お決まりの日々?

モモの節句でございます。

『十二夜』@梅田芸術劇場

主演さん以外のキャストを知らずに行った公演で、
しかも、キャストを確かめても、その名前に覚えが無いような対象に、
キライ、という気持ちが起こるのは、それだけその劇で目立っていたから。
苦手なものであっても、印象に残らないような出番であれば、演技であれば、
三階席からの、視野狭窄な私の目には、まず入らない。


良かったことを先に書く。

ヴァイオラがオーシーノ公爵を、どういうきっかけで好きになったのかは
見逃してしまったのだけれど、
好きな男性のそばに居て、彼女のことを男の子だと思っている彼に触れられて
身を硬くしてしまったりする態度に、、
彼がご執心の伯爵令嬢に指輪を渡せと、自分の指輪を抜き取り、小姓の指にはめるのだけど、
好きな男性に指輪をはめられて嬉しいという気持ちと、
でも彼の心は彼女には無く、伯爵令嬢にあるのだというむごい現実に、寂しさの色で
主人を見つめる彼女の目に、まだあったらしい乙女心がぎゅっとつかまれ苦しかった。

ヴァイオラの双子の兄セバスチャンは、普通の男の子。
顔は同じでも、表情がヴァイオラが男装したシザーリオとはぜんぜん違って、
普通の、喧嘩っ早いところもある、男の子。
そっくりな双子、といえども性差があるから、身長も顔立ちも同じ、となると、
15歳~16歳ぐらい? (背が低めの男子でも17歳にもなると、女性が化けてそっくりというのはどうかと
 宇野昌磨選手をみて思う。羽生選手をみると20歳でもいけるかも?)
サーベルでの決闘シーンでも、歩き方でも、双子の性差が自然と分るのが凄い。
音月さんの少年役といえば、『ロミオとジュリエット』のロミオが私の印象にあるけれど、
ロミオも良かったと、嬉しく思い出す。
それに加えて、今回は、隠そうと頑張っているのにあふれてしまう恋心が、
香り立つような魅力になっているシザーリオも、
シザーリオの格好をしているのに、ヴァイオラの気持ちが見え隠れするのも見られ、
いい物を見せてもらったと大満足。
一幕で、シザーリオの歌を聞きたいと、オーシーノがとめたから、彼女のソロの歌が少し
聞けたけれど、もっともっともっともっと聞きたかった。

オーシーノ公爵とのサイズ比も、
BL少女マンガそのままのようで、素晴らしかった。
オーシーノ公爵が、シザーリオを小動物のようになでたり触ったりするのもツボ。

セバスチャンに惚れた、と明言し、姿が見えないと探し回り、ピンチだと思えば、
身の危険もかまわず飛び出す情熱的なアントーニオ。
こちらは、伯爵令嬢とセバスチャンが結婚式を挙げる結末に納得できたのか心配なほど、BL風味だった……。

オーシーノ公爵に尋ねられ、シザーリオは好きな人のタイプは顔は公爵似で年上といい、
それに答えて、オーシーノは女性は年下がいい、バラの花と同じように開花しているのを愛でるのがいい、
というようなことを言うのだが。
あなたが追いかけている伯爵令嬢は、かなり年上に見えるのですがっっ!
幕間にキャストを聞き、そのように見えたのに納得。きれいな女優さんだけど、
「娘」役じゃないよなあ。10代で通りそうなほど、むきたてたまご肌な音月さんが凄すぎるのか。
(愛華さんがオリヴィア役のときは、公爵役がけっこう年上だったような、いやはや年齢のことは言うまい)

一人二役で、兄妹が出てくるシーンはどうするのだろうと思ったら、
男役経験者のような方(キャストをチェックしたら真瀬さん?)とくるくる回って、
二人がそれぞれに兄になったり妹になったり、瞬時に役代わりをしていたのが見事。
とはいえ、主役はヴァイオラ。音月ヴァイオラがお兄ちゃんに守られて状況をはらはらと見守っているのが
大変可愛かった。


