいです。
『パルムの僧院』の大公も、ジーナを我が物にしたい一心で、無茶を通しておられましたが、
権力と金の使い方はそれしかないのか。ダニーは若いのに、ずいぶんすさんじゃったのねえ。

コマが演じたカーベット(『ルパン』)、アシュレー(『風共』)ともにツボだったのですが、
『PUCK』のヘレンもとても良かったです。
面倒な子なんだけれど憎めない。

ひとりで空回りしていた彼女だったけれど、
ダニーとハーミアの結婚式をぶっ潰そうとして、ラリーとはった共同戦線という経験が、、
誰かと一つの思いの元、協力し合う最初の出来事になったのかな。
ダニーへの気持ちとハーミアへの対抗意識から解放された彼女はホワンと柔らかくなった。
幸せになれそうでよかった。
ヘレンはハーミアと同じぐらいの身長、むしろ低めに見え、
『Misty Station』、「agent express」銀橋シーンの、ちゃぴの膝折スキルを思い出し、
目を熱くなりました。

ラリーは、ザ・へたれに見えて、実は打たれ強いのがいいです。
夢は大きく、でも上手くいかず口を尖らせ、
つぎつぎと新たな夢を見つけて、自分をあきらめない。
嫌がっていたヘレンだったけれど、組んでみると意外と頼りになると発見があり、
彼が彼女を見る目が変わったと同時に、彼女の態度も変化して行く、その繰り返しだったのかな。
ヘレンをパートナーとして、一つの仕事を貫いてほしいです。

ザ・田舎モンのボビー。“労働者”は説得力があったけれど、
どのあたりが全英に受け、ヒットチャート一位にのったのかわかりませんが、
幼馴染の大切な友達のために、自分が出来ることはすべてやるまっすぐさが好きです。
行き倒れのPUCKの世話を焼いたり、やさしいいい子で私は好きです。

月組公演の残像シーンは、
花詩集100!!の月下美人たまきちに続いて、今公演でもたまきち。
赤のミニドレスのタイターニアをおんぶして去る、ロバちゃんボビー(たまきち)の
いたたまれなさったら!
演じているたまきちは真面目に全力投球しているのだけど、見ている側の
コレジャナイ感がたまらない。
たまちゃん(たまきち)は恥ずかしい格好をさせたくなるキャラなのか。
彼女の真面目さとど根性ぶりがいとおしい。
この場面の写真があれば、無理難題を吹っかけられ、へこたれそうになっても、
頑張る気力がわいてきそうです。

少年のときの悪がきぶりがたまらないクィンシー
私が見た回のアドリブは、お母さん象でした。
客をつりに来ているスターヴィングもかわいい。
ウッドペッカーズは中心よりも周りの方が洗練されているような……。

ここからショーの話。
ショーは、私のリピートNo.1、『Dance Romanesque』の一瞬=55分(?)が永遠に変わってしまっているので、
評価しにくい。
若手イケメンきらきらシーンの芯の方は、存在感ぱっちりで大きいのだけれど、
きらきら、というのとは違うよねえ、しかし私は好きだ。くまモンに近いところもあるように思う。
(『パルムの僧院』を見たあと、くまモンに会ってきました。 
 くまモンはどうしてあんなにイケメン(イケくま)なのだろう……)

ショーで、くるくるまわってキメという振りのところ、
トシは回りきって、フッとちょっと間を入れて、パッと決めるので鮮やか。
リフトも余裕と、目を奪われます。

主演の龍さんはとっても細いのだけれど、キラキラしているので大きく見える。
正面きった時のあの美貌は強みだわ。
美しさオーラが直撃するいい席でみたのですが、
通っていた(私比)のときの2.5番手のイメージとはぜんぜん違う。立派でした。

そしてちゃぴちゃん! 彼女のことがめっちゃ好きなのかもしれません。
見るとつい口元が緩み、視線で追いかけてしまう。まーちゃんを思い出すけなげさと芯の強さを感じます。
オリンピアのラスト、人間でいたいのに、人形に変化していってしまうところは、ぞくりとしました。


今回の反省。
観劇前にがっつり食べると、胃に血液が持っていかれて、
まぶたの重さと戦うことにエネルギーがとられて、集中が減ります。もったいない。

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たまり(ょ)

Author:たまり(ょ)
『マイメロ』の柊恵一さん中心感想や、奈良大淀病院事件の傍聴記録を書いていました。

現在は、感想や日記を時々。
スポットライト(好きな人しか目に入らない視野狭窄)状態で、片寄ってます。

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・「某Oさん」や「花柄の君さま」などと表記させていただいている声優さんのファンなので御出演作♪
『おねがいマイメロディ』シリーズ(終了)
・『電王』以降のスーパーヒーロータイム
宝塚歌劇感想
・他ドラマなど
・医療破壊に関しては涅槃の境地にいけたらイイナ♪
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