お決まりの日々?

モモの節句でございます。

7月雪DC『ドン・ジュアン』

時期を逸した~、その3。
雪DC『ドン・ジュアン』

『ヴァンパイア』もビジュアルが素晴らしかったから、チケット代(+α)は十分もとが取れた、
と思ったけれど、同じ料金で、こんなすごいもの見せてもらっていいんですかっ!と、思った公演。

最初から、カーテンコールの幕が降りきるまで、フルスロットルで駆け抜けていかれた、
息をつくのも苦しいほど、濃厚な舞台でした。

もう一度、じゃなくて、二度でも三度でも見たいけれど、チケットがあるはずもなく。
一度でも見ることができて、本当に良かったです。


雪DC『ドン・ジュアン』

ドン・ジュアンがすばらしかった! モンさま爆発!
そして騎士団長の亡霊の冷たさ。恐ろしさ。存在するだけで、その場の気温が10度は下がる。
亡霊は、ドン・ジュアンにしか見えない。つまりドン・ジュアンが、亡霊に「生」を与えている。
この二人(?)の関係性が濃厚で、常に二人でダンスを踊っているようでした。
(わたしの中では、相手役はマリアじゃなくて、亡霊さん)
DC版では、母親が死ぬまでは神を信じていた善良な子供だったので、
DC版の亡霊は、彼の良心が、幻視の症状で現れていたのかもしれません。

エルヴィラの美しく、表現力にあふれた説得力のある歌声。
ドン・ジュアンの父に、切々と気持ちを訴えるシーンも、気持ちの高まりまで見事に表現されていました。

親友なのか、心では恋人なのかわからんドン・カルロの、さらっとしているようで
じつはかなり執着してますなという不思議さに、なぜか安心する。

アンダルシアの美女の腹筋が、アスリートの見事な腹筋じゃった。

演出が変わってしまって、残念。
病弱な母が、神様に助けてもらえなかったから、絶望し、
女性を信じられなくなり、快楽を得るための道具のように扱う、厭世的になる、というのは
あんな強烈な人が出来上がる理由としては、弱いように感じます。
この解釈でも亡霊さんも見たかった。色っぽいお母さんも見たかった。

女たちが放っておけない魔性の男だから、ひどく扱っておくほうが手間が省ける、
勝手に絶望して、勝手に彼の愛を得ようと争って、彼はかかわらなくていいと、
目的論的で考えるといいのかもしれないけど。

女性たちに追い掛け回されて(男にもか)、その気になれなかったけど、
押してダメなら引いてみろ、
彼に興味なさそうな風の、彫刻家マリアに惹かれてしまうドン・ジュアン。
押されるのはしんどかったのかもしれない。

すべてを捨てて、ドン・ジュアンを追いかけるエルヴィラの気持ちは見えたので、
理解できたように思えたけれど
マリアはよーわからん。
その時代、かなりの変人であることはわかる。
彼女の生きがいである仕事をやめなくていいといってくれた、ドン・ジュアンの方が、
結婚したら仕事をやめて欲しい、君が手を荒らすのは見たくないと、
それまでの生活を変えることを要求したラファエルより都合がよかったのか?
すっばらしい美男子のラファエルは、マリアのどこを好きになったんだろう? 
かわいい(?)かもしれないけど、かなり変わったヒトだよねえ。

ドン・ジュアンとマリア、二人が惹かれあったシーンは、
彫像の3女神のすばらしいダンスによる表現でそうなんだ!と確信できた。
(それがなかったら、もにょもにょ……)

うきちゃんの小芝居(後ろで、お酒、もっとちょうだい。えへ~気持ちよくなってきちゃった~
 脚ばたばた。決闘? しちゃえっ!)に目を取られ、まさか主演さんを横目で見てしまったのは、
楽しかったけど、不覚です。一回しか見られなかったのにー!

マリアの婚約者ラファエルを殺してマリアの愛を失うのなら、
現在のマリアの彼への愛を、瞬間冷凍できるほうがいい、と思って、
恋敵ラファエルの剣を、自分の身体に深く突き刺した、ように見えました。
死んだものには勝てないし、
マリアは結果的にであれ、ドン・ジュアンを殺したラファエルを受け入れることはできないだろうし、
さすが、場数をふみまくってきたドン・ジュアンさんだな、聡いぜなど余計な事を考えると、
せっかくの感動ががが。

愛に呪われた男、のサブタイトルだったけど、
愛を求め、永遠に愛される男、であるわけで、呪いよりは祝福が近い。
HAPPY ENDでよかったです。

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Author:たまり(ょ)
『マイメロ』の柊恵一さん中心感想や、奈良大淀病院事件の傍聴記録を書いていました。

現在は、感想や日記を時々。
スポットライト(好きな人しか目に入らない視野狭窄)状態で、片寄ってます。

何となくの傾向インデックス
・「某Oさん」や「花柄の君さま」などと表記させていただいている声優さんのファンなので御出演作♪
『おねがいマイメロディ』シリーズ(終了)
・『電王』以降のスーパーヒーロータイム
宝塚歌劇感想
・他ドラマなど
・医療破壊に関しては涅槃の境地にいけたらイイナ♪
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