さて、良くない意味で気持ちに引っかかる役者がいて、
その違和感の落ち着かせたいと、幕間にチラシをもらいに立った。
明日までの公演だが、リピーター割引をしているし、チラシがあるかと思ったけれど、
無かった。

二幕ではその違和感はさらに大きく私にのしかかり、帰宅してからホームページを見た。
その方が在日外国人で、彼の母国は反日を国是としていることを知り、
「そうだったんだ」と安直に納得がいった気がしたが、そう思えてしまったことが、今大変に苦しい。

以下、違和感を覚えたキャストについて。


声が、特に歌声で、エコーが他のキャストよりもかかっているように聞こえた。
一人だけ異質。それはマイクを通さない状態で、他キャストより響く素晴らしい声なのか、
加工によるものなのかは分らない。

主演は、音月さん。主要な4人はポスターに顔写真が載せられている方々だと思うのに、
その人は、音月さんと組んで出てきたり。
私の勝手な印象では、音月さんを含む主要キャストで客を呼び、
影の主役が彼であったような、それほどにまで強い印象を受けた。
目立っていた。

役の係わり合いを考えると主要なキャストは、
三角関係の三人+恨みをかっての仕返しに策略にはめられる一人で4人で外れている。。
しかし話の進め役、狂言回し的、というような、宙に浮いた、客席と舞台をつなぐ存在のように目立っている。

上手な人だと思う。
歌もたっぷり。瞬時に変わる二役のようなことも、繰り返しやって、印象付けていた。

なのに、なにがひっかかったかというと。
この芝居では、「あほう」が連呼されるが、
関西育ちゆえか、私の感性が歪だからか、その「あほう」に
おそらく全登場人物の中でもっとも連呼するキャラクターであるのに、
その言い方に愛を感じられないキャストだったこと。
愛がない、というより、あざけりを含んだように、私には受け止められた。
嫌だな、と思った。それからはやたらと耳に付いた。

舞台では「あほう」が連呼されているけれど、それはけっしてあざけりのニュアンスを
もったものではないと、私は受け止めていた。
私たち人間はあほうで、それゆえ哀しい。
あほうだから、こんな現状に追い込まれている、
しかし、それゆえいとおしい大切な存在なのだと、人間愛をこめた「あほう」だと、
大体においては感じていた。
でも、彼のだけは、「あほう」と言う行動に、ひそかに喜びを感じているように聞こえた。

帰宅して、梅芸のHPを見て、名前の漢字は分ったけれど、私の知らない人である、読み方すら分らない。
だから文字列をそのままグーグル検索した。
Wikipediaを見て、なるほどと、国籍と違和感は結び付けられるものでないはずなのに、
妙な納得をしてしまった。
その後、広島原爆投下日をコンビ名にしたものたちの、
「ラ・・・ゴ・・・」(書くのも不快なので略す)原爆投下パフォーマンスを、
日本で活動している反日外国人アイドルグループが、いっせいに真似をしていたことも知った。

キャストを知って、舞台を見て、なら先入観かもしれないけれど、
オリヴィア役の役者さんすら、チェックしていない状態で見た芝居だったから、
どこか引っかかるところがあったのだと思う。
(顔は、どこかで見たようなつくりだ、としばらく考えていて、パトリック・チャン選手と
 目の見開き方が似ていると思い至った)

彼のことは、この日の三時間弱の芝居のことしか知らない。
何かのきっかけで、この日抱いた気持ちがひっくり返りやしないかと願って、これを書いた。

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Author:たまり(ょ)
『マイメロ』の柊恵一さん中心感想や、奈良大淀病院事件の傍聴記録を書いていました。

現在は、感想や日記を時々。
スポットライト(好きな人しか目に入らない視野狭窄)状態で、片寄ってます。

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『おねがいマイメロディ』シリーズ(終了)
・『電王』以降のスーパーヒーロータイム
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